沈まない夕日
@saku_0213
第1話 夕日は沈まない
恋愛を異常に追い求めた僕と恋愛に憧れながらもいつも一歩踏み出せなかった君。そんな君が、上司(適当でなんも考えてないらしい。君が言うには。)の計らいによって、明日、女の子と夜飲みに行くらしい。その女の子とのデートの前に、僕は先に君と会っていた。夜のデートが決まった君は電話越しでもいつにないソワソワしていて、ジワった。会ってみると想像以上の惚気ぶりでさらにジワった。それを何気なく指摘すると君は嬉しそうに、まだ会ってもいないんだしと返すのだった。恋愛は傷ついてから始まるのだろうか、これまでの自分のことを思いながら、夜着ていく服を二人で選んでいた。君は着いて来て欲しいと初め言ってたけれど、僕は断った。腹を括れ。解散したら電話で話聞くから。君がどんな話を聞かせてくれるのか、今は楽しみだ。今は。彼女についてや、これからの話はまた今度しよう。
沈まない夕日 @saku_0213
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。沈まない夕日の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます