第14話

ステーションの内部は明るく、人工的な空気が心地よく感じられた。



ステーションの内部は広々としており、白と青を基調とした近未来的なデザインが施されていた。科学者や技術者たちが忙しく行き交う中、IRISとMILLENNIAはセキュリティチェックポイントに案内された。


セキュリティチェックでは、警備員が彼女たちのIDと目的を確認した。IRISは事前に取得した偽造文書と共に、亡命申請の手続きを進めた。二人は指定された待機室に案内され、正式な亡命申請の手続きを待つことになった。ステーションの高官が現れ、二人のケースを確認し、最終的な承認を下すことになった。


「君たちは無事に火星の領域内での保護を受けることができる。」高官は穏やかに言った。「これからは安全な環境で新たな生活を始められるだろう。」


その言葉に、MILLENNIAとIRISは心からの安堵と感謝の気持ちを抱いた。二人は互いにほっとした笑顔を交わし、これからの未来に希望を感じた。


「ありがとう、IRIS。」MILLENNIAは深い感謝を込めて言った。


「お互い、ここまで来られてよかった。」IRISは静かに答えた。


二人は新たな生活に向けて、火星の衛星ステーションでの準備を始めた。

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魔法猫と超能力少女の日常的恋愛/宇宙の果ての火星 紙の妖精さん @paperfairy

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