第5話 いじめ加害者の危険度は、猟奇殺人犯と同じか、上です。

 猟奇殺人事件の前兆として、小動物に対する虐待や殺害が、よく取り上げられます。

 これは、正常な人間は、人なんて殺せないというまっとうな考えから、来ているものです。

 人間から遠い、虫は殺せても、虫よりは人間に近い、小動物を傷つけたり、殺したりするのは、異常だという考えです。

 形や大きさが人間に近づくほど、殺すのをためらうはずで、殺すための心理的ハードルも高くなる。それを乗り越える犯罪者は、人間に対する殺人の心理的ハードルも乗り越え、最終的には猟奇的連続殺人を行う危険性があるというものです。

 その考えで行くと、人間そのものをいじめている、学校でのいじめは、猟奇殺人犯より危ないのでは、と考察できるわけです。

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