このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(137文字)
男の子なら一度は手にする機会があったかも知れない木刀。振れば何故か強くなった気がする不思議なアイテム。そんな木刀を持って異世界にやってきた主人公の物語。内容的に非常にライトな雰囲気で物語は進みます。特に気に入った点は、主人公の素直な喜びや気合い、不安が直線的にわかりやすく文章で伝わってくるところです。簡潔にし過ぎても浅く薄くなってしまう所を、非常に良い文章と会話のバランスで表現されてます。個人的に“じいちゃん”の意思と存在が、今後どのように物語に影響を与えるかが気になる所です。