宇宙を飛ぶ夢
自宅で友達とアニメを見ていた。しかし、気がつく自分がアニメの世界にいて、欄干に並んでいる大勢の人の中の1人になっている。手から弾を撃つことができるため、遠くから飛んでくる形代を撃ち落としたり避けたりしていた。その形代に触れると靴が黒くなり狙われやすくなってしまうため、皆必死だった。遠くからくる形代を目視できる人は稀らしく1人だけ次のステップに進むことができ空を飛べるようになった。しかし、飛べるようになっても最初はコントロールが効きづらく禁足地の上空をとんでしまった。すると先生が鬼の形相となり私を撃ち殺そうとしてきた。
その攻撃を避けるうちに禁足地の中の建物に入る事ができた。その建物の中は中華風の建物だったが日本の建築様式も使われており不思議な空間だったが、建物内ではまた違う黒い蝶に追いかけられた。逃げ続けるうちに無機質で古びた部屋についた。
そこには座って遊んでいる小さな女の子と目を閉じて横たわっているおそらく、その子の母親だと思われる女性がいた。女の子がじっと見つめてくるので近づくと女の子は真っ黒な塊に変化して襲ってきた。逃げる途中に敵意はないこと、なぜこの部屋に2人だけいるのか知りたいと言うことを伝え続けた。すると、黒の塊は次第になくなり女性が目を覚ました。女性はウェーブがかった赤毛で肌は白くとても痩せていた。女性に近づいて良いか聞くと頷いたため近くにすわった。話をしているうちに彼女は届けたい物があること、ここから出たいと思っている事を知った。ならば一緒にここから出ようと言うと彼女は出かたがわからないと言う。私から見ればその部屋は天井がなく上には星の煌めく空が広がっているだけだった。彼女は元々空を飛べていたと言うので共に飛んで行こう必ず出られると言うと、力なく立ち上がり飛ぼうとするが少し飛ぶとすぐに落ちてしまった。私は床に座った彼女の手を取り手を繋いだまま飛んだ。彼女は驚いた顔をして取り乱していたが近くに引き寄せると落ち着きを取り戻し、そこで初めて彼女の笑顔を見た。
彼女の手を取ったまま飛び上がりそのまま外にでると、山を越えて海に出た。その海には船が沢山あったが、皆んなお面や布をつけ顔を隠していた。そして上を見上げると大小様々な惑星や、流星を途中で固めたような、水滴を途中でとめたような、様々な形の星がレースのカーテンのように広がっていた。横を見ると目を煌めかせ嬉しそうな顔をした彼女がいて、あの星の中を飛びたいと言った。それを聞いて彼女の手を引いたまま星の中を飛び惑星の近くまで行った。すると彼女は届けたいものはあの惑星にあると指差した。そのためその惑星に行くと小さな島に降り立った。彼女が迷いなく歩いて行ったためついて行くと緑色に薄く光る小さな石があった。小さな石の周りにかけらが多く落ちており彼女は本当はもっと大きな石だったが砕けてしまっていると言った。彼女が石を手に取ると近くから足音がした。捕まるとまずいと直感的に思った私は、彼女に先に少しでも上に飛ぶよう促し、その間に私はそのかけらを手一杯に集め、緑色のかけらたちをもって少し上にいる彼女に追いつくと彼女はとても嬉しそうな顔をして私の手を取った。
無機質な扉の前にいた。その扉を開けると木でできたテーブルと椅子が4脚あり、そこに小さな女の子と向かいに女性が座っていた。近づいていくと女の子は楽しそうにパンを食べ牛乳を飲んでいた。女性の近くまで行くと彼女はこちらに気がついたようで驚いた顔をしたが抱きついてきて『私よ』と言った。そこで気がついた。一緒に飛んだ彼女だった。
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