意味を求めず、感じるままに

白鷺(楓賢)

本編

子供の頃、よくこう言われた。「目的がわからない!何がしたいの?」授業中に突然、ノートをちぎって武器を作り出したり、ひとりの世界に入っては先生に怒られ、クラスメイトにはバカにされ、いじめられることもあった。自分でも、なぜそんな衝動に駆られるのか、よくわからなかった。


気付けば、授業中に関係なく、別のことを考えていることが多かった。「人の話を聞かない」とも、よく言われた。そんな自分が苦しかったし、理解されない孤独感に苛まれた。


しかし、今振り返ってみると、そんな自分だけの世界があることは、執筆や創作活動には役立っている。その時々に感じるままに行動することが、自分にとっての自然な生き方であり、その特性を活かすことで表現の幅が広がることに気付いた。


意味を求めてはいけない。感じるままに行動し、この特性を活かす方法を、これからも模索していこうと思う。自分の内なる世界が、他の誰とも違う唯一無二の世界であることを誇りに思い、その世界を通して感じたことを、これからも大切にしていきたい。


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意味を求めず、感じるままに 白鷺(楓賢) @bosanezaki92

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