快楽に溺れて……
「お兄ちゃんとお姉ちゃんって本当にラブラブだよね!」
ある日のこと――リビングでくつろいでいると、突然そんなことを言われたため、思わず飲んでいたお茶を吹き出しそうになってしまったが、何とか堪えた後に聞き返した。
「な、なんで?」
「だって……いっつも手をつないだりとか、キスしてるじゃん!」
「そ、それはだな……」
俺がどう説明しようか迷っていると、夏希が助け舟を出してくれた。
「冬香にはまだ早い話よ」
(ナイスフォローだ!)
心の中で感謝していると、彼女は続けて言った。
「でもね……隼人のことが大好きっていう気持ちは誰にも負けない自信あるわ」
それを聞いた瞬間――俺は恥ずかしくなって顔が熱くなったのを感じたのだが、それと同時に嬉しさが込み上げてきたため素直に答えた。
「ああ、俺も夏希のことが大好きだよ」
夏希は頬を赤らめながらも微笑んでくれたので、それがまた可愛くて見惚れてしまった。すると――いつの間にか側に来ていた冬香ちゃんが俺達を見ながら言った。
「お姉ちゃんとお兄ちゃんって本当に仲良しだよねー!」
「まあね……隼人は私の大切な恋人だもの」
夏希がそう言うと、冬香ちゃんは羨ましそうにしていたのだった――。
時刻は12時を過ぎ、俺たちは夏希が作ってくれたオムライスを食べていた。
「美味しい?」
夏希が聞いてくるので、素直に答える。
「ああ、最高に美味い!」
俺が褒めると、彼女は嬉しそうに微笑んだ後で言った。
「よかった! いっぱいあるからどんどん食べなさい!」
俺は言われた通りにオムライスを食べ進めていったのだが――途中でお腹が一杯になってしまったため、残りをどうしようか迷っていると……突然、彼女がスプーンを差し出してきた。そして、そのまま俺の口に近づけてきたのだ。
(え……?)
一瞬戸惑ったものの、すぐに状況を理解した俺は、口を開けてそれを食べた。すると、彼女は満足そうに微笑んだ後で言った。
「どう? 美味しい?」
俺は恥ずかしさを覚えながらも正直に答えることにした。
「……うん、すごく美味しいよ」
俺が言うと、夏希は更に笑顔になった後で言ったのだった。
「ふふ……ありがと」
(可愛いすぎるだろ)
思わず見惚れてしまったが、すぐに我に返って食事を再開したのだった。そしてーー昼食を食べ終えた後、俺はソファーに座って漫画を読んでいると……夏希が隣に腰掛けてきた。
「どうした?」
俺が尋ねると、彼女は少し恥ずかしそうにしながら答えた。
「えへへ……何でもない」
(可愛い……)
心の中で思いながらも平静を装っていると、彼女が突然手を握ってきたため驚いたものの、すぐに握り返すと嬉しそうな表情を浮かべていた。そんな彼女を見ていると愛おしさが込み上げてきて我慢できなくなってしまった俺は――気づけば彼女の唇を奪っていたのだった。突然のことに驚いた様子だったものの、嫌がる素振りは見せなかったため、そのまま舌を入れようとしたところで我に返った俺は慌てて離れた。
「ご、ごめん!」
俺が謝ると彼女は頬を赤らめながらも小さく微笑んで言った。
「……別に謝らなくてもいいわよ」
(え……?)
予想外の反応に戸惑っているうちに夏希は再び顔を近づけてきて――今度は彼女の方からキスをしてきた。最初は軽く触れるだけのキスだったものの次第に激しさを増していき、最後には舌を絡め合う濃厚なものへと変わっていった。
そして――どれくらい時間が経っただろうか?
ようやく解放された時にはすっかり息が上がってしまっていたが、それでも何とか呼吸を整えた後で言った。
「はぁ……はぁ……」
(やばいくらい気持ち良かった……)
俺が余韻に浸っていると、夏希は妖艶な笑みを浮かべて言った。
「ふふっ……隼人ったらそんなに私の舌が気持ちよかったの?」
(うっ!)
図星だったため何も言えずにいると、彼女はクスッと笑ってから言った。
「ふふっ……可愛いわね」
そして再び顔を近づけてくると、耳元で囁いてきた。
「もっと気持ちよくなりたい?」
(え……?)
俺が戸惑っている間にも夏希は俺の服を脱がせていくと、そのまま押し倒してきた。そして――俺の上に跨ると妖艶な笑みを浮かべる。
「ふふっ……隼人のここ、大きくなってるわよ」
(うっ!)
夏希の言う通り、俺の股間はすでに大きく膨れ上がっており、ズボンの上からでも分かるほどだった。彼女は俺の性器に触れるとゆっくりと撫で回し始めたので、思わず声が出てしまう。
すると――彼女は更に激しく動かし始めたため我慢できなくなった俺は慌てて止めようとしたが、間に合わず絶頂を迎えてしまった。パンツの中に出してしまったため気持ち悪いと思っていると……突然、彼女にズボンを脱がされた上にパンツも剥ぎ取られてしまったため驚いてしまう。
そして――今度は直接触ってきたため、再び射精してしまった。その後も何度も繰り返してしまい流石にまずいと思った俺は止めようとしたのだが、彼女は止める気配もなく……それどころかより一層激しく動かしてきたため我慢の限界に達してしまった。
そしてついに限界を迎えた俺は、盛大に精液をぶちまけてしまったのだった――。
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