【詩】深淵ノ終点【完】

all1st'log

約600文字

感情が漆黒に陥って

誰もが私の前で呼吸を止める

ここは深海よりもヒトケがない

永劫の一人を誓ったみたいね


空にかかる未来は奈落への螺旋階段

地に着く現在は鬱闇に囚われた呪縛


この世界は檻の中に死だけを置いていった

私はその死に寄り添う他 望みはなかった


パンドラの楽園に手招きされて

死の領域へ引き込まれていく


お望み通り墓になって咲きましょうか?

このまま生死の境界を超えましょうか?

あなたの世界法則通りに生きていますよね?


正直こんな世界トリック見破る価値もない

飽き飽きしているので続きは要りませんよ

やりたいように何でも奪ってください

見せないだけのチープなトリック

それだけ渋っても深みなんてありませんでしたね


時計仕掛けの世界

滅びる前提の未来視

人類による予行実験

忘却の為の死


一人も不死に出来ないで誰を待ってるの?

今まで世界に居た人全て否定してるの?


最後に受け入れたモノを覚えている?

ほら、あなたにとっての本解すら忘れてるでしょ


何を天秤にかけても譲れないモノはある?

胸の奥に温かみを感じた事はある?


どうせ全て知った気になってるだけでしょ

自らの檻には囚われないって考えもせずに


例え心が読めても真実とは言えないのよ

答えを知ることが本筋ではないのよ


あなたが握るべきは自分の手綱

上よりも下に目を向けれること

ありのままの心で居られること

守りたいモノがあること

絶対の自分を変えれること

見過ごしたモノを一生諦めない事

ありがとうと言えること。


あなたはまだ全てを諦めてはいけない

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