独占欲
咀嚼
第1話
君の暗い部分だけ好きだよ
ラーメンを食べたり男友達と談笑したりしている君は愛おしいと思えない。いつも暗さの中で孤独でいて欲しい。孤独でいてずっと憂鬱な詩を書いていて欲しい。
そんなわがまま許されるわけないって、分かってる
君もどうせどんどん生きやすくなってしまうんだろう
失っていく感情を寂しく思わなくなるだろう
君の人生に対する暗さと憂いは若さゆえのものだろう
分かってる分かってる分かってるって
私には君がとても幼稚に見える時があるよ
私はどうなりたいんだろうね、何を望んでる?実現可能性を無視していいのなら、君にはずっと病んでいて欲しいし、私だけを希望にしてほしいんだよ。私といる時だけ幸せを感じて、他人といる時は常に苦痛を感じてほしい。まぁ絶対叶わないだろうね。君は私のことを少しも見ていない。見ていないからこそ、私はこんなに君に惹かれているのかも。
これはきっと愛じゃないね。君に対して憎んでる気持ちがあるから。
叶うなら、もっと純粋に君を好きになりたかったな
独占欲 咀嚼 @sosyaku
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