047 ~植物の生命力~

妻が職場の同僚からいただいてきたとある種を春に植えて、この夏を迎えた。


いつの間にかその種は芽吹き、そしてフェンスに絡みつく。

8月の下旬という頃にもずっと生長している。


そのツルのところどころには風船のようなものができ、

風に吹かれてあたかもハロウィーンのお飾りのように見える。


手に取って見ると文字通りに風船になっていて、

余った分を手に取ってつまむと、少し押し返しがあった後、ポッ、っとはじける。


最初、ホオズキ、と呼んでいたけれど違った。恥ずかしい。


その植物は、フウセンカズラ、というらしい。


フェンスへの伸び方が不格好だったのでいくつか伐採してしまった(ごめんよ)。

でも大丈夫、また伸びてきている。



その下には芝生として、リッピア、というものを植えてある。

もう3年ほどになるかと思うが、今年、

その一部が極端に枯れ始めたから困ってしまった。


近隣の誰かが除草剤でも散布したかのようだったから心配していたけれど、

どうにか手を入れ、再び芝生として地面を覆ってくれている。



植物よ、暑いだろうに、よく生きてくれている。


日々、自然から力をいただいている。


ありがとう。

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