第40話 嫁とイチャイチャ②(朝のハプニング)
目が覚めたらおっぱいがあった。
「スゥ…スゥ…」
せーちゃんが着ているのはスケスケのネグリジェ…ではなく、水色の可愛らしいパジャマである。寝返りを打った際に服が乱れたらしい。白い肌にピンク色の何かが見え隠れしている。もう少し、後もう少しで…ハッ!俺は一体何を。
「う、ううん…ミナくぅん…そこは…ダメぇ…」
せーちゃんの寝言に更に高まる興奮。どんな夢を見ているのか。夢の中の俺は何をしているのか。
「えへぇ〜…ミナくぅん…」
せーちゃんが抱きついてきた。つまりせーちゃんの胸に抱き寄せられた形だ。柔らかい…温かい…いい香りがする…。
変態的思考を加速させるように、せーちゃんが俺を抱き寄せたまま身体を揺らす。ゆっくりと上下に。
「んぅ…ミナくん…好きぃ…」
元より細い理性の糸を試されている。…これ揉んじゃダメか?ダメだよなぁ。するにしてもせーちゃんが起きてる時だよな…。
理性と欲望の狭間で葛藤しているとモゾモゾしていたからか、更に服が乱れていく。健康な男子の朝の生理現象なのか、この状況に興奮したのか、両方か。既に誤魔化しが効かない程下半身がテントを張っていた。動こうにも抱きしめられているため、身動きが出来ない。更に結構強い力なため息がし辛い。好きな女の子の胸に挟まれながら死ぬのは本望だが、まだせーちゃんとしたい事は沢山ある。まだ死ぬ訳にはいかない。
だから仕方ないんだ。これは緊急な処置なんだ。そっとせーちゃんの胸に手を当てる。触れた瞬間、柔らかくも弾力がある感触が指先に伝わる。まるでマシュマロのようだ。
「んっ」
指先の感触とせーちゃんの漏れた声に理性が削られる。気が付けばゆっくりと触れていた。というより軽く揉んでいた。
「んぅ…んぁ…」
せーちゃんの吐息が欲望を増幅させる。触るな。寝ている最中に触るなんて最低だぞ。理性がか細い声で俺を止めようとする。だが止まらない。婚約者なんだからいいだろ。むしろ誘っているだろこれは。欲望の声が唆す。
手が意思を持った様に動く。軽く揉みながら人差し指で桜色の突起を弄る。外周から中心に向けて触れるか、触れないかの力加減でゆっくりと円を描く様に指先を動かす。触れる度にせーちゃんが身悶えする。心なしか肌が赤く染まった。暴走している事は分かっていた。だが自分が自分で止められない。
「…ミナくんのえっち」
先程の寝言とは違い、はっきりとした口調だった。恐る恐るせーちゃんの顔を見上げると、顔を真っ赤にして潤んだ瞳でこちらを見つめるせーちゃんが。
「…ミナくんも男の子だもんね。でも寝ている時じゃなくて起きている時に触って欲しいな…。その方がミナくんとイチャイチャ出来るから…」
勝手に触っていたというのに許してくれるせーちゃん。聖女か何かですか?
「…触ってもいいですか?」
「…うん。ミナくんならいいよ」
その後、朝食の時間までせーちゃんとイチャイチャした。
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