第10話 「一緒に寝よ♡」

※ 場面転換 ひまりがお風呂から出て来たところ


「おっにいちゃーん! さっきはシャンプーありがとう!」//照れ隠しであえてのテンション高めな感じで


「ね、シャンプーの後、トリートメントも念入りにしたんだぁ」


「サラサラでいい匂いになったよ、触ってみて」



//SE ひまりが後ろから主人公の肩に抱き着く

//演技依頼 頬がくっつくように後ろから抱き着く


「ねーえ、おにいちゃんってば。聞いてる?」


「お風呂上がりのいい匂いのする義妹いもうととか、どう? ドキドキしたりとか……する?」//耳元


//SE ドキドキとしている主人公の心臓の音


「……今日はこのまま、一緒に寝よ♡」//耳元


//SE さっきよりさらにドキドキしている主人公の心臓の音

//SE 主人公がひまりからそーっと脱出する物音


「あーあ、逃げられちゃった。ちょっとくらいドキドキして欲しかったのに。相変わらずクールなんだから」//主人公がドキドキした事に気付いていない


「子供の頃はよく一緒にお昼寝したのになぁ」


「どうせ子供扱いするなら、そのまま子供の頃と同じ事してくれてもいいのに」//ぼやくように


「まあ、でも、誰にでも手を出すような人よりよっぱどいいかなっ」//ポジティブ


「仕方ないから今日は大人しく自分の部屋で寝るよー」


「そして夜中になったら夜這いしに行くね♡」


「なーんて、うそだよー。また明日ね、おにーいちゃん」


「あれ? おにいちゃん、顔赤いよ? もしかして、照れちゃった?」//覗き込むように


「えー違う? お風呂で火照っただけ?」


「……おにいちゃんがお風呂入ったの、私より前なのに?」//疑うように


「ふふっ。明日も、朝ごはん一緒に食べようね」


「明日のお味噌汁は今日と違う具にするから」



「あ、でも、ちょっと待って」


//SE ひまりが抱き着く音


「ちょっとだけ。ぎゅーってさせて。……今から一人で寝ると思ったら……今日の電車の中での事思い出しちゃった」


「……へへ。なんだかんだ言いながら、抱き着かせてくれるおにいちゃん大好き」


「一日の終わりに大好きな人に抱き着けたから、今日はいい日だ!! 終わりよければすべてよし!! ってね」


「へへ。ありがと。元気出た!!」


//SE ひまりが離れる音


「じゃあ、今度こそ。おやすみ、おにいちゃん。また明日ね」


//SE 立ち去って行く音(余韻が残る感じで)


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