第32話
「終わりました。恐らく異能で作られた生命体でしょう。生命錬金ですかね。」
でも、と天海が言いかけた所で異能審判の少女は
「ええ、こっちの異能都市に生命錬金を使える人は居ません。恐らく…大人の異能都市から侵入してきた人がいるのでは無いでしょうか。」
「そう考えるのが妥当だな。」
桐谷も賛同した。
すると突然
「よく分かってるじゃないか。」
コンテナの上から男の声がした。
「誰だ!出てこい!」
先輩と呼ばれる少女が声を張り上げた。
コン コン と歩く音が聞こえる。
異能審判達が戦闘態勢に入る。
姿を現した長身で茶髪の男は
「どうも、
紳士的な口調で語りかけてくる工藤に異能審判達は攻撃を仕掛ける準備をする。
しかし工藤は何もしてこない。
「ふむ、第7位がいるのですね。子供と言えど第7位を一人で相手するのはさすがに厳しいです。」
そこで区切りもう一度言葉を放つ。
「なので…いけ!我が
言葉と同時に眩い光が異能審判達の目を眩ませる。
次に目を開けた時にはねずみ色の生命体に囲まれていた。
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