第3話






昨日、パッパとマッマと一緒に格闘ゲームをplayしていて、パッパと俺がマッマ(魔王)にボコボコにぶちのめされてた時のこと…


「Nooooooooo!!!!」←パッパ


「アッハッハ!!くたばりやがれ!!アッハッハ!!」←マッマ


「チーーーン」←俺(すでに干されている)



——どうすれば綾瀬遥と仲良く出来るのだろうか…。


と考えていた。


とりあえず俺のグレートな脳で導いたエクセレントな答えは…



「あ!きぐうだね!またあった!」


「あら、奇遇ね」



もう一回図書館に凸ることだ。


いや、それしかないやん。だってチートもないし権力ないし、イケメンじゃないし、


あれ?俺転生者だよな??


まあとりあえずパッパとマッマに放課後図書館に行ってもいいかと許可を貰ってきたわけだ。ぶっちゃけ綾瀬がいるかはギャンブルだったけどどうやらを引いたらしい。


さりげなく、さりげなーくいつの時間にいるか聞いてみる。



「ねえねえはるちゃん!いつぐらいに図書館にいるの??」


「ここまで堂々と聞いてくる人は初めてだわ……あと馴れ馴れしくしないでちょうだい、大体夕方ぐらいよ」



なるほど、理解、理解、understand。



早速本を取りに行く。なんの本があるんや…。 

お!これとかいいな!



「はるちゃん!隣にすわっていい?」


「だから馴れ馴れしく…ってもういいわ」



よし!許可も取れたことで隣で本を読んでいこう!!


よし!よし!これで第一段階突破や!



「ねえ、私の見間違いじゃなければいいんだけど、その本のタイトルって…」


「ん?ああ!これね、『猿でもわかる恋愛の進め方』っていう本だよ!」


「ここまで来ると逆に清々しいわね」



何故か女子用の恋愛の進め方しかし無かったが、男の俺でも参考にできる部分はあるのでしっかり読んでいこう。



ページ数は1919ページ。うん辞書かな? 



あと狙ってんなこれ。なんで幼児コーナーにこの本があるんだよ。



ちなみにベストセラーらしい。世も末や…



はるかちゃんを見ると、とても凛々しい顔で本を読んでいて、さらに好きになった。




——2時間後




「……まだ読んでるの?」


「うん?あー、もうこんな時間か…」


「すごい集中力ね…」


「うん!本は好きなんだよね!知識はあって損はないから!」


「…私も、」


「うん?」


「私も、本を読むのは好きよ」


「……え?」


「じゃあ明日」


「う、うん。また明日…」



そういうと、はるかちゃんはクールな感じで帰って行った。可愛い



にしても、




ってことは、明日もいるってことだよな——








———


面白いな!もっと読みたいな!という方は☆と高評価お願いします

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