第一章第二話

「あ、あの転校生のことか?知ってるぜー、かわいい子だよなー」

「お前、どこ気にしてんだよ?」

自分が意識してふざけてるのか、にっこりと笑表情をしてくる。

二位の成績をとってる転入生は会ったことも話てる事もないものの、どんな人なのか他生徒の噂により、日本人と外国人のハーフらしい。ランク表で記載されてる氏名は「達花アユ」だけで、外国の名前の知識をあまり理解していない僕にとっては難易度が高すぎる。 

「まぁ、噂ぐらいは知ってるけど、奴はどうかしたか?」

「あのですね…あの子、君の一位の座を奪おうとしてるんですよ」

「知ってる、お母様から聞いた」

「じゃ…」

「ただ、こちらから奪われないよう頑張るしかできないよ」

何故か言い返す事は出来なかった。なぜだろう、変な事言ったかな?

「…」

「…」

階段の前に着いたころ、一つずつ下りるに伴い、雰囲気が重苦しく感じてしまった。

ふむ、これは少々言い過ぎかもしれぬな。よし、ここは誤って、話題を変えよう

「ごめん…」

「お前ら、休憩時間で成績とか、面倒くさい話は止めてくれよ、ほら早く急いでカフェテリアへ行こうぜ!スペシャル焼きそばパンが売れきれしちまうからさ」

「あ、そうでした…忘れるところでした」

「え?焼きそばパン?おい、待て!」

燥いで階段を走り飛ばしてる二人を追い掛ける僕は騒がないように何度も言ったものの、この二人の足が速く、追いつけそうにない。

緑山私立小学校の建築の地域は大抵狭いと言って過言じゃないけれども、当学校はおおよそ二、三軒を持ち、三年生から五年生までの教室はA軒にある(六年生はまだない)

一年生から二年生までB軒。そしてもう一軒はカフェテリアだ。

カフェテリアはAやBの間で建立された。

一階に着くと

「こら!廊下を走るんじゃない!」

「す、すみません」

鉢合わせした先生にちょこっと怒鳴れてた。もうすぐカフェテリアへ着くころだし、あいつらも…

「はぁーはぁどうかした?」


メモ:更新が遅れて大変申し訳ございません。今はプラモデルの組み立てとYouTubeやSNSのコンテンツ制作に夢中になってて、プロットなどを作るための時間があまりないです。

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