第4話
次の日の学校。仁奈と知がいつものようにおしゃべりに夢中になっている。
仁奈と知は学校の庭で昨日の夕食の話をしながら笑い合っていた。その時、ある少女が近づいてきた。
少女 「あの、すみません。ちょっとお聞きしたいことがあるんですが。」
仁奈と知は少女の声に気づき、振り向いた。その少女は明るい笑顔を浮かべていた。
仁奈 「どうしたの?何か困っているの?」
少女 「はい、実は今日転校してきたばかりで、迷子になってしまって。自分のクラスに帰れなくて困っています。」
少女は照れくさそうに笑った。仁奈と知はその明るい表情にすぐに好感を抱いた。
知 「それは大変だね。どのクラスに行けばいいのか教えてくれる?」
少女 「1年F組です。」
仁奈と知は目を合わせて微笑んだ。
仁奈 「私たちが案内するよ。名前は?」
少女 「私は橘すずか。よろしくお願いします!」
知 「私は知。こちらは仁奈さん。よろしくね、すずかちゃん。」
少女は嬉しそうに笑い、三人は一緒に歩き出した。
学校の廊下を歩く三人。
三人は廊下を歩きながら、お互いのことを話し始めた。
仁奈 「すずかちゃん、転校するのって大変だよね。どこから来たの?」
橘すずか 「山の中の小さな町から来ました。前の学校はちょっと遠くて…。でも、ここに来るのを楽しみにしてたんです。」
知 「きっとすぐに馴染めるよ。私たちも手助けするからね。」
仁奈 「そうだね!何か困ったことがあったら、いつでも言ってね。」
三人は笑いながら歩き、すぐに3年C組の教室に到着した。
橘すずか 「ここですね。ありがとうございました!」
仁奈 「どういたしまして。これからもよろしくね、すずかちゃん。」
知 「クラスでも友達ができるといいね。」
橘すずか 「はい、頑張ります!」
仁奈と知は、新しい友達ができたことに喜びを感じながら、橘すずかと別れた。
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