　倉敷市の中心部に位置する『倉敷美観地区』、その一角に佇む美術館の一つがこの『大原美術館』です。

　美術館の話を始める前に、『倉敷美観地区』について若干の補足を。

　江戸時代の運河のような石造りの護岸に囲まれた倉敷川を中心に、江戸時代の商家や蔵を模した建物、明治初期の西洋館を思わせる建物など、まさに『文明開化』真っ盛りの明治期を思わせる風情に包まれた街並み、それが『倉敷美観地区』です。

　また、美観地区周辺も、同じような景観を維持することで、街全体としての統一感は秀逸なものです。

　さて、そんな『文明開化』の街並みの中に突如現れるギリシャ神殿のような石造りの建造物、それこそが『大原美術館』です。

　玄関では、『カレーの市民（ロダン）』の彫像が皆さんを出迎えてくれます。

　私設の美術館ではありますが、多岐にわたる所蔵品で感心するばかりです。

　私個人としては、近現代の日本人作家の絵画がオススメで、美観地区の情緒によく合ったものが見受けられます。

　この他にも、博物館、美術館が倉敷市内には散在しています。

　芸術の秋らしい季節になりましたら、行楽も兼ねて遊びに行かれてはいかがでしょうか？

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