第11話

砂漠の泉号での新たな生活が始まった。資源運搬船は広大で、二人にとって未知の世界だった。MILLENNIAとIRISは、まず必要なものを探しに行くことにした。


「まずは食料を見つけないとね。」MILLENNIAは空腹を感じながら言った。二人は船内を慎重に歩き回り、食料庫を探した。


資源運搬船の食料庫は巨大で、様々な保存食や飲料水が揃っていた。MILLENNIAは缶詰を見つけ、IRISは栄養バーを手に取った。


「これでしばらくは大丈夫だね。」MILLENNIAは安心した表情を見せた。


次に、二人はトイレを探し始めた。船内の案内図を手に入れたIRISが、トイレの位置を確認した。いくつかの区画を通り過ぎた後、ようやく清潔で広々としたトイレを見つけた。


「これで一安心だ。」IRISは冷静に言った。


最後に、二人は着替えを探しに行った。船員の休憩室に向かい、そこにあるロッカーを開けてみると、船員たちの制服や作業着が揃っていた。MILLENNIAは適当なサイズの服を見つけ、IRISも自分に合った服を選んだ。


「これで少しはまともな生活ができるね。」MILLENNIAは笑顔で言った。


IRISも微かに笑みを浮かべた。「そうだね、でも油断は禁物だ。」


二人はそれぞれ新しい服に着替え、資源運搬船での生活に備えた。船内の異様な静けさと広大さに圧倒されながらも、彼女たちは生き延びるために必要な準備を整えた。


「これからどうする?」MILLENNIAは問いかけた。


IRISは窓の外に広がる宇宙を見つめながら言った。「まずは目的地まで無事にたどり着くこと。それが今の最優先だ。」


砂漠の泉号での生活は始まったばかりだったが…

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