浦上天主堂 (長崎県長崎市本尾町)
長崎市の中央付近、小高い丘の上に鎮座する巨大なレンガ造りの建物、それが『浦上天主堂』。
その大きさたるや、建物だけで509坪という広さ!これは、ちょっと大きな小学校の体育館2つ分の広さに当たります…だだっ広いでしょ?
実際、天主堂の中に入ってみると、その奥行と天井の高さにただただ圧倒されます。
しかも、両壁にはステンドグラスがズラリと並び、お堂に射し込むガラスを通った自然光は、内部の陰影をより荘厳に見せてくれます。
古くは、キリシタン殉教者の見せしめを行った地であり、隠れキリシタンの凄惨な逸話も残る地に、これほど壮麗で大きな天主堂が建っている事に、何かの縁が有るのではないかと思えてしまうのは、自明の理かも知れません。
もう一つ、この天主堂が有名な理由は原爆の爆心地近くに建立されていたということです。
実際、爆風の激しさを物語るほどに、凄まじく倒壊した写真や、原爆遺構も残っており、改めて原爆の恐ろしさを私達に語りかけてきます。
皮肉な話です、最新式の西洋兵器が、地元に根づき大きく花開いた西洋文化を破壊してしまったのですから。
しかし、信仰は今日まで語り継がれ、破壊された天主堂も見違えるほど大きな物となりました。
戦争の悲惨さを学ぶとともに、人々の力強さと志しの高さをまざまざと見せつけられる建物です。
ふむ、今回はちょっと『聖地巡礼』風には纏まったでしょうか?
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