第3話 ただいまみうちゃん
梓君とのあれこれですっかりたな上げになっていたけど、おばあちゃんとの約束はわたしの胸に引っかかり続けていた。
一人っきりの家で、お仏壇のおばあちゃんの遺影を見つめていたら、やっぱりその思いは強くなってきた。
「おばあちゃん、わたし、バッグを作りたい」
遺影の中のおばあちゃんは、お気に入りの花柄のワンピースを着ている。もちろんその服も、おばあちゃんが自分で縫ったものだ。
おばあちゃんがミシンとおしゃべりするみたいにして、服を縫っていくのをいつも横で眺めていた。
自分でお気に入りの生地を見つけて、本を見ながらどんな形の服にするのか決めて、型紙を作って生地を切って。
そしてミシンで少しずつ縫っていく。
お店で買えば一瞬で服は手に入るけど、自分で縫うとなると手間も時間もかかる。
だけど服が完成した時のおばあちゃんの晴れやかな顔を思い出すと、自分で作ることでしか得られないものがあるんだろうなってわかった。
その晴れやかさを、わたしも感じてみたい。
「わたし一人でも、できるかな?」
写真の中のおばあちゃんは何も答えてくれないけど、応援してくれているような気がした。
まずはバッグの作り方を勉強しよう。
そう思って休みに町の図書館に行くと、トートバッグの作り方の本を借りて来た。
でもこの手の本を読むのは初めてのことで、まず言葉の意味がわからない。『まち』って何?
縫う工程を見ていっても、頭の中でイメージできなくて、どの布がどの部分かわからなくてパニックになっちゃう。
やっぱり、教えてくれる人がいないと、難しいのかな。
「おばあちゃんが、いてくれたらな」
つい、口をついて出てしまう。
おばあちゃんの作ってくれるプリンおいしかったな。
ルクルーゼの鍋で、じっくり熱を通して作るから、舌ざわりなめらかなつるんとしたプリンなんだ。
思い出したらプリン食べたくなっちゃった。学校から帰ってからおやつ食べてなかったし、コンビニのでいいから、買ってこようかな。
家を出て、コンビニまでゆっくり歩いていた時だった。家の近くの公園を通り抜けようとしたところで、向こうから誰かが走ってくるのに気がついた。
紺色のジャージに、上はTシャツという格好。制服姿じゃないからすぐに気づけなかったけど、近くまで来てわかった。
梓君だった。
急いでるところ話しかけたら悪いかな、と見ていたら、梓君はわたしのほうへと真っ直ぐに走ってきて、急ブレーキをかけるみたいに正面で止まる。
「ど、どうしたの? そんなに慌てて」
ハアハアと息を切らして、梓君は真っ直ぐにわたしを見つめた。
「みうちゃん」
みうちゃん?
あれ? ひょっとして、また違う人格が出ちゃってるのかな。
何を言ったらいいのかわからずに瞬きをくりかえしていると、突然梓君の顔が近づいて来た。
「ええぇえええっ!?」
気がつくと梓君の顔が真横にあって、わたしの体は彼の腕の中にしっかり抱きしめられていたんだ。
走ってきたせいか、梓君は肩で息をしていて、心臓がドクドクいっているのが服ごしに伝わって来る。
そのドクドクがわたしにもうつったみたいに、わたしの胸もドキドキいって止まらなくなる。
「会いたかった、みうちゃん」
低い声で耳元でささやかれて、顔が熱くなるのがわかる。このままじゃ、頭の中まで沸騰しちゃいそう。
「私も、同じこと思ってたよ」
私? 今、梓君、私って言った?
それに、同じこと思ってたって、それどういう意味?
「梓―!!」
梓君に抱きつかれたまま固まっていると、公園に絶叫とも言えるような声が響いた。
梓君の肩ごしにどうにか頭を動かして周りを確認すると、制服姿の真弓ちゃんが猛ダッシュしてくるのが見えた。
「何してんのあんた、私の大事な友達に」
叫びながら走って来る真弓ちゃんが、勢いを落とさないままジャンプする。
「あ、ぶな……」
真弓ちゃんのスカートがひらりとめくれて、陸上部で鍛えられた健康的な右足があらわになる。
「とりゃあああ!」
雄たけびと共に真弓ちゃんの右足が、梓君の背中にきれいにヒットした。
「ぐあっ」
変身ヒーローにあっけなくやられる敵役みたいな声を上げて、梓君の体が倒れていく。
梓君に抱きつかれたままのわたしも、彼の体を支えきれなくて一緒に後ろに倒れていく。
ザザザザッと砂煙が上がって、気がついた時には視線の先に青空があった。鳥が一羽横切っていって、ああ、きょうも平和だなあって一瞬現実逃避して。
即座に我に返って、自分が置かれた状況を確認してみる。
背中の下は固くない。どうやら、ちょうど砂場の前に立っていて、砂の上に倒れこんだみたい。
体もどこも痛くない。ただ問題なのが……。
(う、動けない)
わたしの体の上には梓君が乗っかっていて、その重みでわたしはどうすることもできない。
「っててて、着地失敗」
目だけを動かすと、立ち上がってスカートの砂をはらう真弓ちゃんが見えた。わたしの位置からだとスカートの中が見えちゃう。さっきのキックの時も、盛大に見えていたけど。
「梓、ほら起きてよ。いつまでみうちゃんに乗っかってる気?」
わたしの上にいる梓君が、うめき声をあげる。
「いったたたた。何だい、乱暴な子だねえ。キックなんて生まれて初めてされたよ」
「梓?」
真弓ちゃんの顔から怒りが消えている。怒りの代わりに見えたのは、心配の表情だった。
梓君がゆっくりと立ち上がる。体の上の重みからやっと解放されて、わたしは深く息を吸うことができた。
「ごめんねえ、みうちゃん。突然だったものだから。ケガしてないかい?」
梓君がわたしに向かって手を差し出してくれる。その手を握りながら、わたしもゆっくりと起き上がった。
このしゃべり方、知ってる。
のんびり、ふんわりで。優しくて。
そう、みうちゃんっていう、この言い方。
こんな風にわたしを呼ぶのは、あの人しかいない。
「ねえ梓、また人格変わっちゃったの?」
心配そうな顔で真弓ちゃんが梓君にたずねるけど、梓君はキョトンとしているだけだ。
「どちらさまでしたか」
「どちらさまって……」
服や髪についた砂をゆっくりとはらいながら、わたしは気持ちを整理した。整理して落ち着いて、それでも自分の直感が正しいのか、自分に問いかけた。
正しい。きっと、間違いない。
ゆっくりと梓君に歩み寄る。その目が優しくわたしを見返した。
その眼差しには、やっぱり覚えがある。
「おばあちゃん?」
梓君の顔に笑みが広がっていく。雨上がりの太陽みたいな、まぶしくて温かい笑顔。
「おばあちゃんなの?」
「みうちゃん、何言ってるの。おばあちゃん亡くなったって……」
真弓ちゃんの言葉をさえぎるように、梓君がうなずいた。
「そうだよ。みうちゃん」
姿も声も梓君のままなのに、しゃべりかたがおばあちゃんそのものだった。
「ただいま、みうちゃん。おばあちゃん帰って来たよ」
真弓ちゃんが髪をかきむしりながら、「うそー!!」と叫んだ。
公園では人目につくということで、ひとまずわたしの家に移動することにした。
ぬぎっぱなしだった制服をあわててクローゼットにしまって、真弓ちゃんと梓君(多分おばあちゃん)をわたしの部屋へと通す。
ジュースでも持ってこようかなと思ったけど、真弓ちゃんは早く話がしたいようだった。
「もう、びっくりしたよ。部活終わって帰り道であそこ通りかかったら、梓とみうちゃんがラブシーンくりひろげてるんだから」
「くりひろげてないからね」
「私頭に血が上ると、即行動に移っちゃう人間で。いきなりキックはやり過ぎだったね、ごめんなさい」
深々と頭を下げる真弓ちゃんに、おばあちゃんが「まあまあ」と手をひらひらさせる。
あ、この手のひらひら、おばあちゃんがよくやってた仕草だ。梓君の姿でやると、虫でも追い払ってるみたいに見える。
「みうちゃんのことを心配してくれたんでしょう。そうねえ、見た目は男の子だものねえ。私も鏡見てびっくりしちゃって」
「あのう……」
真弓ちゃんがおそるおそるというように、梓君に向き直る。
「みうちゃんのおばあちゃんということで、間違いないでしょうか」
「ええ、そうです。この子の祖母ですよ。みうちゃんのお友達でよろしいんでしょうか」
「はい。同じクラスで仲良くさせてもらってます。木村真弓です」
「それはそれは。孫がいつもお世話になっております」
ピンと背筋を伸ばして正座したまま、おばあちゃんがおじぎをする。仕草もしゃべりかたもおばあちゃんなのに、見た目は梓君だから違和感しかない。
「あ、梓の姿勢がいい……」
いつもの梓君のことをよく知っている真弓ちゃんにとっても、不思議な光景なんだろうな。
「それで、何が起きているんでしょう?」
真弓ちゃんの問いかけに、おばあちゃんは手を出してストップという仕草をした。
「その前に、ちょっと聞いてもいいかい?」
「はあ、何でしょう」
「この男の子は、どこの誰なんだい?」
わたしと真弓ちゃんは、思わず顔を見合わせる。
「この男の子というのは、今しゃべっているあなたのことでしょうか?」
「そうそう、この体の名前を教えてちょうだい」
真弓ちゃんは不可解そうな顔をしながらも、おばあちゃんの言う通りに教えてあげた。
「木村梓といいます。私の双子の弟です」
「へえ、双子。梓と真弓か。ああ、あれだね、梓弓ま弓つき弓年を経てわがせしがごとうるはしみせよ、だ」
「覚えてるんですか?」
真弓ちゃんが驚いたようにまたたきする。
「何、今の。呪文?」
「話すと長くなるからまた今度ね」
「いつか、古典で習うと思うよ」
二人にさらっと流されてしまったけど、確かに今は脇道にそれてる場合じゃないんだろう。話が長引いたら、お母さんが帰って来ちゃうし。
「それで、どうして見た目は梓なのに、おばあちゃんなんでしょう?」
真弓ちゃんの問いに、わたしもうんうんとうなずく。
そもそもおばあちゃん、亡くなったんだよね?
ちゃんとお葬式も上げたし、火葬場でお骨になるのも見届けたから、それは間違いないはず。
どうして、こんな風に話ができているんだろう。
「ひょういたいしつって、いうのかね」
「ヒョウ、痛い、室?」
真弓ちゃんのつぶやいた言葉を、思わず脳内変換してしまう。ヒョウ痛い室。
「それは、ヒョウがいじめられる部屋でしょうか?」
真面目に質問している真弓ちゃんに「ちがうちがう」とあわてて教えてあげる。
「憑依体質。体質はわかるよね? 憑依っていうのは、……霊がとりつくことを言うんだっけ?」
おそるおそるおばあちゃんのほうを向く。そうか。だとしたら……。
「おばあちゃん、……幽霊になっちゃったの?」
幽霊という言葉を口にするのも、何だか怖かった。怖い話は苦手なんだ。
「そうなのよ。うまく成仏できなくてね」
生きてる時と変わらずに、カラカラとおばあちゃんは笑う。
何だか、わたしがイメージする幽霊とは、全然印象が違う。
幽霊っていったら、怖い見た目をしていて、恨み言を言って来るようなイメージだったんだけど、おばあちゃんの見た目は梓君だし、話し方は生きてる時と何も変わりない。
「おばあちゃんが幽霊だとして、梓はどう関係してくるのでしょう」
「だから、憑依体質なんだよ。この子――梓君は元々霊に乗り移られやすい体質なんじゃないのかね。今までもこういうことはなかったのかい? 突然ちがう人みたいにふるまうこととか」
真弓ちゃんがポンッとこぶしで手のひらを打つ。
「あった、思い当たることありすぎです! ニャーニャー鳴いて木に登って降りられなくなったり、ママーって泣きわめいたり。いつもちょっと時間を置けば元に戻るから、ちがう人格が出てるんだと思ってました」
「ネコの霊と子供の霊に憑かれたのかねえ」
「え、でもそれってほっといていいんですか? 悪い霊にとり憑かれて、よくない状況になるとかないですか?」
「大丈夫だと思うけどねえ」
ほわっと、おばあちゃんは笑う。
「強い霊や悪い霊は、そもそもこの子に近寄れないよ。後ろの守りが強いからねえ」
「後ろの守りって、守護霊みたいな?」
わたしが言うと、うんうんとおばあちゃんはうなずく。
「そう、強力なのがにらみをきかせてるよ。でも力の弱い霊や優しいものは寄って行ける。梓君が優しい子だから、むしろ弱い者を引き寄せている感じだね」
真弓ちゃんがちょっと照れくさそうに笑う。
「そう、梓は優しい子です。小動物や子供やお年寄りが困っていたら、ほっとけないタイプです」
そうなんだ。ちょっと意外。この間会った時の印象は、クールでめんどうごとには首をつっこまないって感じだったから。やっぱり見た目じゃ人ってわからないものなんだな。
「成仏しそこねて、みうちゃんの周りをフラフラしてたんだけどね、温かい光を見つけてそこへ近づいていったら、この梓君の体に入ることができたんだよ。体を使えるのがうれしくて、思わずみうちゃんに話しかけちゃってね」
「それがあの、手芸の井上でのことなんだね」
あの時の梓君の中身がおばあちゃんなら納得だ。かわいいって言ってくれたのも、わたしの名前を知っていたのも。
「それで今日、みうちゃんが仏前で話しかけてくれただろう。あの言葉がうれしくて、急いで梓君を探して、それからみうちゃんに会いに走っていったんだよ」
それでいきなり抱きしめられて、真弓ちゃんに見つかって、今にいたるというわけだ。
「あのう。おばあちゃんや他の霊がとり憑いている間、梓はどうなってるんでしょう?」
真弓ちゃんが心配そうな顔で問いかける。
「今は梓君の意識は眠ってるみたいだね。気がついた時も、この間の記憶はないんじゃないかい?」
「そうなんです。いつも人格変わったら、その時の記憶はなくて」
真弓ちゃんはふうっとため息をついて、「よかった」とつぶやいた。
「梓が多重人格だったら大変だなって心配してたんです。お父さんもお母さんも梓の行動のこと思春期だからで流しちゃって、病院でみてもらうほどじゃないって言われてたから。原因がわかっただけでもよかったです」
真弓ちゃんが、梓君のことを本当に心配してたんだなってわかる。双子でもやっぱり真弓ちゃんのほうがお姉ちゃんっていう感じだ。一人っ子のわたしには、こういうのうらやましくなる。
「――それで、おばあちゃん。どうして成仏できなかったの?」
小説や漫画だと、霊が成仏できないのは未練があるからだってことが多い。
「未練……っていうの? おばあちゃんにも、そういうのがあるの?」
「そりゃあ未練はあるさ。みうちゃんの花嫁衣裳姿を見るまでは頑張るんだって思ってたからね。でも一番の未練はあれだね」
「何?」
わたしと真弓ちゃんとで、おばあちゃんに向かって身を乗り出す。おばあちゃんもわたし達に顔を寄せた。梓君の切れ長の目のまつ毛の先まで見えてしまって、わたしは思わず後ずさる。
「みうちゃんとの約束だよ」
「約束? 約束って、あの?」
「そう、みうちゃんが中学生になったら、一緒にバッグを作ろうって約束しただろう。あれを果たせなかったのが、どうやら心残りだったみたいでねえ」
わたしの胸にもずっと残っていた、あの約束。おばあちゃんが亡くなって、もう果たされることはないと思っていた約束。
おばあちゃんにとってもあの約束が、心残りになっていたんだ。
「みうちゃん、言ってくれただろう。バッグが作りたいって。私も同じ気持ちだよ。ミシンの使い方教えてあげるから、一緒にバッグを作ろう」
おばあちゃんの両手がわたしの手を包みこむ。だけどそれは梓君のちょっと骨ばった手で、男の子の手に触れるなんて幼稚園の時以来だから、心臓がバクバクいってしまう。
「バッグ、作りたいって思ってたけど……でも、おばあちゃん、どうやって教えてくれるの?」
幽霊の状態のおばあちゃんはわたしには見えないし、声も聞こえない。
「え、そりゃあ」
おばあちゃんは梓君の体を見下ろして、それから真弓ちゃんの顔を見て、「だめかねえ?」と言いながらわたしを見た。
もしかして、おばあちゃん。
「まさか、これからも梓の体を使う気ですか?」
私が言おうとしたことを、先に言ったのは真弓ちゃんだった。
「だめかねえ?」
おばあちゃんがもう一度繰り返す。
心残りを解消しなければ、おばあちゃんはきっと成仏できない。
おばあちゃんと一緒にバッグを作ることで、おばあちゃんが成仏できるのなら――。
わたしは真弓ちゃんに向かって、頭を下げた。
「お願い、真弓ちゃん。おばあちゃんの心残りを果たしてあげたいの。少しずつでいいから、こうやって梓君の体借りるわけにはいかないかな?」
「そんなー、みうちゃんまで」
真弓ちゃんが泣きそうな顔で腕を組む。
やっぱりダメかな。梓君にしてみたらおばあちゃんなんて全然知らない人なんだから、協力してもらえなくて当たり前なんだけど。
「もうー、話聞いちゃったら、あっさりだめなんて言えないじゃん」
叫ぶように真弓ちゃんが言って、わたしとおばあちゃんは顔を見合わせた。
「梓君借りてもいいの?」
「もう、しょうがないじゃん。亡くなった人の望みを叶えるためとか言われたら」
おばあちゃんが中学生みたいな歓声を上げて、私に飛びついてくる。だから、梓君の体で過剰なスキンシップは困るんだって。
「でも、こんな状況梓に説明なんてできないよ」
また泣きそうな顔で考えこんでいた真弓ちゃんは、「よし」と顔を上げた。
「梓には内緒にしておこう」
「できるの? そんなこと」
「梓は部活にも入ってないし、一人で真っ直ぐ帰ることが多いから、放課後一時間くらいなら大丈夫じゃないかな。記憶がなくても、また例の症状だと思うだろうし」
梓君に申し訳ないなと思いながらも、それでもまたおばあちゃんと一緒に過ごせるんだっていううれしさのほうが勝ってしまった。
「またよろしくね、みうちゃん」
「こちらこそよろしく、おばあちゃん」
笑い合うわたし達の横で真弓ちゃんが、「先が思いやられる」とつぶやきながら頭を抱えていた。
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