ダンジョンの深淵に住む「魔物｣的な立場の俺、配信で晒されて見事にバズってしまう

二章で登場するキャラの大まかな内容

人間側

《月城大輝》

名前:月城大輝

年齢:36歳

性別:男

見た目

　顎ヒゲをちょっと生やしたおっさん。

性格

　自分の目で確かめないと信じない主義。ネットの蔓延るデマも一切信じないし、例え真実であっても最初に疑問を持つ。

　アンノの実力を疑っていた人間であり、神宮寺からその危険さを伝え聞いても信じないという程に頑固。

　好きな言葉は『百聞は一見に如かず』

　そしてそこから派生した『百見は一行に如かず』（百回見るより、一度実際に行って試したほうが良い）を座右の銘としている。

軌跡

　日本に数多あるクランの中でも最上位に位置するクラン明星の長。

　クラン明星は代々引き継がれており、彼は3代目クランマスター。

　次の人間がクランマスターとなった時、それまでの所属メンバーは解散するというのがクラン明星の決まり。

　16歳から資格をとり、順当にランクを上げていき28歳のときにSランクに到達した。

特技

　自身の身長ほどある大剣を振り回す脳筋戦法。脳筋であれど、衝撃波や斬撃を放つことができるのでSランクのなかでは強い方。

　弱点としては、自分があまり速く動くことができないこと。しかしその弱点を生かしたカウンターで多くの敵を粉砕してきた。

　作中ではアンノにカウンターを食らわせようとしたが、アンノに上手く躱され撃沈した。

《神宮寺大和》

名前:神宮寺大和

年齢:28

性別:男

見た目

　眉毛が太い、そしてどこか人気者オーラを放っている。

性格

　部下のことをとても大切に思っている正統派性格イケメン。例え一度きりの絆でも自分の下に付く者の命を守るために命を懸けられる。

　ただ、アンノの圧倒的な力に粉砕されて「自分には部下など似合わない」と思い始めるようになった。

軌跡

　16歳で資格を取り、25歳にして探索者の最高峰であるSランク探索者に到達。クラン明星に加盟したのは23歳でAランク探索者だった時であり、月城の誘いがきっかけ。

　まだSランクとなって間もないので同じランク内では下の実力。

特技

　剣での攻撃と魔法での攻撃を組み合わせた魔法剣士。

　どちらの技術もかなり上澄みだが、やはり上には上がいるので敵わない。

　炎系、氷系の魔法を好き好んで使う。他の魔法は剣との組み合わせが悪いのだとか。

　2度目のアンノとの対峙では、魔法すら使えずに敗北した。世の中そう簡単に生きてはいけないと再認識した。

《東雲アイリ》

名前:東雲アイリ

年齢:22

性別:女

見た目

　幼女、それに尽きる。黒髪でジト目。

性格

　貯金欲が半端ない。

　貯金することは超好きだが、お金を使うことは好きではない。だから生活に必要な支出以外は決してしない。

　クランメンバーと一緒に御飯を食べるときはだいたい神宮寺に奢らせる。神宮寺がお金を持っていなければ後輩に奢らせる。

　東雲は神宮寺のことを、自立型の貯金箱だと思っている。

軌跡

　16歳で資格を取り、その天才的な才能で21歳にしてSランク探索者に到達。現在Sランクになって一年だがその才能は凄まじく、Sランクでも最上位。

　クラン明星にはSランク到達時に加入、そしてすぐに最高戦力へと上り詰めた。

特技

　魔法全般をかなり上手く使用することができるが、その中でも錬金魔法の才能が凄まじい。

　彼女が錬金魔法を鍛えている理由は、防具にかかる費用が減るから。

　武装モードα、金色阿修羅は銃火器や刃物を大量に装備するモード。遠距離では銃火器が火を吹き、近接戦では刃物での小手先技術で対応する。ゼロ距離での砲撃もかなり強力となる。

　武装モードβ、白銀要塞は防御に力を入れたモード。球体へと武具が変化して、生半可な攻撃は弾く。オーガの一撃さえ弾くことができる。そしてこのモード最大の特徴は攻撃に転ずるところ。

　その場から動くことはできないが、近づいて攻撃してきた敵を、球体から棘を伸ばして反撃する事ができる。

《咲原陽介》

名前:咲原陽介(谷口陽介)

年齢:〜29

性別:男

性格　

　小さい頃、親からひどい仕打ちを受けていたせいで極端な思考を持っている。実の両親が死んだ際に引き取ってもらい、愛情を知るが、その引き取ってくれた親も事故で亡くなる。

　ヒロキとの出会いがきっかけで、子供に対してはいいお兄ちゃんになる。

軌跡

　悪いことがあって、次に良いこと。そしてまた悪いことがあって最後に特大の悪いことが降りかかった。

　探索者としての実力は超一級で、全ての属性の魔法を極めている。21歳にして地上初のSランク探索者に上り詰める。

　その後も続くようにSランク探索者が現れるが、実力では咲原陽介にかなり劣っていた。

　咲原事件を起こした後、捕縛されて死刑宣告を受ける。

　29歳にして「後悔はない」と言い残しその生涯を終える。

特技

　火、氷、風、闇、光、土の6属性全ての魔法を極めている。その応用力も凄まじく、風魔法で加速させた氷塊でSランク探索者を一撃で葬った。

　どの属性に偏っているわけでもなく、すべての属性が完璧。そして、その属性から逸脱した”飛翔魔法”を使いこなす。

　錬金魔法も同じ系統だが、その難易度が違う。錬金魔法は魔力さえあれば一応形にはなるのに対し、飛翔魔法は激むず。今までで使いこなしたものは片手で数えられるくらいしか存在しない。

　現代に生きているとすると、Sランクでは忍野勇斗の次くらいに強い。

　格付けすると、忍野勇斗＞咲原陽介＞＞＞神宮寺となる　

《秋山ヒロキ》

名前:秋山ヒロキ

年齢:〜9

性別:男

　親にひどい仕打ちを受け、ダンジョンに捨てられていたところを咲原陽介に助けてもらう。

　孤児院に行くまで咲原陽介と短期間生活していた。

　めちゃくちゃ咲原陽介が好き。

　9歳になって連れて行かれ、そのまま実験体とされてしまう。結局生きている内に咲原陽介と再会することはなかった。

ストレンジ側

《クラッキー》

名前:クラッキー

年齢:不明

性別:ーー

見た目

　骨に硬い皮がついた見た目。言ってしまえば皮がついているだけで人骨とほとんど変わらない。背はそこまで高くない。

性格

　自分が死ぬことがめちゃくちゃ嫌で、アンノやデイノ、ポイジェの陰に隠れていることが多い。

　自分から人間の前に出ていこうなどとは思わず、誰か信頼できる実力を持っていると思われる人としか行動しない。

　深淵の仲間は全員信頼している。

　自己評価が低い。

軌跡

　深淵の自我持ちでは最も若い。一度も人間の前に姿を現しておらず、その存在は他のダンジョンのストレンジにすら知られていなかった。

　今回の作戦でデイノがバラしたが、その実力は深淵の自我持ち以外は誰も知らない。

特技

　骨を用いた打撃や、刺突などがデフォルトの戦闘スタイル。機動力が元々かなり高いので単純な打撃でもかなり強力になる。

　骨組変型で、対象へと骨格を再構築させるとこで1つだけ能力をコピーできる。無生物なら完璧にコピーできる。

　しかし生物の能力をコピーした場合オリジナルに劣ってしまう。

　コピーした能力は変更することが不可能。つまりアンノに変型した場合「黒漆」以外の能力を使うことはできない。

　その能力を見たことがあり、対象の骨格または構造を理解していればコピー可能になる。

《カース　呪絶》

名前:カース

年齢:不明

性別:ーー

見た目

　変化魔法という魔法を使い、今回の場合は金髪の青年に変身して登場した。

性格

　先輩に従順な後輩的なポジション。

　性格は自由奔放で、なんでも自分のしたいようにするが自分が上と認めた相手の言うことは従う。

　今回の特攻も自分から立候補した。

軌跡

　危険度Aランクダンジョン”呪妖”のダンジョンボスで、呪妖に住む唯一の自我持ちストレンジ。

　自我を持ったのは、100年ほど前。

　発見されたのも100年前であり、好き勝手ダンジョン内で暴れた結果即日人間に見つかった。

特技

　現在使用できる人間がいない『変化魔法』を行使できる。

　この魔法が使いたいがために40年修行したのだとか……。

　それ以外でも、彼の魔力は触れるとデバフを受ける特殊な性質であり呪砲もかなり人間にとって厄介な技である。

　独裁領域（ロヴ　フィールド）で、半径50メートルに展開される範囲デバフ。

　生命力、攻撃力、防御力を奪う。そのダメージは、自我持ちでないストレンジを秒殺するほど強い。

　そしてその奪った生命力、攻撃力、防御力を自身にそのままバフとして利用することができる。

《ケア　魔獣師》

名前:ケア

年齢:不明

性別:ーー

見た目

　ヒゲをボーボーに生やしたイカツイ顔面で、首からしたはない。

性格

　例えストレンジであっても、人間であっても大人には厳しく子供には甘い。忍野勇斗がこのダンジョンに入り浸っていて死亡していないのも、カースがストレンジを操作して実力に見合った敵を出していたからである。　

　その性格から、人間を攻撃させるのは死んでもいい大人のストレンジにしかさせていない。

軌跡

　30年前にこの世に生まれ落ちた自我持ちのストレンジ。

　ダンジョン内のストレンジを全部使役している。つい最近人間に見つかったストレンジで、懸賞金は55億円。

特技

　ストレンジを使役し、操ることができる。

　攻撃を防ぐ盾にしたり、圧倒的な物量で攻めることもできる。ただ、本体に戦闘力はほとんどない。

　使役したストレンジを食うことで体力回復ができる。

　なぜ忍野勇斗を成長させるために自分の子であるスライムをけしかけたのか、もしかしたら彼の中には人間の子供を優先する理由があったのかもしれないが、不明である。

　不死身攻略の条件は彼が我が子だと主張するスライムに攻撃を加えないこと。

　ちなみにですが、咲原陽介が監獄で魔法を使えなかったのはそういうアイテムがあるから。

　そのアイテムは出現自体がごく稀で、忍野勇斗も持っていない。

　日本にあるのは2個のみ。