恋の忘れ物

第14話

カフェの外のテラス席。夕暮れ時で、空はオレンジ色に染まっている。あかりと百合はテラスのテーブルで向かい合って座っている。周囲には他の客もいるが、二人のテーブル周りは穏やかで静かな雰囲気が漂っている。

あかり

「今日は本当にありがとうございました。素敵な時間を過ごせて、すごく嬉しかったです。」

百合

「こちらこそ、あかりさん。あなたの気持ちを聞けて良かったです。私もこれから一緒に過ごす時間を楽しみにしています。」

あかり

「お互いの気持ちが通じ合って、ホッとしました。これからどうしていこうか、一緒に考えていけたらいいなと思っています。」

百合

「そうですね。今後のことについても話し合いながら、お互いのペースで進めていきましょう。」

あかりがテーブルの上に置いてあった二人分のデザートを取り出しながら話す。

あかり

「これ、私が選んだんです。百合さんに気に入ってもらえたらいいな。」

百合

「ありがとう、あかりさん。楽しみです。」

二人がデザートを食べ始めると、心地よい会話が続く。百合が少し照れくさそうに話しながら、あかりがそれに笑顔で応じる。

百合

「そういえば、あかりさん、最近の趣味って何かありますか？」

あかり

「最近は、読書にハマってます。特に恋愛小説をよく読んでいるんです。」

百合

「それは面白そうですね。私も最近、歴史の本に興味があって。」

あかり

「歴史の本、私も興味があります。今度、読んだ本についてお互いに語り合うのも楽しそうですね。」

百合

「いいですね。お互いの趣味を共有しながら、もっとお互いを知っていけたら嬉しいです。」

外の風が心地よく吹き、二人の会話とともに夕暮れが深まっていく。テラス席に座る二人は、これからの未来に希望を抱きながら、穏やかな時間を楽しんでいる。