第2話 兎に角、筋トレ! あと修行!
取り敢えず天に向かって吠えた竜彦は川で血を洗い落としていた
「あ〜くそ……服まで真っ赤っかじゃねーか。それにしてもオール1ってなんだよ。俺でも学生の頃は成績オール3だったぞ」
ブツブツ文句を言いながら顔を洗い服を洗うも、服は血が落ちなかった
因みに成績は10段階のオール3であった
「代えの服はあるけど鎧が軒並み着れねーな。力と守りが1のせいだな。せいぜいインナーと旅人の服ぐらいじゃねーか、着れるの」
黒のインナーを着てその上から旅人の服を着る。服を着たら次に、装備が出来る武器を確認していった
「くっそ……前はバスターソードを両手に持ってブンブン振り回せていたのに、この体と力じゃショートソードが限界とは、情けねー」
四つん這いになり落ち込む竜彦。だが、直ぐに起き上がり
「今はもうすぐ夜になるし森の中みたいだからな。取り敢えず木の上で寝るか。魔物が来たら分かる探知器があったからそれを、木の周りに設置して寝るか」
探知器を設置して就寝する竜彦であった。幸いその夜は魔物は現れなかった
次の日
「……腕立……するだけ……でも、きちぃー まだ50回しかしてねーのに……弱すぎる……この体……」
朝食を食べて (マジックボックスに入ってた保存食 )力をつけるのに、今のままで魔物に挑んでも殺されると考えた竜彦
まず筋トレなどの基礎練習をすることを考えた
最初の腕立てで早くも躓いてしまったが
「最低……200は熟したかったが、無理だな。あともう50やって腹筋をしよう。そしてスクワットにランニングをする。んで、終わらして素振りと……できるのか?」
不安になるが、頭を振って
「やるしかねーな……はぁ」
腕立ての続きを始めたのだった。
昼になり
「やっと……筋トレが……ランニングが……終わった……」
地面に仰向けに寝転がり全身で息をしながらステータスパネルを見て
「1つも……上がってねぇ。まぁ……当然と言えば……当然だが。弱すぎる」
分かっていてもガックリしてしまう。ゆっくりと体を起こして昼食の準備を始める
朝から川に仕掛けていた籠に入った川魚を焼いて無理やり食べた
「なんとか食べたし、一応ある程度回復したから剣の素振りから始めるか。
その後は、構えの練習に本を読んで知力を上げて……はぁ……ってやるしかねぇな!
今のままじゃ、ゴブリンにコボルトすら相手に出来ない。逆に殺られちまう
この世界のスライムは中級クラス以上の強さがあるし
兎に角、筋トレと剣の修行をして力がついたら魔物倒してレベル上げを……また、しないと不味いんだよな、めんどくさ〜
でも、あのクソ野郎が俺を転生させやがったから、ヘタしたら殺されるからな……うっし!」
頬を叩いて気合を入れ直すとショートソードを構えて素振りを始めるのだった
後、何話か人は竜彦君だけのターンが続きます
でも、魔物は出てくる予定です。
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