第28話 エロス28パーセント! 変態怪人ミンミンマン!
1話512PV記念爆速更新!
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「とにかく、せっかく相手が地上に降りてきたんだ。俺も行くぜ」
両手に水の弾丸を生成しながら、俺は身体能力を強化した。
すると、毒島は全身をわなわなと震わせ、殺意に満ちた眼光でこちらを睨みつけてきた。
「もういやだ、テメェらはどれだけオレの人生の邪魔をするんだ。正体がバレているならかまうもんか。月城心愛、まずはテメェからぐちゃぐちゃにしてやるよ。大好きなアサトシの前でなぁ。ちょっと見ない間に男好きする巨乳に育ちやがって。汚しがいがあるってもんだぜ!」
次の瞬間、セミ怪人と化した毒島の股間外骨格が左右にスライドオープン。
そこから、人間のバベルがポロン、と露出した。
「「イヤァアアアアアアアアアアアア!!!」」
突然のグロテスク映像に、心愛と萌花はそろって絹を引き裂くような悲鳴を上げた。
そして、真っ赤な顔に両手を当て、無力を化した。
「お前! 二人に変なものを見せるな!」
俺は手から水の弾丸を放つも、毒島はがに股でバベルを見せつけながら右にカサカサ、左にカサカサとカニ歩きをした。
セミのくせにカニ歩きとはこれいかに。
「う、うぉおおおおお、なんだこの感覚はぁああああ! お、オレは今、女子にバベルを見られているんだぁああああああああああ! 女子が、心愛と萌花が、オレのバベルを見てあんなに顔を真っ赤にして嫌がって、くぅっ、ギンギンに漲るぜぇ!」
腰をカクカクと前後に動かしながら、毒島は恍惚とした声を上げた。
「しゅ、しゅごい、この世にこんな、一人でするのとも違う快感があっただなんて。たった二人でこんなに気持ちいいなら、なら、はぁ、はぁ。もういい。どうせもうオレは怪人として生きるしかないんだ。そしてこいつらを殺せばオレの当初の計画も問題無し! だったら!」
毒島は再びMR画面を開くとLIVE配信を再開。
そしてMR画面の前でがに股になった。
「うぉおおおおおおおおおおお! 見ろぉおおおおおおおおお! 全世界のネット民女子よぉおおおおおお! これが、これがオレ様のキングバベルだぁああああああああああああああああ!」
何を思ったのか、突如として毒島は全世界に大胆露出プレイを始めた。
「ふぉぉおおおおおおお! いま、世界中の女子がオレのジャイアントバベルを見て悲鳴を上げているんだぁああああああああ! 世界のお茶の間の皆様! オレは毒島島太郎十五歳! ●●高学校一年一組に通っています! あぁ、死んでいくぅ! オレが社会的に死んでいくぅううううううう! 背徳感半端ねぇえええええ! うぉおおおおこれは一線を越えた感覚! もうオレに怖いものなんてないぜぇえええええ!」
毒島は快楽の絶頂に達しながら、狂ったように奇声を上げた。
その様子は、とてもではないが直視できなかった。
「行くぜアサトシ! これが毒島島太郎あらため! 怪人ミンミンマンの力だ! 指向性音波ぁ!」
毒島が股間を突き出すと、見えない何かが奔った気がした。
俺は本能的に心愛を抱き寄せ、その場から退避させた。
すると衝撃が突き抜け、俺らの背後にいたスーツ姿の男性を直撃。スーツは粉みじんに消し飛び、男性は全裸になった。
「げっ!」
「ふはははは! これで心愛と萌花を全裸にしてお腹が壊れるまでオレのキャノン砲でエクロス三昧してやるぜぇ! あ、それ、それ、それそれそれ!」
毒島が卑猥に腰を動かすたび、股間からは指向性の音撃が放たれる。
それに当たった壁はヒビが入り、看板が吹き飛び、人間はもれなく全裸になった。
「いやぁん! だめぇっ! こんなの、戦えないよぉ!」
「やめてぇ! せめて中継を切ってぇ!」
心愛と萌花は戦いどころではなく、必死になってそこら中を走り周り、逃げ惑った。
だが、その様子に、また毒島は快感を覚えていた。
この短時間の間に、一体いくつの扉を開く気だろう。
「やめなさい!」
そこへ、空からリリカが降りてきた。
「飛んで火にいる夏の虫だぜ!!」
「キャァッ!」
音撃を受けたリリカが吹き飛ばされ、ビルの壁に背中から叩きつけられた。
ただし、魔法少女の衣装は、多少、ほつれているものの、無事だった。
「何!?」
「フフン、姫様を含め、魔法少女の衣装は魔力攻撃に最高レベルの耐性がございます。逆に、魔力に対して強い攻撃力もある。だからこその魔法少女なのです!」
「ちっ、だったら先に心愛と萌花だ! 食らえ、俺のミサイルバベルを!」
毒島が股間の向きを心愛たちに合わせ、またカクカクと動かし始めた。
「やらせるかよ!」
心愛も萌花も、俺の大切な幼馴染だ。
二人を辱めるようなことはしたくない。
二人の裸が誰かに見られる。そう考えただけで、はらわたが煮えくり返るような思いだった。
「待ってアサトシ」
けれど、リリカの切ない声が俺を呼び止めた。
彼女は傷ついた体で俺に駆け寄り、けなげに訴えてくる。
「怪人に中途半端な攻撃は効かないの。ミンミンマンの動きを止めて。そうすれば、ワタシのマジカレイドストラッシュで倒せるはずだから、お願い!」
幼女の真摯な願いに、俺は無条件でリリカを信じたくなった。
「OK! そういうことなら得意だぜ! 食らいな、ドラゴンワイトも絶賛、心愛直伝の過冷却水だ!」
俺は両手からアスファルトに水を伝わらせた。
水流は毒島の足元まで伸びるも、奴は空に逃げた。
「そんな見え透いた攻撃を食らうかよ!」
「想定内だよ!」
水流が水柱となり、打ち上がる。
最初からこれが狙いだ。
「はっ、オレが飛べることを忘れたのかよ!」
四枚の翅を器用に羽ばたかせ、毒島は縦横無尽に跳びまわり、水柱を避けた。
「げひゃひゃひゃひゃ! やーいばーかばーか! テメェはそこで女をネトラレるのを黙って見ていろよ!」
勝ち誇る毒島に、俺は言ってやる。
「ああ、想定内だよ」
「は? あ!?」
打ち上がり、毒島が避けた水柱は、だけど重力に引かれて落ちてくる。
過冷却水の雨を頭から浴びた毒島は、全身からツララを垂らし、氷漬けになった。
「今だリリカ!」
「うん!」
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アニメ ハズレ枠の状態異常スキル が1話5話7話9話にエルフヒロインの裸、下着シーンありです。
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