第17話

静かな夜が更ける中、百合とあかりはベッドで向かい合って横たわっている。月明かりが二人の輪郭を優しく包み込み、部屋の中はとても穏やかだ。


百合はあかりにそっとキスをする。そのキスは短くても、深い愛情を込めたものだった。


あかり

(微笑みながら)「私も…百合さんが大好き。これからも、ずっと一緒にいようね。」


二人はお互いの腕の中で寄り添い、優しい笑みを浮かべながら、もう一度キスを交わす。今度のキスは少し長めで、言葉以上に深い感情が伝わっていた。


百合

「あなたと一緒にいると、これから何があっても乗り越えていける気がする。これが、私たちの愛なんだね。」


あかり

「うん、私もそう思う。あなたと一緒なら、どんな未来も楽しみ。」


二人はその後、静かに体を寄せ合い、優しい笑顔を交わしながら、互いの存在を確かめ合う。


あかり 「今日は本当に特別な日だったね。」


百合 「うん、私もそう思う。こんなふうにお互いをもっと理解できたことが嬉しい。」


二人は目を見つめ合い、笑顔がこぼれる。あかりが優しく百合の頬に手を添えると、百合はその手をじっと見つめる。


あかり 「私たち、これからどんな未来を築いていくんだろうね。」


百合 「一緒に歩んでいくことが、私の一番の幸せ。」


その言葉に安心感を覚えたあかりは、百合をさらに引き寄せる。二人は静かに再び唇を重ね、愛を確かめ合う。


あかり 「あなたといると、どんな時も心が温かくなる。」


百合 「私も。あなたがそばにいると、何でもできる気がする。」


愛の営みがゆっくりと始まり、二人はお互いの存在を確かめるかのように、穏やかな温もりを感じる。心と体が一つになり、何もかも忘れさせるその瞬間。


百合 「あかり…大好き。」


あかり 「私も、百合。これからもずっと一緒にいよう。」


お互いの体温を感じながら、二人は静かに寄り添い、愛を育んでいく。彼女たちの絆は深まり、未来への希望と共に、無限の愛が広がっていく。

夜の静けさの中、二人の心は一つになり、深い絆がさらに強まっていく。そして、寄り添ったまま、ゆっくりと眠りについた。





朝日が差し込む中、あかりが目を覚ます。百合が隣で静かに寝ている。彼女は微笑みながら、昨晩の愛の営みを思い出す。

静かな寝室。百合とあかりは、昨晩お互いの愛を確かめ合った後、一緒に眠りについていた。百合が目を覚まし、静かな朝の空気の中でそっとあかりを見つめている。

カーテン越しに明るい陽光が差し込み、部屋全体が柔らかい光に包まれている。隣に眠るあかりの顔を見つめ、微笑みながらそっと手を伸ばす。あかりもその気配を感じて目を開ける。


あかり

(眠そうな声で)「…おはよう、百合さん。」


百合

「おはよう、あかり。よく眠れた?」


あかり

(優しく微笑んで)「うん、すごくね。百合さんが隣にいると安心して眠れるから。」


百合はあかりの手を握り、少し真剣な表情を浮かべる。


百合

「実はね、あかり…昨晩のことなんだけど、すごく大事なことがあって。」


あかりは百合の様子に少し驚き、身体を起こす。


あかり

「え?どうしたの?」


百合

(少し緊張した様子で)「…あのね、子供ができたの。」


一瞬、あかりは驚きで言葉を失う。目を見開き、百合の顔をじっと見つめる。


あかり

「…え、本当に…?子供ができたの?」


百合

(微笑んで頷く)「うん。最近体調が少し変だなと思って、昨日検査をしたの。そしたら、赤ちゃんがいるってわかったの。」


あかりは驚きの表情から、次第に喜びへと変わり、思わず百合を抱きしめる。


あかり

「すごい!百合さん…本当に?私たち、親になるんだね…!」


百合:

(感動しながら)「うん、そうだよ。私たちの赤ちゃんが、お腹の中にいるんだ。」


二人はしばらく抱きしめ合い、涙を浮かべながらその瞬間を共有する。新しい命の存在が、これからの生活を大きく変えることを二人とも感じながら、穏やかな朝の光の中でその喜びをかみしめている。


あかり

「これからもっと頑張らないとね。百合さんも、赤ちゃんも、私がしっかり守るから。」


百合

「私も。あかりと一緒に、幸せな家庭を築いていきたい。きっと、素敵な親になれるよね。」


あかり

(大きく頷いて)「もちろん!私たちなら、きっといい親になれるよ。」


窓の外では小鳥のさえずりが聞こえ、二人は手を握り合いながら、これから始まる新しい家族の物語を思い描く。部屋には、穏やかな喜びと希望が満ちている。


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恋の忘れ物 紙の妖精さん @paperfairy

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