編集済
新入社員③への応援コメント
【わたくしが超辛口の感想をつけたい自主企画】の主催者です。
ここまで読ませていただきましたので、キャラとストーリーに関する感想をば。
なお、私はここまでしか読んでいませんので、
指摘したり思ったことが、すでにこの先のお話で実現していたらごめんなさい。
◆キャラクター……
父の残した会社をなんとか存続させようとする主人公
主人公の父にあこがれる新人社員
どちらも魅力的です!
主人公は意志はあるもののやや頼りない感じで、ここからどう成長していくのか?という点が気になります。まだ序盤も序盤ですが、いずれ大きな才能を開花して、父以上の……という王道的展開を期待する読者は多いのではないでしょうか
新人くんのほうも、キャラが立っています。
ただ2名ともステロな、よく言えば安心で、悪くいえばスタンダードなキャラなので、意外な一面を感じさせるシーンなどがこれからあれば、さらに魅力が高まると思いました。
また、これは私の好みの問題かもしれませんが、作者さまはキャラクターの容姿を描写するときに、ディテールに重きを置いておられるように思います。
たとえば新人くんの登場シーンで、
『大きく膨らんだバックパックを背負う一人の青年がいた。髪はもつれた鉄条網てつじょうもうのように乱れていて、肌は汚れで黒ずんでいる。身につける衣服も随分と貧相で、使い古した布のように酷ひどく擦すり切れている。しかし、そんなみすぼらしい身なりでありながら、逞たくましい体格と鋭い光を宿す赤みがかった瞳もあって、彼から漂う雰囲気には力強さがある』
という描写があります。
作者さまは人物を描写するときに、小から大へと説明していくタイプとおもいます
鞄(小)、髪(小)、服(小)、そして体格(大)……という感じで。
このバランスをもう少し変えて、大を増やせばより読者の頭にキャラクターが入ってきやすいものと思います。
というのも、この章でゴロツキに絡まれてしまいますよね。そこでゴロツキに「ガキ」と呼ばれているところで若干、混乱しました。
私がここまで読んで思い浮かべる新人社員くんは、25~30歳あたりなのです。まぁゴロツキが40くらいならガキと呼んでもおかしくはないのですが。
なので、登場人物を描写するときに、(小)の説明をすこし削って、
「大学生くらい」「30歳手前」「身長は主人公よりも頭ふたつも大きい」などのような、(大)な説明がもう少しあれば、個人的にはわかりやすいです。
◆テンポについて
作者さまは人物のみならず、キャラの動作や状況の説明においても(小)の説明の積み重ねを多用されています。
『それに対して慌てふためくアオナをよそに、コウマはおもむろに背負っていたバックパックを地面に下ろす。それから、そのサイドポケットに差し込んでいた布に包まれた棒状の物体を手に取る』
細かく説明することでリアリティを出して、状況を正しく説明できるのは間違いありません。しかし、(これは私も文章を書くものとして良くしてしまうのですが)テンポを悪くしているように思えます。
作者さま的にこのシーンがそこまで重要でないなら、
『それに対してあわてふためくアオナをよそに、コウマはバッグから棒状のものを取り出した』
でも良いのではと思います。(小)がテンポを阻害しているシーンはけっこうありました。
◆ストーリーの展開、オリジナリティなど
冒頭の競売のシーンは非常にインパクトがありました。謎空間を競売にかけるという設定は白眉です。ライバルのいけすかないオッサンも出てきましたし、会社VS会社の経営バトルが今後もストーリーにふかくかかわってくるなら、「むむっ!?」と興味を惹かれます。
しかし、もし今後、単にアナザーを探索してお宝をトレジャーハントするだけの展開になれば、それは設定としてはあまり活かせてないものとなるのではないでしょうか。
冒頭のシーンを見て、ここまで引き込まれた一読者としましては、単なる冒険活劇ではない展開を希望します。
感想は以上になります。上から目線で申し訳ありませんが、なにかのヒントになれば幸いです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
大変勉強になりました。
参考にさせていただきます!
異界の競売①への応援コメント
自主企画【わたくしが超辛口の感想をつけたい自主企画
】へのご参加ありがとうございます。
さっそくですが、企画の趣旨にしたがって感想を書かせていただきます。
まずは文章力・文法などに関してですが……。
なにも言うべきことはありませぬ!!(いい意味で)
すらっと入ってくる文章です! 若干、簡略化して読むテンポを重視したほうがいいかな? と思うくだりはありますが、それはもはや個性の域かもしれませぬ。
一応、この章を例にして、気になったところを書きますがほぼイチャモンです。
――――――
少しして、【その部屋に白髪混じりの中年男性を先頭に数名の男女が入ってきた】
➡指摘:ちょっぴりつまづく文章
提案:その部屋に数人の男女が入ってきた。その先頭にたっていたのは白髪交じりの中年の男性だ。
【白髪混じりの中年男性➡提案:白髪の中年】は手短に指示を飛ばすと、
「確かこれと……後は、これもだな。もう一回、よく読んでおかないと」
➡提案:このセリフの前に長めの説明文が入ったため、このセリフがだれのものなのかわかりにくい。セリフのまえに【アオナは資料をみてつぶやいた】などのワンクッションがあるといいかも。
文法や読者へのわかりやすさなどに関しては以上になります!
続いてストーリー・キャラについてですが、それは1万文字を読ませていただいてからまたお伝えします。
よろしくお願いします。
新緑の岩窟①への応援コメント
読み合い企画から来ました。
これからの展開が楽しみです!
執筆活動大変だとは思いますが、お互い頑張って行きましょうね!
異界の競売①への応援コメント
自主企画参加ありがとうございます。
>少しして、アオナを含めて四十人ほどが待機していた部屋に、
なぜこの位置で人数の情報が出てくるのでしょうか。
最初の方の部屋の段落に整理してもいいと考えますが、伏線かもしれませんので……
>白髪混じりの中年男性は手短に指示を飛ばすと、一人の女性とともに部屋の前方に置かれていた演壇に上がる。
残りは指示の意図を汲み取り、分かれて資料の配布を始めた。
>若い男性から
入ってきた男女の中に一人の女性がいて「残り」はその数人の男女のことだと考えます。また、若い男性もその「残り」の内だと考えますが、書き手は分かっていても読み手には略し過ぎだと思います。もちろん間違いではないのですが、少し読者フレンドリーをご考慮してはいかがでしょうか。
>資料の配布
全員に渡すなら「配付」です。行き届かなくてもよくて配るだけなら「配布」なので意味が違ってきます。どちらでしょうか。
長くなったのでこんなところでいかがでしょうか。
作者からの返信
色々と勉強になりました。
必要な箇所は修正していきたいと思います。
ありがとうございました。
岩窟の先①への応援コメント
各々の会社が異界を探索するという世界観が魅力的でここまで一気に読ませていただきました。面白かったです。応援しています。
誤字報告失礼します。
5行目の『新緑の岩窟』ですが、『岩窟』の部分に全てのルビが振られてしまっています。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。
誤字についても修正いたしました。
今後も頑張りますので、何卒よろしくお願いします。