第2話  はじめまして

チャイムがなると、昼休みになった。

最初に話しかけてきたのは鈴燐陽だった。

「よ、一ノ瀬 隣の席の鈴燐だ。よろしくな」

鈴燐は、金髪で顔には絆創膏腕には包帯が巻いてあった。

(こいつ中二病か?)そう思った。

鈴燐の顔や腕を見ていると鈴燐が察したのか顔や腕のことを話してきた。

「この傷は、転んで怪我した傷だよ。」

(転んでできる傷ではない…)

「そうなんだ」

「興味なさそうだなw」

「そんなことないよ」

「ふーん」

鈴燐は、嬉しそうに微笑む

「今日から、友達な一ノ瀬」

「え…」

「俺お前みたいな賢そうな友達欲しかったんだよ」

「あと、俺たちなんか似てるところがありそうなんだよな〜」

「そんなことないよ」

「えー、ありそうなんだけどな」

(僕と似てる人なんていないよ)

僕は、そんなことを思いながら鈴燐と話す。

「うるさい鈴燐」

話しかけてきたのは僕の横の席の西野彩だった。

「なんだよ彩うるさくないだろ」

「うるさい静かにしてよ」

「こっちは勉強中なんだから」

「勉強ってお前真面目だな~」

「…」

「静かにしてよ」

「わかったよ」

鈴燐は、僕の方を向き話しかけてきた。

「ごめんな~一ノ瀬」

「彩は、幼馴染みなんだけどな昔からあんなに怒るやつじゃないんだよ」

「急に変わっちまったんだ」

鈴燐は、聞いてもいないことを僕に話してきた。

話の内容はこうだ。

鈴燐と西野は幼馴染みで昔はとても仲が良かったらしい。

でも、中学生から突然変わってしまった。

人が変わったように。

こんな話を聞いて僕は、どう反応していいか分からなかった。


チャイムが鳴る

昼休みが終わった。










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僕達の秘密 @Cork0420

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