第2話

そして、帰る頃には外は真っ暗になってしまった。

「ラミリーマートでアイス買って帰るか?」と聞く燐。

「うん!!」と元気に答える翠。

「わかった〜」と答える燐は嬉しそうだ。

「燐の奢りね!」と言う翠。

「えぇ!?そう言って昨日も俺が出したじゃん!」と文句を言う燐。

クスクスと笑う翠に燐はかわいいと密かに思うのだった。

ラミリーマートに着いて、二人でアイスを買って帰ってる途中、もちろんアイスは燐の奢りだった。

「こんばんわ。燐くん。翠帰るぞ」と言うのは翠のお父さんだった。

翠のお父さんは身長170センチくらいの50代の痩せてる男だ。

痩せてるが、筋肉はあるらしくかなりいかつい。

「今日は燐の家に泊まる」と言う翠。

「そうか」とあっさり引く翠のお父さん。

「燐くん、翠をよろしくね」と言う翠のお父さん。

「は、はい!」と言う燐。

(外ではいい人演じてる人なんだろうな)と思う燐。

燐は1人暮らしだ。

親は海外に行っていて年に1回帰ってくるだけだ。

燐の親が生活費は振り込んでくれているため、燐はそれで生活している。

だが、それだけでは多少足りないのでバイトもしている燐。

「燐?」と呼ばれ翠の方を見ると泣きそうな顔になっていて燐は焦る。

「どうした?」と返事する燐。

「怖かったぁ」と言う翠。

「大丈夫だよ。なんかあったら俺が守ってあげるから」と言う燐。

「ありがと!燐は優しいね」と言う翠。

「そんなことないよ!」と言う燐。

そして、燐と翠は燐の家に帰り、二人で過ごす。

燐の家は一軒家で2階建てだ。

「先にお風呂入っておいで?ご飯、その間に作るから」と言う燐。

「ありがと!燐」と言う翠は嬉しそうだ。

「何食べたい?」と聞く燐に翠はオムライスと答えてお風呂にさっさと行ってしまった。

「オムライスか。好きだな」と呟く燐。


そして、お風呂から上がった翠の髪を燐が乾かしてあげてからオムライスを出してあげて、一緒にオムライスを食べる。

そして、洗い物を終わらして、燐はお風呂に入ってから洗濯機をまわす。

そして、洗濯機が鳴るまで翠とゲームをする。

「今日はまけないからね!」と言う翠。

「俺の方こそ!」と言う燐。

そして燐が圧勝して、翠がふて寝してしまった。

だから燐は「プリンあるけど…寝てるから食べないかぁ〜」と言う。

「プリン!?食べる!」と言う翠。

「じゃぁ機嫌直して?じゃないとあげないよ!」と言う燐。

「むぅ…わかった!」と言う翠は少し怒ってるけど、そこもかわいい。

燐は翠に恋しているのだ。

「じゃぁ、俺は洗濯物を洗濯機から取り出してくるね」と伝え、脱水まで終わってぬくぬくの服を取り出す。

「もふもふだぁ〜」と呟く燐。

そして、洗濯物を畳んでクローゼットにしまう。

「終わった?」と聞く翠はもう機嫌直ってるみたいだった。

「終わったよ」と伝え翠の横に座る。

「燐って好きな人いないの?」と唐突に聞かれ、燐は飲んでいたお茶を吹き出してしまう。

「ゴホっゴホ…急に何?!」と言う燐は焦っていた。

「いや、気になっただけだよ」と言う翠は少し笑っている。

「いるよ」と言うと翠は残念そうに「そっか」と言うだけだった。

そして、翠に燐が使っているベットを貸してあげ、燐はソファーで寝ることにした。

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