溶けゆく深淵の中で:3
「お願い…できる、かな」
『僕はもう共犯者だから、手伝う以外に選択肢はなさそうだけど…』
(ごめんね…スレア)
『いや、別に気にしなくてもいいよ』
「スレアちゃんはなんて言ってるの?」
「手伝う…って」
「じゃあ、私もやるよ」
判断基準は僕がやるかやらないかなんだ…。…いいのかな、そんな判断基準で…。
「本当に…いいの?」
「うん、もちろん」
リアは結構本気みたいだ。
(じゃあ…スレア、そろそろ体、返すね)
「でもさ、結局神殺しって何をすればいいの?」
『…えっと…神を殺す…』
「神を殺す。だってさ」
「あぁ、えっとそうじゃなくて…神殺しを遂行するにはどんな手段を取ればいいの?って言う事」
『神を殺すには…神に創造されなかった人…【
「神殺しを遂行するには、【
「【
『それは…わからない』
「キュスも分からないってさ」
【
………。
「…あっ」
「ん?どうしたのスレアちゃん?」
「もしかして…【
『どういう事?』
「…この世界に元々いたのはNPCだけだから、プレイヤーは別世界からアバターを投影してアクセスしてることになってるかも…ってこと?」
「そう言うこと」
『…?スレア達は…別世界から来たの?』
(…あぁ…えっと…取り敢えずそんな感じの認識で良いと思う…)
『そうなんだ…』
でも、もしそうなら…。【
【ステータス】
Name:
状態:正常
Lv:45 - Level UP
【
【
【
【
【
【
アビリティ
【
【
【
【
魔法
【炎魔法Lv:4】フレアインパクト - New magic
【水魔法Lv:4】トーレント - New magic
【風魔法Lv:1】ウィンド - New magic
称号
【
その他
【痛覚リンク】有効
称号の欄が増えてはいるみたいだけど…ステータスに【
「【
『…神殺しは…できないのかな』
(キュスはどうしてそんなに、神殺しに拘るの?)
『…なんで、だろ…?…そういう使命が…私にはある気がして…』
(…ねぇ、キュス)
『何?スレア?』
(一回、交代して)
『…?うん…』
【ステータス】
Name:
状態:
Lv:45
【
【
【
【
【
【
アビリティ
【
【
【
【
魔法
【炎魔法Lv:4】フレアインパクト
【水魔法Lv:4】トーレント
【風魔法Lv:1】ウィンド
称号
【
【
その他
【痛覚リンク】有効
『ビンゴ』
(スレア…どういう事?)
『キュス、ステータス見て』
「…あっ…【
「え!?もう見つかったの!?」
「…うん、ほら…」
そう言って、キュスがリアにステータスを見せる。
「…
(スレア…私には、貴女が必要みたい)
『分かってるよ、キュス』
(…ありがとう)
『で。神殺しを遂行するには【
「えっと…【
「じゃあ、目指す場所は【
「うん…でも…あそこには結界があって…」
『結界?』
「人ならざる者は…入れないの」
…【
「じゃあ、今のうちにスレアちゃんと交代しておいたら?結界を通ってからまた変わればいいしさ」
「うん…そうするね』
『…よし、それじゃあ結界を通るまでは僕の出番かな」
「そうだね、結界を越えたら手柄は全部キュスコートちゃんにとられちゃうかも?」
…まあ、神殺しができるのはキュスだけなんだし、仕方ないけどね。
『…それじゃあ…死なないで、ね?』
(分かってるよ、大丈夫。…で、【
『そのまままっすぐ進めば…着くと思う』
(分かった)
「このまま真っ直ぐだってさ」
「なんか、キュスコートちゃんカーナビみたいだね」
…確かに?
それからキュスの言ったとおりに真っ直ぐに進んでいると、【
視覚も嗅覚も無いはずなのに、こちらを的確に正面に据えるのが何とも不気味な【
『スレア…私を、【
キュスのその声と共に、【
「キュス、リア。行くよ」
「『うん』」
――――――――
作者's つぶやき:【
この【
じゃあその元人間たちは何をしたんだ?簡単です。【
簡単ですね。
そして次回の初めは【
初期装備ってなんだっけ。【
――――――――
よろしければ、応援のハートマークと応援コメントをポチッと、よろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます