第2話 「幸せって何?」
ある日の放課後のことだった。アスランが廊下を歩いていると、どこからか優しい音色が聞こえてきた。誘われるように音の方へ歩いてゆくと、普段は使われていない教室の前に辿り着いた。アスランは気づかれないように燻んだガラス窓の中を覗いた。そこには埃の溜まった教室でひとり、ピアノを弾くジーベルの姿があった。
白く細い指でゆっくりと、大切なものに触れるように柔らかく鍵盤を弾いた。弾いていたのは知らない曲だった。しかしその曲はアスランの心にそっと触れてきて、どこかで出会ったことがあるような懐かしさを感じさせた。夕日色に染まる教室で、カーテンが風に揺れたその瞬間、あまりの美しさにアスランは息を呑んだ。ジーベルが翼を広げたようだった。
少しすると、アスランと同じように音色に誘われ人が集まり、足を止め、ピアノを弾く彼女に釘付けになった。
演奏が終わりジーベルが「ふぅ」と肩を落とすと、ビュゼは教室の扉を開けて、ジーベルの元へ駆け寄った。
『ジーベル!あなたは天才よ!私こんな美しい歌を聞いたの初めて!感動しちゃった!』
「え、そんな‥‥でもありがとう、そう言ってもらえて嬉しいわ」
ジーベルは揺れる花を思わせる微笑みを浮かべた。
『えっ‥‥』
その微笑みに、ビュゼは顔を赤らめ困惑した。
「どうしたの、ビュゼ」
『‥‥いや、な、なんでもない!とにかく感動したわ!また聞かせてね!』
そして風のように走り去ってしまった。
静寂に包まれた教室に誰かの手を叩く音が響き、みなつられて、次々と手を叩いた。ジーベルは肩をすくめ、恥ずかしそうにはにかんだ。そしてゆっくりとアスランの方へ近づいた。
「アスラン?‥‥どうして泣いてるの?」
「えっ‥‥」
頬を撫でると指先が濡れていて、アスランは自分が泣いていることに気づいた。理由は分からなかった。
「‥‥なんで、だろう」
彼女の周りは一日、また一日と時間が経つにつれて賑やかになっていった。その人気っぷりは、朝の「おはよう」を言うタイミングを逃せば、その日はもう彼女に話しかけられないほどであった。
ジーベルは心優しい少女だった。
『ジーベル、また来週ねー!』
「うん!またね!」
『ねぇジーベル、相談したいことがあってね』
「もちろん!私でいいの?」
『ジーベルがいいの。恋の相談なんだけど‥‥』
「きゃー!ベリル好きな人がいるの?!」
『もう!!ジーベルったら声が大きいわよ!また今度話すね!じゃあね!』
当たり前みたいに、みな、彼女の陽だまりに似た温かさに惹かれていった。しかし、中には甘い花の香りに誘われた虫のような奴もいて、中等部の男子生徒が時々、初等部を覗きに来ていた。
『ジ、ジーベル、今日一緒に帰らないか』
コスカンは咳払いをしながらジーベルに近づいた。コスカンも彼女の虜になったひとりだ。
しかし、コスカンがジーベルを好きになったのには、あの出来事が関係しているのではないかとアスランは考えていた。
それはいつものことだった。
花瓶の水を入れ替えて歩いてくるセミルに、コスカンはわざと足を伸ばした。セミルは転び、教室にはガラスの破片と水が広がった。立ちあがり注意しようとしたアスランを誰かがすっと横切った。ジーベルだった。彼女は濡れる床に膝をつくと、手を差し出した。
「セミル大丈夫?怪我はない?」
『あ、あぁ大丈夫だよ。それよりジーベル、僕に構わない方がいい。コスカンに目をつけられたら大変だよ。‥‥僕の父さんは、この国では悪い人なんだ。だから、この仕打ちも仕方がないのさ。さ、手を引っ込めて』
「何を言ってるの。立ってみて。膝、怪我してない?」
ジーベルはセミルの言葉を聞かず、肩を持ち立ち上がらせた。
『おい、転校生の女。セミルは自分で転んだんだ、助けなどいらないさ。こいつの父親も何度蹴散らしてもわいてくるゴキブリみたいにしぶといんだからな』
コスカンが言葉を言い終えたと同時に、教室にパァンと頬を打つ音が響いた。あまりに一瞬の出来事に、コスカンは何が起こったのか分からないといった表情だった。教室にいた全員が目を見開き、同じ顔をして音の方に注目した。
「この国にどんな大層な決まりがあるのか、あなたのお父さんがどれだけ偉いのかなんて知らないけれど、それはセミルには関係のないことよ。あとね、私は転校生の女じゃない。ジーベル・シャルルっていうの」
それだけ言うとコスカンに背を向け、床に散らばったガラスの破片を拾い集めた。コスカンは赤くなった頬を抑え、ジーベルの後ろ姿を見つめていた。
次の日から、セミルに対する執拗な虐めはなくなった。そして、その代わりとしてコスカンは、ジーベルのことをぼぉーっと見つめるようになった。分かりやすく恋に落ちたように。初めて自分と向き合い、叱ってくれる人が現れたのだ。コスカンにとってはまさに雷に打たれたような衝撃的な出来事だったのだろうとアスランは思った。ジーベルが重いものを運んでいたら手伝おうとしたり、帰りに誘ったりと分かりやすい行動をとるようになった。
「コスカン、誘ってくれてありがとう。今日おばあちゃんの誕生日で、お母さんとラズベリーパイを作る約束をしているの。だから早く帰らなくちゃいけなくて、ごめんね」
『い、いや、いいさ。じゃあ、よければ来週は一緒に帰ろう』
コスカンは一回り小さくなった背中で教室を出て行った。
翌日は土曜日。
アスランは6時に目覚め、水で乱暴に顔を洗うと、服を着替えて薪を割るため外へ出た。白縹の空を眺め、まだ少し霧がかった朝に似合う空気を吸い込むと、体に冷たさが染み込んでいった。
裏小屋から斧を取り出し、ゼロに戻ったような軽い腕を上げ、思いっきり振り下ろす。薪のはぜる音が空気を切り裂き、聴覚が研ぎ澄まされていく。しばらくすると、ジェンギスが起きてきた。
『アスラン、おはよう。今日も気持ちの良い朝じゃな』
それだけ言って家の中に戻るのがジェンギスの習慣だった。朝、目が覚めれば、まずは絶対に挨拶するという彼なりの決まり事を持っていた。前日にどれだけ喧嘩をしていてもである。しかし、そんな決まり事も年に数回忘れられている時があるのがジェンギスらしいと、アスランは思うのだった。
全ての薪を割り裏小屋へ運び終えたその時だった。ガシャーンと何かが倒れ、割れる音が聞こえた。アスランが急いで家に入ると、電球を持ったジェンギスが床に倒れていた。
「おじぃ!」
『あいてててて‥‥大丈夫だ、電球を変えようとしたら椅子の足が折れてしまってな‥‥いててて』
ジェンギスは腰をさすった。
「僕がするよ、少しベッドに横になってた方がいい」
アスランはジェンギスの腕を自分の首にまわし、ベッドまで連れて行った。
『いやぁ悪いのぉ。今から朝市だというのに』
「大丈夫。ひとりで行ってくるから、ゆっくり休んでて。何が必要?」
『リンゴと、トマト。あと玉ねぎも無かったな。あとは、おまえさんが好きな果物をを買ってきてくれ』
「分かった。んじゃ、行ってくるね」
アスランは木の籠を持ち市場へ向かった。
アスランの家は山の麓にあった。市場までは歩いて20分。雑草が生い茂る道の真ん中を歩いて行く。10分ほどすると海が見える場所に出た。
アスランは立ち止まり、遠くに見える青い海を眺めた。海は確かに綺麗だった。しかし、やはり神と崇めるのは違う気がするとアスランは思った。
しばらくすると誰かが、アスランの後ろで足を止めた。近所に住む独り身のお爺さんだった。お爺さんは海を見つけると『おぉ今日も美しい』と祈るように手を合わせた。アスランは、小さくため息をついてまた歩き出した。
土曜の朝の市場は、いつもより人が少なく静かである。入ると手前にある果物屋からオレンジの匂いがした。ジェンギスは決まったところで買い物をするので、アスランも迷うことなく市場を進み、いつもの八百屋へ向かった。
『おぉ、アスラン久しぶり!今日ジェンギスは?』
「朝転んで、腰が痛いみたいなんだ。だから今日は僕ひとり」
『そりゃあ大変だな。ほれ、これ食べて元気出せって言っといて』
八百屋のおじさんはお釣りと一緒に、形の崩れたジャガイモをごろごろっと籠に入れてきた。
「いつもありがとう」
『おうよ。ジェンギスによろしくな』
おじさんに手を振り、アスランは果物屋へ向かった。ふくよかで、いつも同じエプロンをつけたおばちゃんが営んでいる果物屋だ。
店を見つけ近づこうとし、アスランは足を止めた。そこに見覚えのある後ろ姿があったからだ。
金色の髪をふたつに束ねたその子は、手のひらのコインと果物を何度も見比べていた。振り向かなくても誰かすぐに分かった。ジーベルだ。アスランは驚かそうと、足を忍ばせジーベルの背後に立った。
しばらく悩んでいたジーベルが「ふぅ」とため息をつき、勢いよく振り返った瞬間、ふたりの間には10センチほどの距離しかなかった。ジーベルの瞳はより一層大きくなり、ビー玉のように光ってみせた。
「「うわぁっ!!!」」
後退りしたアスランはそのまま尻餅をつき、その鼓動はひどく鳴っていた。そんなアスランを見て、ジーベルは「アスラン!何してるの!」と手を差し出した。
「あぁ、いや、ジーベルが何か困ってる様子だったから、どうしたのかなって」
「ラズベリーを買おうとしたんだけど、お金が少し足りなくて。今日ね、お母さんとパイを作るんだ〜」
ジーベルは嬉しそうにそう言うと、手持ちのお金で買える果物を探した。
「あれ?ラズベリーパイは昨日作ったんじゃないの?」
アスランの言葉にジーベルは顔を上げた。
「おばあちゃん体調悪くなっちゃって、今日来ることになったの‥‥って言ったら信じる?」
いつもとは違う笑みを浮かべてみせたジーベルに、アスランは首元が熱くなるのを感じた。
泉に浮かぶ2枚の葉が、風に揺られてくっつくように、ふたりは自然に帰り道を共にした。
ジーベルの袋の中には、おばさんに交渉して分けてもらった少量のラズベリーが入っている。
「まさかジーベルがそんな人だったとは‥‥」
「そんな言い方はないわ。私にだって一緒に帰る人を選ぶ権利はあるもの。あんまりハッキリ言うのも可哀想だと思って。これは私なりの配慮なの」
「すごく都合のいいように言ってる感じがするけど」
「アスランったら純粋!女の子の恐ろしさを知らないのね〜」
「あぁ、知らなかったけど、今日がその日になったよ」
商店街をふたつの影が歩いていく。海がよく見える場所まで来るとジーベルが足を止めた。
「‥‥うわぁ。海だ」
「ジーベルが暮らしていたところには海はなかったの?」
「うん、私の住んでた地域は海は全て埋め立てられて、代わりにギラギラしたビルがいっぱい建ってた。本物を見たのは初めて」
「そうなんだ」
「この国の人も海が大好きみたいね。みんな海に向かってお祈りしてる」
「昔、この国に隕石が落ちてきたんだ。でもそれは海に落ちて、人々は助かった。それからこの海を神様と崇めるようになった」
アスランの言葉に、ジーベルは口元を隠し柔らかく笑った。
「なに?」
「ううん。なんか、それが気に食わないみたいな顔してたから」
「‥‥別に。‥‥嫌なんだよそういうの。占いとか宗教とか神とか、なんか胡散臭いなって思ってしまう。僕は自分が見たもの以外は簡単には信じないようにしてるんだ」
「おまじないは?昔よくしなかった?」
「おまじない?どんなの?」
「こうして‥‥」
ジーベルがアスランの手をとり、手のひらに文字を3回書いた。くすぐったいのは手のひらか自分の心か、いや、その両方かとアスランは思った。
「食べて」
「‥‥え?」
「描いた文字を、食べて」
アスランは言われた通り、手のひらの文字をパクッと齧る真似をした。
「これ、昔ピアノの発表会の前によくしてたおまじない」
ジーベルは遠くの海を眺めていた。
「こんなことで、救われることもあるのって不思議だよね」
ジーベルは両手を前に出し、指で四角を作ってみせた。
「それ、なんのポーズ?」
「これね、お父さんがよくしてるの。絵に描いたらきれいかなって」
「そうなんだ‥‥何がみえる?」
「きれいな海がみえる」
ジーベルは両手を戻しふふっと笑うと、また歩き出した。アスランはジーベルの一歩後ろを歩いた。
『おぉアスラン!いいところに来た!水道が壊れたんじゃ、ちょっと見てくれないか』
慌てた様子で声をかけてきたのは、酒場の主人だった。
「分かったよ、どこから漏れてるの?蛇口?」
アスランは入り口に籠を置き、主人と共に酒場の台所へ入った。ジーベルは置かれた籠と一緒に、アスランの背中を見つめていた。
『ここじゃ、昨日から水が漏れとるみたいでな』
アスランは手際良く、水が漏れている部分を拭き取った。パイプの根本からの水漏れだった。
「ここからだね、拭いても水が溢れてくる」
止水栓を閉め、レンチで挟みナットを回す。パイプの根本を外すと劣化したゴムを引っこ抜いた。
「おじさん、このゴム新しいのある?」
『おぉ、たしかあったはずじゃ、待っとれよ』
探している間に蛇口の中をブラシで軽く流した。新しいゴムを受け取り、パイプの根元に付け直す。それを本体に差し込むとナットを指先でくるくるっと回し、最後はレンチでぎゅっときつく締た。
「おじさん、多分これで大丈夫。ゴムが劣化すると水漏れの原因になるから、今度また漏れたらここを見てみて」
『おぉアスラン助かった!ありがとうな』
「うん。じゃ、またね」
アスランは入り口を見てハッとした。袋と木の籠を持ったジーベルが待っていたからだ。
「ごめん!先に帰ってもよかったのに!僕の荷物まで」アスランはジーベルに駆け寄った。
「ううん。楽しかった」
「‥‥楽しかった??」
「うん!」
ジーベルは、アスランが作業しているのを見て楽しかったと言った。「変わってるね」とアスランが言うと「そう?」と答えた。
ふたりの前に分かれ道が現れ、アスランが「じゃあ」と手を上げたその時、ジーベルがアスランの手を握った。
「アスラン、私のお気に入りの場所があるの。一緒に来てくれない?」
「え、まぁ‥‥いいけど」
ジーベルは手を繋いだまま、分かれ道の右側へ進んだ。脇道に入り、道はどんどん狭くなり、まるで探検しているようだった。
気づけばアスランの足元には黄色の小さな花が咲き、茂みをかき分けたそこは、小川の流れる草原だった。
「ここね、私の大好きな場所。ここにくるとぜーんぶ忘れられるんだ」
「うわぁ、初めて来た。きれいな場所だね」
アスランは草の上に腰掛け、足元の葉を引っこ抜いた。草の両端を降り、三つに割いて織り込んで葉っぱの船を作った。小川に浮かべると、すぐにアスランの手を離れ、遠くへ流されていった。
「アスランは幸せそう」
振り向くと、ジーベルが立っていた。
「ジーベルは、幸せじゃないの?」
「幸せって何?」
「‥‥そんなこと考えないでもいいくらい、没頭できる何かがあること‥‥かな」
答えを聞いたジーベルは、表情を変えず、アスランの隣に座った。
「アスランは、器用なんだね」
「んー、遺伝ってやつかな。父さんも得意だったって、じぃちゃんが言ってた」
「言ってた?‥‥お父さんて」
「死んだんだ。僕が小さい時に。父さんのことはほとんど覚えてないけど、じいちゃんにはよく似てるって言われる。器用なところとか」
「そうだったんだ。知らなかった。お母さんとおじいちゃんと暮らしてるの?」
「母さんは、僕を産んでから誰かとどこかへ消えちゃった。今はじいちゃんとふたりで暮らしてる」
「‥‥‥」
「だから俺なんかより、父さんも母さんもいて、勉強もできるジーベルの方がよっぽど幸せなんだと思うよ」
「‥‥幸せそうに見える?」
「見えるよ」
「‥‥私のお父さんはお医者さんなの。自分のことは後回しで、いつも一生懸命なお医者さん。たくさん命を救ったわ。どんな時も笑ってて、優しくて、自慢のお父さんで、お母さんは料理が上手で、恵まれてて、私たちは分かりやすく幸せな家族だった」
「‥‥だった?」
「お父さんはね、趣味で絵を描いてたの。小さい時、描いた絵をよく見せてもらった。押入れにはお父さんが描いた風景画がたくさんあった。
ある日、風景画の中に裸の女の人の絵を見つけたの。顔はお母さんじゃなかった。きれいな女の人だった。お父さん、別の女の人と浮気してたの。お母さんはお父さんを許してあげた。でも街の人たちは許さなかった。だから私たちは、隠れるようにここへ逃げてきた。お母さんもお父さんも全てなかったみたいに笑っているけど、美しい家を支えているのは今にも折れそうなボロボロの柱なんだ。‥‥これでも、私は幸せかな」
「‥‥‥‥」
「セミルのお父さんがそうだとしても、セミルには関係ないって、あの言葉は多分、私が自分に言ってあげたかった言葉なの」
「‥‥どうして?‥‥」
「え?」
「どうして、そんな大切なことを僕に話してくれるの?」
その瞬間ジーベルの瞳からは一粒の雫がこぼれ、白い頬をつたった。その涙にアスランの心は乱れ、自分の体なのに縛られたように動かせなくなってしまった。
「ご、ごめん‥‥こういう時、どうしたらいいんだろ」
「‥‥抱きしめてほしい」
「‥‥え?」
「抱きしめてほしい」
ジーベルはまっすぐアスランを見つめていた。
アスランは唾を飲み込み、目を赤らめるジーベルにそっと近づいた。両手で肩に触れると、その手を優しく背中へ回した。
ぽん、ぽん、と、ゆっくりリズムを刻むと、ジーベルは先ほどよりも涙を流した。
「‥‥ねぇ、ジーベル。どこか行きたいところはある?」
抱きしめたままアスランが問いかけた。
「え?」
「どこか好きな場所に行ったら、そうすれば嫌なことも少しは忘れられるかもしれないから」
「‥‥海、もっと近くであの海を見てみたい」
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