第18話 マッパ

 体中痛い。


ほっぺたが、なんか柔らかいモノに当たっている。

温かい。



目が覚めた。


えっ?


えーーーーーーーーっっ!!!!!!


隣りには、裸の国元がいた。


国元のおっぱいに顔をうずめてる状態。


慌てて自分を見てみる。


マッパで、パンツもはいていない。


ってか、ここ どこだ?



思い出せ!!

昨日、あの店で国元と食事して、それでどうした?


う~~~ん…………


酒飲みすぎたのか?


いや、いや、そんな普段の飲み会とかより、全然飲んでないはずだ。

生大2杯と、レモンサワーを……

レモンサワー!!

なんか、あのレモンサワー飲んでから、急に眠くなったような気がする。


国元がずっと1人で喋っていて、俺のことをずっと好きだったって。

柚希のことを、ずっと大っキライだったって。


ずっと、国元が喋っていて、気がついたら、俺のアレをくわえてて……


って、夢の中で?


この今の状況が、これもまだ夢の中なら、それでいいけど。


この今の状況は、どう見ても現実らしい。



フェラされた。

胸を揉んだ。

パイズリされた。


で?


ヤッたか?


その記憶がない……


ってか、すべてが曖昧な感じだ……


ヤッたとも、ヤッてないとも言いがたい。


この状況は、国元とヤッたと考える方が、正しいか?


ってか、今何時だ?


4時半!!


わ~~~~!!柚希に、なんの連絡もしないで、朝帰りかぁ?

早く帰らなきゃ!!


いや、このまま帰る訳にはいかないよな?


国元と、話をしなくちゃ。


「とおる君、おはよう!!

相変わらず、とおる君 はげしいね~!!」

と、うしろから俺に抱きついた。


俺の背中に、柔らかいゴムまりが、ギューっと押し当てられたような感触。


これは……非常に、マズイな……



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