第6話 エロス6パーセント! 女教師は俺の姉!

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 入学式が終わり、俺らが自由席にそれぞれ座ってしばらくすると、担任の先生が教室に入ってきた。


「はーい、みんなこんにちはー。私が担任の東雲日葵だよぉ♪」


 黒髪ロングの大人びた美人だけど表情はやわらかく声は幼く明るい。

 おまけにバストはアメリナ一歩手前で萌花並という爆乳。


 男の保護欲と色欲と姉萌を満たす美少女の登場に、一部の女子がテンションを上げた。


 そして俺はがくんと頭を落とした。


「日葵姉、何やっているんだ?」


 何人かの生徒が顔を見合わせた。


「え? 東雲君のお姉さん?」

「そういえば苗字同じだね」


 女子生徒たちの反応に、日葵姉はウィンクをした。


「そうだよー♪ 厳密には従姉のお姉ちゃんだけどね♪ だから結婚できるんだよ?」


「あーはいはい、生徒の前で何を言っているんだよ。ていうから姉さん18歳だし軍はどうしたんだよ?」


「もう、弟君てば、お姉ちゃんが飛び級なの知っているでしょ? それに弟君に会うために転職したんだよ。弟君のいるところにお姉ちゃんありなのです♪」


「じゃあ俺が卒業したらどうするんだよ?」

「それはもう一緒に卒業して人類の為に戦おうね♪」


 キャッと笑顔を弾けさせる。

 この人は本当に年上なのかと疑いたくなる。


「暑苦しい」

「またまぁ、弟君だってお姉ちゃんと再会できてうれしいくせにぃ」


 教壇から離れて、日葵姉は猫のようにしなやかな動きでぴょこぴょこ俺に歩み寄って来る。


「昔みたいにまたお姉ちゃんのおっぱいに甘えていいんだよぉ?」


 スーツの前を開いて、ワイシャツ越しに爆乳を突き出してくる日葵姉に、俺は視線が動かないよう固定しながら歯をむき出した。


「幼稚園時代の話をいつまで引っ張る気だ?」


 俺の左右で、心愛と萌花が頬を赤らめた。


「ほら、姉さんと違って二人は汚れていないんだから、そういう話はやめろ」

俺は虫を追い払うようにしっしっと姉さんを追い払った。


「いやん、弟ちゃんのイケズ。でもお姉ちゃんは大人だし、お仕事はしないとね♪」

ぺろりと小さく舌を突き出して、日葵姉は嬉しそうに教壇に戻った。


「じゃあさっそく、皆さんお待ちかね、明日の授業初日に始める実技演習の話をするね」


 人差し指を立てて、日葵姉はちょっと口調を真面目に正した。


「場所は皇都郊外に広がる魔の樹海。魔獣の生息域で中心部に行くほど強い魔獣が住んでいるよ」


 魔獣とは人間同様、魔力を持ち魔術を使える動物の総称だ。

 魔術とは精神エネルギーを利用して超自然現象を起こす技術である。


 故に、魔獣は普通の動物では成しえない能力に富む。

 加えて、魔力を持つ生物を好んで食べるので人間は恰好の捕食対象でもある。


「タイムリミットは午前いっぱい。二人一組なってより強い魔獣を倒せたペアの優勝だよ♪」


 姉さんの説明に、左隣から萌花が耳打ちしてきた。


「アサトシ、お姉ちゃんをよろしくね」

「お前らで組むんじゃないのか?」


「わたしはいつもお姉ちゃんと組んでるもん。それに久しぶりに会ったんだし。次の機会があったら今度はツキシロと組もうね♪」


「わかった。じゃあよろしくな心愛」

「う、うん」


 俺が声をかけると、心愛は嬉しそうにはにかんだ。

 だけど、その笑顔に水を差すように日葵姉が頭をかいた。


「あ~、うん、盛り上がっているところ悪いんだけど、ペアはこっちで決まっちゃっているんだよねぇ……」


「えっ、去年までは自由だったよね?」


 心愛が残念そうな声を上げると、日葵姉は申し訳なさそうに眉尻を八の字に下げた。


「う~ん、お姉ちゃんもそう思っていたんだけどねぇ。なんか弱い生徒が強い生徒と組んでペア相手の実力なのに表彰されるのはズルイって声が多いらしいの。それで実力が同じぐらいの人同士で組ませようってことになったの。だから心愛ちゃんと萌花ちゃんがペアね」


 姉妹だけあって、二人は昔から何をやらせても同じぐらいの成績だ。


「じゃあ俺は?」

「弟君はアメリナさんとね」

「はぁあっ!?」


 ガタンと机を鳴らして、アメリナは立ち上がった。


「待ってください先生! どうしてワタクシがこんな男と組まないといけませんの!?」


「だってアメリナさんは首席でしょ? 飛びぬけた実力を持つアメリナさんと釣り合う生徒となると、魔王軍幹部をワンパンKOしちゃった弟君しかいないよね?」


「リリカ殿下がいるではありませんの!」

「姫様はワタクシと組むのです!」


 メイカさんが【姫様命♥】と書かれた鉢巻を撒いて、シャドーボクシングを始めた。


 ――拳で魔獣と戦うのか?


「おそれながら、アサトシ様は魔王軍幹部を倒した英雄。実力は十分でしょう? 貴女は一体何が気に食わないのですか?」

「う、それは……」


 大人の、それも王族の付き人からの質問に、アメリナは言葉を詰まらせた。


「わ、わかりました。シノノメ・アサトシ。ワタクシの足を引っ張ったら許さないわよ!」

「へいへい」


 敵意を剥き出しにしてくるアメリナに、俺は気の無い返事をした。


   ◆


 そして時間は戻り現在。

 樹海でアメリナは頭痛を我慢するようにして眉間に拳を当てた。


「学園の決定なら仕方ないわね。だけどものは考えようね」


 アメリナは気を取り直したように顔を上げ、俺に強気な視線を向けてきた。


「一緒なら、アナタにワタクシの実力を見せつけるいい機会だわ。アナタには、ワタクシの力を特等席で見せてあげるわ。そこで身に程を弁えることね」


「ほいほい、で、お前の力ってなんなんだよ?」

「アナタ、本当にワタクシのことを知らないのね……」


 アメリナは肩を落としてから、手を前にかざした。


「リアライズ」


 その言葉を引き金に、アメリナの全身にグリッド線のような光のラインが奔った。


 光はロボットのような手足を、そして重火器を描くと、テクスチャを張るようにして実体化していく。


 アメリナ自身の制服は光の粒子に分解され、レオタードのように体にフィットしたスーツに変換されていった。


「へぇ、イカロスか」


 イカロスとは、人類が生み出した世界最強の強化外骨格だ。


 肘や膝から先を機械の手足に包み、背中には飛行ユニット、そして周囲に各種兵装が浮かび追従する。


 従来の戦闘機や戦闘ヘリを遥かに凌駕する圧倒的な機動性。


 そして、装着者の脳と直結することで実現した自律進化AIによる量子兵装構築機能による火力。


 この二つで、イカロス1機と戦うには戦闘機100機でようやく互角とさえ言われている。


「えぇ、合衆国最高の兵器メーカー、ドレックス社製の最高モデルよ。とてもじゃないけど」


 不意に、アメリナの肩近くに浮かぶオービットが銃口の向きを変え、一発の光弾を放った。


 大気を焼き切る光の軌跡は樹海の枝葉の間をすり抜け遥か彼方へと消えた。

 その延長上を走って辿ると、岩の体を持つキツネ、ロックフォックスが倒れていた。


 左目から右目にかけて黒く炭化した孔が空いている。

 あの距離から、眼球だけを正確に射抜いたということだろう。


「この程度の敵では、性能を証明できないわね」


 涼し気な顔で笑ってから、アメリナは森の奥へと足を向けた。


「ついてきなさいアサトシ。アナタに、真のナンバーワンがどういうものか教えてあげるわ」

「……」


 彼女がただの高飛車女ではないことを察しながら、俺は彼女のあとをついていった。

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●晒し系ヒロイン

月城萌花つきしろもか

身長:154センチ

体重:44キロ(おっぱいとお尻の重さのぞく)

B95U65W58H95 Iカップ 一人称:ツキシロ

アルビノ白色ツーサイドアップ前髪長い。

幼馴染姉妹の妹。

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