第40話 エロス40パーセント!
♥90記念爆速更新!
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「ほら、着いたよ。ここが僕の遊び場さ」
銀さん(本人推奨呼び)に連れてこられたのは、地下のアンドロギュノス実験場だった。
体育館のように広い空間には、用途不明の様々な機械装置や、何かのコックピット部分が並んでいた。
どうして俺ら三人がこんなところに連れてこられたのかは不明だけれど、なんだか男心をくすぐられる場所だった。
「あ、博士ぇ♪」
奥からこちらに手を振るのは、あのセクシーパイロットスーツ姿の美少女だった。
桜色の髪と瞳が可愛いく、ふわふわのウェーブロングヘアーが美しく、首から下はトップグラビアモデルでも敵わないほどのスレンダー爆乳爆尻というダイナマイトボディだ。
パイロットスーツのせいで、その煽情的なボディラインが余すところなく露わになっていて、思わず一瞬だけ見やってしまった。
心愛にバレていないか気にするも、幸い、俺はこれ以上彼女のおっぱいに惑わされずに済んだ。
――あれ?
「やぁ、待たせたね恋夏君」
「平気平気ぃ。お姉ちゃんとお喋りしてたからぁ♪」
恋夏と呼ばれた女子は、日葵姉以上に間延びしたおっとりと甘い声音だけれど、口調が明るくフランクの美少女だった。
けれど、表情が違い過ぎて通路では気づかなかったけれど、その隣にいる、同じ髪と瞳の色、プロポーションの美少女は、恋夏とまったく同じ顔をしていた。
心愛と萌花も、時々双子と間違えられるぐらい似ている姉妹だ。
けれど、恋夏の隣にいる、眉を八の字に垂らした腰の引けたちょっと怯え気味の美少女は、恋夏と寸分たがわず同じ顔をしていた。
「ぁぅ……」
内気そうな子は、両手でスーツの胸元と、それからぴったりと食い込んでいる股間を手で隠しながら恋夏のうしろに隠れた。
「あ、ごめぇん、うちのお姉ちゃん恥ずかしがり屋さんで。ほらお姉ちゃん自己紹介して」
「でも、男の人……」
「もぉ、お姉ちゃんてばしょうがないさんなんだからッ♪ えっとね、私は舞花恋夏(まいはな・こなつ)、そしてこっちの世界三大美少女の枠を一人で独占できる国宝級の超絶セクシー美少女がコナツさんの双子のお姉ちゃんの恋春(こはる)だよん♪」
「遠回しな自画自賛!?」
そして思った通り、双子らしい。
「ナイスツッコミぃ♪ 君、コナツさんと気が合うかもねぇ♪ ほらお姉ちゃんも」
「ぁぅ、はじめ、まして……」
――こっちも妹のほうが強いんだな。
心愛たちと同じオーラを感じる。
姉妹とは妹のほうが強くなりがちなのだろうか。
と、萌花を振り向くと、こっちは妹の萌花が心愛の背中に隠れていた。
――忘れてた。萌花は超内弁慶なだけで極度の人見知りだった。
似ているようで、似ていない姉妹である。
「どうも、東雲朝俊(しののめ・あさとし)だ。こっちは幼馴染の月城心愛(つきしろ・ここあ)と萌花(もか)な。学年は同じだけど双子じゃなくて四月生まれと三月生まれの姉妹だからそのへんよろしく」
「そうなんだ? てっきりコナツさんたちと同じ双子かと思ったよ」
「髪の色が違うだろ? こっちのウサギみたいなのが妹の萌花。こっちのガーネットみたいなのが姉の心愛だ」
萌花と心愛がちょっと照れて無口になった。
「うわぁぁ、この人、天然のタラシだねぇ」
「タラシって、事実をそのまま言っているだけだろ。ていうか、女子がこの程度で落ちたら男は苦労しねぇよ」
俺はジト目で反論するも、恋夏はぺろりと舌を出した。
「う~ん、これは本物かも」
「?」
俺が不思議がっていると、銀さんがにょこっと視界に生えてきた。
「さて、では自己紹介も終わったことだし、本題に入ろうか」
事務的な無感動口調で淡々と話を進める銀さんには、有無を言わせない不思議な圧力があった。
「あ、はい。それで俺らに用ってなんですか?」
「うん、単刀直入に言うと、パイロットとして試し乗りをして欲しいのだよね」
「それって、ギュノスのじゃないですよね? イカロスですか?」
銀さんは巨大ロボギュノスの開発者であると同時に、強化外骨格イカロスの開発者でもある。
「いや、ギュノスだよ」
「でも俺、適正ないですよ?」
俺にあらゆる能力の適性がないことは、小学校高学年の頃の検査で証明済みだ。
「いや、実は今、適正に関係なくあらゆる兄弟姉妹たちを試しているんだよ」
「なんでですか?」
俺の問いかけに、銀さんは口元に白衣の袖を当てた。
「ふむ、まずギュノスの基本スペックだけど、あれが二人乗りのタンデム式であることは知っているかな?」
「はい。それは有名ですよね?」
「それは二人の人間のシンクロ率が重要だからだよ。ギュノスは一人では動かせない。ギュノスの同調して、パイロットとギュノスをリンクさせるサブパイロットが必要なんだ。でも、それは同時にメインパイロットとの同調も必要になるんだ」
「血縁関係があったほうが成功しやすいんですか?」
「いや、必要なのは遺伝子ではなくハートさ」
銀さんは白衣の袖口で
無機質な口調でまごころを説かれるのは違和感があるも、なんとなく理解できた。
「大切なのは、互いの理解度ってことですか?」
「そ。互いの絆、情愛、理解度、慣れ親しんだ気の置ける間柄の二人は、それだけでシンクロ率がぐんと上がる。実際、ここにいる舞花君たちは双子の姉妹だし、他のパイロットたちも、実は兄弟姉妹に従兄弟やズッ友、あるいは元から運動部でコンビを組んでいた子の割合が多いんだ。野球のキャッチャーとピッチャー、あるいは卓球のダブルスとかね」
「話はわかりました、ていうことはもしかして?」
「あぁ、日葵先生ならさっきからそこでスタンバっているよ」
銀さんが視線を向けると、近くのテスト用コックピットから日葵姉が飛び出してきた。
「ぱんぱかぱーん、日葵お姉ちゃん登場だよぉ♪ さ、弟君、お姉ちゃんと一緒に身も心もシンクロしちゃお♪」
どたぱぽんっ と、日葵姉の爆乳が躍動した。
その動きを100パーセントのシンクロ率で追ってしまい、俺は心愛を見やった。
「じ~~~~」
「くっ」
案の定、心愛の視線が痛かった。
でも、すぐに心愛は頬を桜色に染めてくちびると可愛く尖らせた。
「もぉ、しょうがないなぁ……」
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異世界失格のヒロインが爆乳で素晴らしい。8話の踊り子ヒロインもセクシーダンスが良いです。
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