【エロハプ・ラキスケ大全!】18禁よりもエロい15禁
鏡銀鉢
第1話 エロス1パーセント! 爆乳美少女勇者は好きですか?
ぴんぽんぱんぽーん♪
読者諸君、エロは好きかな?
私はラノベ界の紳士代表!鏡銀鉢!
デビュー作は男が絶滅した男女比1対100億の世界で主人公が男を見せる【忘却の軍神と装甲戦姫・MF文庫J】(全巻全裸描写あり)である!
本作は最初はあえてエロくしません。
【タイトル詐欺】じゃないよ最後まで読んで!
まず絵のある漫画だとエロ可愛い外見のヒロインだけで映えますし1話目からエロ全開でも大丈夫です。
しかし本作は文章です。↓↓読んでください。
おっぱい 裸 お尻
エロくないでしょ? じゃあ次。
美少女のZは自分が裸であることを忘れ外に飛び出した。
男子達の視線が全身に浴びせられる。
そこでZは自身が裸であることを思い出した。
Zは両手でおっぱいと股間を隠して部屋に戻った。
エロくないでしょ?
イラストでもオリキャラの全裸よりも推しキャラの水着姿のほうが嬉しい。
エロの価値はキャラのへの【愛】に比例する。
ラノベでエロスを輝かせるにはまず読者からキャラを愛してもらう必要がある。
だから最初は【エロ】より【エモ】。エモい内容、キャラを立たせる内容にして愛してもらってからエロくします。
皆さんはヒロインが出るたび「あー、この子これからめっちゃエロい目に遭わされるんだなぁ」と上等なワインが熟成するさまを眺めるように、名作映画が封切られる日をワクワクしながら待つような気持でギンギンしていてください。
※●1話切りする方は、悪口でもよいので、コメントにクレームを入れてくれると助かります。『冒頭が作者コメントなのがウザい』でもかまいません。
関係ないけど【ピーターグリルと賢者の時間】て面白いよね。
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『魔法少女国家、マジカレイドの第二王女、リリカ・フォン・マジカレイド姫が今、国民に見送られながらタラップを上っていきます。大和皇国へ向けた離陸は30分後の予定です。このたび、大和皇国のエリジオン学園へご入学される姫様は魔法少女先進国である大和皇国に以前からご興味があり、富士山を見てみたいと――』
「姫様は可愛いねぇ」
飛行機の座席に深く体重を預けながら俺、東雲朝俊(しののめ・あさとし)はにやりと笑った。
目の前の空間に展開されたMR画面の中で、リリカ姫は国民に向かって優雅に手を振っている。
姫様は俺と同じ15歳の高学一年生らしい。
けれど、小学生のように小柄で顔も童顔だ。
なのに胸は大きく、男性の保護欲と色欲を同時に刺激する。
その魅力は万国共通で、世界中で大人気だ。
俺の愛読しているウェブ雑誌も、今週の表紙はリリカ姫のロリータドレス姿が表紙を飾っている。
こんな子が悪党相手に戦えるのかと首をひねりたくなる。
だけど、魔法少女とは往々にしてそういうものだ。
人類の敵対勢力を総称してヴィランと呼ぶ。
その中で、魔法少女は主に悪の異世界秘密結社エンシェンディアと戦う使命を背負った少女たちだ。
悪の怪人たちと魔法少女たちの戦いは古くから帝都の日常風景である。
その光景に、俺も男子ながらカッコイイと思っていた。
画面の中でリリカ姫が王族専用機に乗り込むと、ポン、というやわらかい電子音が耳朶に触れた。
『当機は間もなく、帝都東京へ着陸致します。化粧室に誤用のある方は、早めにお願い致します』
「はいはい、お願いされましたよ」
アナウンスに言われるがまま、MR画面を閉じてから、俺は座席から立ち上がった。
トイレのある機内後部を目指して、座席と座席の間の通路を通ると、とある幼女に目が留まった。
仕立ての良い高級そうな服とサングラス。
隣の席には保護者と思われる黒スーツ姿の女性。こちらもサングラスで顔を隠している。
庶民御用達のエコノミー性にはおよそ似つかわしくない二人組はいやでも目立つ。
加えて、幼女のほうは気分が悪そうだ。
隣の女性は心配そうに幼女の手を取り、もう片方の手でぺたんこな平ら胸をなでている。その手に、淡い光が湧きあがる。
回復魔術。
魔力と呼ばれる精神エネルギーを利用して生物のケガを癒す秘術だが、幼女に効果はなさそうだ。
――へぇ、魔術が使えるなんて、この人ただもんじゃないな。
女性は優しい声で、もう少しで着くから我慢してと、幼女を励ましている。
その口調が、娘や妹を相手にしているにはどこかよそよそしく、かしこまったように聞こえる。
それが、余計に俺の興味を惹いた。
とはいえ、他人の事情に踏み入るのも悪い。
なので深くは考えず、幼女に歩み寄った。
「乗り物酔いか?」
俺が声をかけると、幼女はわずかに顔を上げて、隣の女性は警戒するように素早く顔を上げて身を硬くした。
「ストレスによる神経の緊張は回復魔術じゃ治りませんよ」
言って、俺は幼女の頭に触れた。
ツーサイドアップにまとめたプラチナブロンドの髪はつやつやとした手触りで、お人形さんみたいだった。
「何を!?」
敵意を向けてくる女性の機先を制するように俺は手を突き出した。
一方で、もう片手ではチカラを使う。
すると、幼女は顔色がよくなり、きょとんと自分の胸をさすった。
「ッ……」
幼女は隣の女性を見上げて何か言おうとして、何故か言葉を飲み込んだ。
けれど、具合が治ったのは一目瞭然だった。
「これは……」
唖然とする女性が顔を上げると、サングラス越しに目が合った。
なので、俺は警戒を解いてもらう意味も込めて笑みを作った。
「お子さんが元気になってよかったですね」
戸惑う女性にお礼を言う間を与えず、俺は踵を返してトイレに向かった。
いつまでも待っていたらお礼をしなくてはと相手に気遣わせる。
やることをやったらすぐ立ち去る。俺が尊敬する人の言葉だ。
背後から鋭い悲鳴が聞こえてきたのは、俺がトイレのドアに手をかけた時だった。
振り返ると、客室の先頭でスーツ姿の男性が赤く染まった手で眼鏡を捨てるところだった。
裸眼になった双眸は昆虫のような複眼で、どす黒い光をたたえていた。
「我は魔王軍幹部、ヤルゴット! 機長はじきに毒で死ぬ。間もなくこの機は空港に激突するだろう! 貴様らの魂を以って我は冥界への入り口を開き邪竜ニーズヘッグを呼び出し人類を駆逐する所存! その贄となれることを誇りに思うがいい!」
人間の声帯から発しているとは思えない奇声は狂気を含み、言葉が通じそうには思えない。
男の言葉に乗客はパニックを起こし、騒ぎ立てた。
すると次の瞬間、男が空席の背もたれをわしづかみ、床から力任せにもぎ取った。
ごうっ、という音を立てて、座席が力任せに窓に叩きつけられた。
丸い機内窓が割れて、気圧差で烈風が吹き荒れ、機内の空気が外に吸いだされていく。
「貴様らが死ぬのは今ではない。我の手を煩わせるでない」
ドスを利かせた声に、乗客は息を呑んで静まり返った。
外と機内の気圧が同じになり、全身に絡みつく烈風がやむと、誰も彼もが両手を合わせ、震えるばかりだった。
酸素の薄い、息苦しい機内で、先ほどの幼女が立ち上がろうとした。
それを抑えるように、隣の女性が幼女の腕をしっかりとつかんだ。
――怖がる幼女をおとなしくさせる保護者さんも大変だな。さてと。
ただ祈るばかりの乗客たち。
それを満足げに眺める人間モドキ。
魔王軍の管轄は勇者を中心とした軍人全般だけれど、この場にはいないらしい。
――なら、俺が行くしかないか。
男が勝利を確信して高笑う中、俺は両手に何も持たず、幼女の横を通り過ぎて、まっすぐ先頭に向かった。
「おい、お前邪魔だから飛行機降りてくれよ」
「は?」
不意に合われた闖入者に、男は眉根を寄せて声を濁らせた。
「悪いけど俺、これからエリジオン学園に向かうんだわ。だからこの飛行機落とされると困るんだよな。あとトイレ行きたいし」
「状況がわからないみたいだな、この劣等種が!」
男の口が上下に開くと、喉の奥から何かが飛んできた。
俺はそれを身をひねって避ける。背後からは硬質な物が刺さる音。毒針か何かだろう。
「自前の吹き矢が自慢か? 悪いけど当たらねぇよ」
プライドを傷つけられたのだろう。
男は輪郭が変わるほど表情を怒りにゆがめ、怒りを叩きつけるように近くの座席に五指を突き立てた。
「貴様の魂などいるか!」
男が口を開き、続けて針を二発、三発と放ってきた。狭い通路では動きに制限がある。避けるのは難しいだろう。
「失礼」
俺は、近くの座席で老紳士が膝の上に乗せていたハードカバーの小説を手にすると、素早く横に振るった。
本を顔の前にかざすと、長い針の先端が、本の裏表紙を数ミリ貫通していた。
「紙の本もいいもんだな。俺の命を助けてくれた」
言って、俺が本を紳士の座席テーブルに返すと、魔王軍の男はぶるぶると震え始めた。
「劣等種が、このヤルゴット様を侮辱するかぁ!」
ヤルゴットは座席をつかんでいた右手を前にかざした。
途端に、腕が裂けて中から節のついた甲虫の腕が伸びてきた。
やはり、あの体は擬態で中にモンスターが隠れているようだ。
「ありがとうな、針よりも見やすい」
身をひねって避けると、俺は鞭のように長い腕をつかみ、ロープを手繰り寄せるようにして力任せに引っ張った。
ヤルゴットの体は一瞬だけ抵抗してから、両足が床を離れた。
「なっ!? あぁ!?」
腕力で人間に負ける現実が信じられないのか、こちらへ放り出されるヤルゴットの顔は驚愕に凍り付いた。
その顔面に、俺は渾身の右ストレートを叩きこんだ。
右の拳に感じるやわらかい肌の触感、次いで、人間の頭蓋骨とは違う、硬質な感触が砕ける手ごたえがあった。
「ッッ~~~~!!!」
ヤルゴットの首は真後ろに倒れた。
体も、陳腐な言い回しだけれど、糸の切れた操り人形のように通路に転がり動かない。
「ほい、駆逐完了」
俺がヤルゴットの腕から手を離すと、乗客たちは湧きあがり、機内が歓声に包まれた。
片手を上げて賞賛に応えるも、俺はみんなを抑えるように頼んだ。
「まぁまぁまぁ、皆さん落ち着いて。まだ問題は解決していませんから。機長がいない以上この飛行機を安全に着陸――」
俺の言葉を遮るように、ヤルゴットの体が跳ね上がった。
けれどその首はへし折れたように真後ろに倒れたままだ。
見えない糸に引き上げられたような異質の動き。
俺が再度警戒すると、ヤルゴットの上半身が猫背になり、昆虫のサナギが羽化するようにして背中から別の何かが這い出した。
巨大な複眼を備えた頭に、鋭利な六本の手足。
そして濡れた四枚の翅を左右に広げ、幾何学模様を掲げるその姿は、巨大なトンボだった。
「インセクター……昆虫人間か……」
「いかにも! そしてお前の言う通り、機長のいないこの機は空港へ墜落する。貴様らの運命は変わらないのだよ! 残念だったな劣等種共!」
ヤルゴットの翅が震動。
音速の斬撃だったのだろう。
客室の天井に白い閃きが奔り、天井が風圧で上空へ吹き飛んだ。
突如機内の開いた青空。
ヤルゴットは四枚の翅を羽ばたかせると、迷わず天井移動した。
「逃がすかよ! くっ」
床を蹴り、俺が飛行機の天井をつかみ登ると、猛烈な突風に顔を叩かれ、思わず目をつぶった。
生き苦しく髪がうしろに暴れ狂う。飛行機の背中の乗り心地は最悪だった。
吹き飛ばされないよう、俺は四つん這いになってからゆっくりと立ち上がり、ヤルゴットと対峙した。
「カハハハハハ! 地を這うサルが空で我とやり合うか!」
ヤルゴットの言う通り、ここは俺にとって不利な場所だ。
機内で仕留めきれなかったのが悔やまれる状況だ。
「いいだろう。貴様のような劣等種は墜落を待たずして死ぬがいい!」
「劣等種劣等種って、あんまり人間をなめるなよ!」
威勢よく踏み込み、体重を乗せた右ストレートを胸板にお見舞いしてやる。
だが甘い。
強烈な逆風と、ヤルゴットが宙に浮かんでいることで、拳の威力はさっきの半分も伝わっていないだろう。
事実、ヤルゴットは微動だにしなかった。いや、しなさすぎた。
「?」
俺が訝しむと、ヤルゴットの複眼から光が失われ、その体は風にさらわれるようにして俺の横を無造作に通り過ぎて行った。
本能的に視線でヤルゴットを追うと、背後の客室から賞賛の声が上がる。
どうやら、乗客からは俺がヤルゴットをワンパンで倒したように見えたらしい。
でも俺は見た。
無抵抗に飛ばされるヤルゴット背中に、縦一文字の裂け目があることを。
一体何があったと前を向くと、そこに彼女はいた。
太陽をバックに背負いながら、飛行機の舳先に佇むのは、目の覚めるような、【真正】の美少女だった。
轟音吹き荒れる上空に静寂が訪れ、俺は自分が息を呑む音を聞いた。
リコリスのような薄紫色の長い髪に、ルビーのような赤い切れ長の瞳。
そしてクールな顔立ちでありながら、愛らしい桜色のくちびるが印象的だ。
背は高く、手足はスラリと長く、ウエストは細く短く、だけどそれら全てと相反するように、胸周りと腰回りは発育が良い。
セクシー系CGモデル動画の素体がそのまま実体化したような、2・5次元美少女がそこにいた。
一瞬、3DプリンタでCGモデルを立体化させたのかと思った。
だけど彼女は生身の人間だ。
それを、俺は知っている。
魔法少女リリカとは違いメディアへの露出はかなり抑えめだが、彼女は世界的な有名人である。
「ボクはリコリス・ブライド、勇者だよ」
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本作はフィクションです。実在の人物・組織・事件を含む森羅万象あらゆる存在には一切関係がありません。
また、作中の台詞、描写は全てそのキャラクター個人のものであり作者の思想、主張とは異なります。
本作に特定の誰かや何かを貶めたり、差別を助長させる意図は一切ありません。
本作の舞台は地球ではない異世界であり法律、物理法則、登場人物は地球のソレとは異なります。
また、動物や赤子など一部を除き、本作に登場するキャラクターは全員18歳以上です。15歳など、18歳未満と思われる表記があっても本作世界の一年は地球よりも長いので地球人換算だと18歳以上です。170歳のエルフが人間だと17歳ぐらいというのと同じです。
作中で行われていることを現実にすると罪に問われる場合があります。本作を根拠とするあらゆるトラブルに対し、作者は責任を負いかねます。
これぐらい予防線を張ればいくらエロくしても怒られないでしょう。
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