末っ子が良く足を痛がる。

ふくらはぎだったり足の裏だったり、

先日はアキレス腱の周りを痛がっている。

原因ははっきりしている。

中学生になっていきなり運動部に入り、足を酷使しているんだろう。

そして家では重力に抗わないからだ。

何も予定がない日は、いやあるにしてもそれまでの時間はずっと、

自室でゴロゴロしている。また、

「足、痛いんじゃないの？」

と訊きたくなるほど豪快に階段を下りてくる。

ところでなんで男の子って階段を豪快に上り下りするんだろう。

（かくいう僕もそうだったけれど(笑）

正直、生活を見ていればそこまで重症ではない。

しかし痛いといって病院に行こうとする。

最近では部活の顧問からも病院にかかってほしいと言われるようになった。

そしていざ医者から言われるのは、

「準備運動不足の炎症だね。」

実は、足痛事件の全てがこの準備運動不足だ。

何回言ってもそれは直らなかった。

良いか悪いか、血がつながらない僕でも、

もう家族が言う言葉のように右から左に抜ける。

だからもう頼るしかない。

「外の師匠。」

身近ではない人の言葉の方が響く不思議だ。

ぜひ、色々な人に言われながら、自己を見つめられるようになってほしい。

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