｢あやなっちー。学級委員だねー｣

｢そうだよー。まさか、転校して来て、すぐ、学級委員になるなんて...｣

｢でも、みんな、転校生だからってこと、気にしてないよー｣

｢ほんとー？それならよかったー｣

｢あやなっちなら、できるよっ！大丈夫だよー｣

｢知念先生も、いきなり、うちに

『学級委員になりなさい』

って言うんだもんなー｣

｢知念先生は、そういうとこあるさー｣

｢え？どういうことー？｣

｢つまり～、転校してきたばっかりの転校生だろうと何だろうと、あやなっちや、みんなのこと考えて、あやなっちを学級委員にするのも、あやなっちやみんなにとって良いことだって判断するような、そんな先生さ～、知念先生は...｣

｢そっか～、でも、なんとなくわかる...｣

｢そう？｣

｢うんっ、知念先生なら、いろいろ考えてくれてるんだな～ってことは、なんか、めっちゃわかる...｣

｢あはは...それならよかった｣

｢あはは｣

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