第4話 要塞都市ヴレヨセア
都市を作ることにする、なぜダンジョン内に都市を作るのかというと、だんじょんを探索する人に長く止まって欲しいからだ。
都市を作ると、宿や飲食店などと言った物が作れる、すると止まってくれる時間が長くなるという算段だ、ダンジョンは人からエネルギーを吸うのだが、そのエネルギーは人が止まって数時間が長くなれば長くなるほど吸える。つまりは、人を止める為の施設や場所などを作らなければいけないのだ。
都市に必要な材料はいくつもある、その中でもこれがなければいけないというのが、人と建造物だ。
これがなければ始まらない、その為には人型の生物、ドワーフやハーフリング、エルフや獣人と言った生物を街に入れなければならない。
初めに防壁を作る、範囲は大体東京都八王子市と同じくらい、そしたら次にやるのは水路の生成だ、水道、下水道とこれらは住民の私生活を支える大切なものだ。
「コア、この防壁の内側の水路を視覚的に見えるようにして、」
—はい、分かりました。水路を視覚化します。
すると視界の右上に水色の道のマークが出てきた。
初めに等間隔に、製作オプションにある水路を地中に設置していく、1人で手作業はめんどくさいので今回はお任せというのを使う。
「コア、防壁内の空間に水路をおまかせで作って」
—はい、水路を生成します。
すると目の前が目に見えて変わる。地中に水路がどんどんと形成されていき、空中から見ると顕著だ。
防壁ない全体にこの水路がだんだんと規則的に広がっていった。小さな水路から、大きな水道まで、様々にできていった。
—水路、水道の生成が完了しました。
どうやら全て終わったらしい。
次にするのは道路の整備である。どうやら道路にはさまざまな種類があるらしく、眺めてるだけでも時間を使いそうだった。
ファンタジーということで無難にレンガの道路にする。
まずは防壁の四方に門をつくり、そこから都市の中央に向かって大きな大通りを作る。
私の思惑としては中央から門に向かって、商業区、住居区っていう感じでいきたいんだよね。
まず作らなければいけないのが、医療施設というか医療機関、これがないと謎の病とか寄生虫とかウィルスとかちょっとした怪我で無駄死にが多くなると思うから。
というかそういうウィルスとかの汚染区間を作ろうと思ってるからそういう対抗策的なのを作らないと人が寄り付かないダンジョンになってしまう。
その為には診療所と薬局の三つを作らなければならない、だけどぶっちゃけ言ってここはダンジョンである。つまりは回復薬やポーション、解毒薬みたいな万能なものがある。それを活用すれば解決だと思われる。
診療所は民家4つ分ぐらいの大きさにして、白を基調とした清潔感あふれる場所にした。白い病院用のベットを設置していった。
場面はかわって大通り、民家を水道のある家に設置しまくっている。民家と民家の間に路地を作ったりと無心で続けているのだけど、終わる気がしない。
時々錬金術のアトリエとか、本屋とか、鍛冶屋とかといろいろいな建造物を設置したりしているのだけど、さすがにこの土地に空白区間を作るのはよろしくないのだが、難しい。
時々空き地や公園のような遊び場を作ったりもしているのだが、いかんせんたりないのだ。
流石に脳死でやると、建築物のデザインが被るので、脳死にはしないのだが、本当に疲れる。通路の場所や、通路同士が繋がるように設置したりと言った、人が住める環境を作っているのだ。
やはりだが冒険者ギルドの様なものも作ろうと思う、作るのはハンターギルドである。目的は住民の安全のためにある程度増えすぎた魔物を間引くと言った物がある。なぜ魔物を間引く必要があるかというと魔物、モンスターは繁殖する、それも繁殖力高いやつはゴキブリ並みに湧いてくる、虫系の魔物なら尚更だ。だからダンジョンに入ってくる人間以外にもモンスターを間引く人間が必要なのである。
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ある程度都市が完成した。農業区を作ったり孤児院を作ったり、学校を作ったりとかなり忙しかった。
あとは開発区というものを作り、そこは住民が発展させていく地区である。
あとするのは人を作るだけである。
「コア、今から作る人型の生物に記憶をつけて、この街に合う様に、矛盾が発生しない様に」
—現在生成可能な矛盾しない範囲での住民の個数は124365人です。これはエルフ、獣人、ドワーフ、ハーフリング、などの多様な人型の生命を生成できます。これによる消費エネルギーは初期のころの10/1です。生成しますか?YES/NO
「YES」
するとこの街全体にまばらに人が生成されていった、それはシーンの様になっており、街を歩くもの、農業をするもの、商売をするものなど、さまざまだった。
「コア、そしてこの街全体の子供を産むスピードを上げてくれ、一家庭2~5ぐらいで」
—承知しました。そのコマンドを実行します。
そして、都市が都市として機能していった。
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