ゆうなっちといっしょに

「じゃあ、また、あしたねー」

「ばいば~い、ゆうなっちー」


「ばいば~い、あやなっちー」

「あ、そうだ!」


「どしたの?」

「うちも、ゆうなっちのほうに行ってみよう」


「え?こっちだよ...」

「うんっ、そっちに行ってみるー」


「あはは」

「あはは」


「あそこの家だよ~」

「うわっ、屋根にシーサーのっかってる」


「そうだよー」

「カッコいいー」


「ほんとー?」

「うんっ」


「あやなっちの家は、あの道の先のマンションでしょー」

「そうだよー、なんで知ってるのー?」


「知念先生から聞いたのー」

「へぇー、知念先生、そんなとこまで...」


「ふたりは家、近いから、うちに

『白熊さんのことよろしくね』

って知念先生、言ってた...」

「うちのことも、いろいろ考えてくれてるんだねー、知念先生」


「そうだよー、知念先生、みんなのことを考えてくれてるから...めっちゃいい先生!うちも大好き」

「そっか...でも、うちも転校初日で、知念先生のこと好きになったもんなーっ」


「ねっ、そうでしょー」

「うんっ、ほんと、そう」


「じゃあ、ばいば~い、また、あしたー」

「ばいば~い、また、あしたー、今日はありがとー」


「えへへ...いいよいいよ」

「えへへ...」

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