第7話

帰り道にて


「アイツって、誰かしら?」


天海の問に桐谷は


「わからない、ただアクアにあんなことをさせて、最後には溶かした、そんな奴を許していいはずがない。」


怒っている、桐谷は怒っている。

その感情が溢れ出ているため、怖くて天海は何も言えない。


「絶対に倒す、絶対に捕まえる、俺は決めた。別にアクアが本当は優しいからとかそんなんじゃねえ、あんなことを平気でやる人間を許しちゃいけない。」


そうね、と天海は頷く


「手伝えることがあったら…言ってね。」


「…天海、ありがとな、今日はもう帰って寝よう。」


2人はそれぞれ家に帰り、長いようで短い夏休みが始まった。

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