野球ゲーム大会②
「勝利は外村です。続いての試合は、柊対村上の対決です。
柊は横浜ゴールデンウルフズを選択しました。村上は何と、阪神フェニックスを選択しました。これはどういうことだ。」鈴村が言った。
「いや、阪神フェニックス今年強いじゃないですか。だから選びました。」村上が言った。
「気を取り直して、柊のスタメンは
1番 佐伯 センター
2番 園田 セカンド
3番 橋本 サード
4番 高見 レフト
5番 安藤 ライト
6番 常田 ショート
7番 黒岡 キャッチャー
8番 松田 ライト
9番 宮村 ピッチャー
住田と同じスタメンです。なぜ8番松田なんでしょう。」
「いや、走者一掃してほしいから8番に選びました。」
「次に、阪神フェニックスのスタメンを見ましょう。
1番 長松 ライト
2番 舟崎 セカンド
3番 尾熊 ショート
4番 武富 レフト
5番 角丸 サード
6番 浜島 ファースト
7番 綾月 センター
8番 小川 キャッチャー
9番 佐倉 ピッチャー
「今季のスタメンで4番武富が強力です。
ピッチャーはエースの佐倉。柊対村上果たしてどちらか勝つか。
プレイボール。」鈴村が言った。
試合がスタートした。
1回表、僕の攻撃は1番の佐伯、2番の園田でノーアウト1,2塁となって
3番の橋本でバントをして4番高見が2ベースヒットで2点が入った。
その後、6回まで両チーム失点を許さなかった。
「6回裏の攻撃です。2対0とビハインドの村上のチーム。
3番尾熊からの攻撃です。先頭が出たらチャンスの場面。
1球目のスライダーを打ったレフト線に打球がいきフェア。バッターは2塁まで行って
2ベースヒットとなりました。
そして、注目の4番武富。
2ボール2ストライクとなりました。5球目低めのフォークをスイングした。
打球はセンターにどんどんボールが伸びて行ってホームラン。
2対2の同点になりました。」鈴村が言った。
その後、2対2のまま9回裏に入った。
「9回裏、村上チームの攻撃。角丸からの攻撃です。
ピッチャーは、横浜ゴールデンウルフズの抑えの横山。
1球目ストレートをセンターに返してヒット。ノーアウト1塁サヨナラのランナーが出ました。」鈴村が言った
それからヒットを立て続けに打たれてノーアウト満塁。大ピンチ。
「ノーアウト満塁で8番小川です。ノーボール2ストライクになり、ストレートを投げた。
バッターはスイングしてくるが空振り三振。
1アウト満塁となりました。
そして、ピッチャーの所で代打 諸星。
代打での成績がいいバッターです。
1球目フォークを打った。打球はショート横に転がる。横っ飛びしてボールをとり
ホームに投げる。ホームはセーフ。セーフです。2対3で村上チームの勝利です。
いい試合でした。」
僕は村上に負けてしまって敗退となった。
次は鈴村対倉田の戦い。
鈴村が実況にいないので静かな戦いになった。
鈴村は、横浜ゴールデンウルフズを使って。
倉田は読売ガゼルーズを使った。
試合は乱打戦となり、制したのは倉田。
8対10で倉田の勝利となった。
「負けてしまいましたが、実況ができるなら良しです。実況は私、鈴村です。
一人足りなくて中条まさるが
無条件で2回戦進出となりました。
2回戦を始めます。倉田対中条の試合です。
倉田は読売ガゼルーズをまた選んだ。そして中条まさるは
東京モモンガーズを選択。
読売ガゼルーズのスタメンは
1番 赤川 セカンド
2番 塩山 ショート
3番 柏倉 センター
4番 宮路 レフト
5番 樋上 ファースト
6番 水崎 サード
7番 橋野 ライト
8番 大塩 キャッチャー
9番 菊島 ピッチャー
「3番の柏倉が昨年、打率3割を超えていて今季も期待されています。
そして1番の赤川は足が速いです。ピッチャーはエースの菊島
対して、東京モモンガーズのスタメン
1番 栗木 センター
2番 奥澤 サード
3番 楠原 ファースト
4番 秋谷 レフト
5番 谷井 ライト
6番 嵐 キャッチャー
7番 中河 ショート
8番 夏川 セカンド
9番 城野 ピッチャー
東京モモンガーズは6番キャッチャー嵐が打てるキャッチャーとして注目されています。
名前も変わった名前ですよね。そして、4番昨年ホームラン王の秋谷です。
ピッチャーはエースの城野。昨年のスタメンを中心に入れていますね。
それでは、試合を開始しましょう。プレイボール。」
倉田対中条の試合が始まった。
3回の表に倉田にチャンスが訪れた。
「3回表、読売ガゼルーズの攻撃。8番大塩からの攻撃。
初球インコースから大きく外れてデッドボールです。
ノーアウト1塁となりました。そして打席には9番菊島。
ここはバントか。バントの構えをしている。1球目高めになげる1塁ランナーが走った。
菊島はバットを引いて打った。バスターエンドランだ。打球は1,2塁間を抜けて
1塁ランナーが3塁までいく、ノーアウト1,3塁になりました。
まさかバスターエンドランをするとは思いませんでしたね。
チャンスで1番赤川、足が速い選手です。スクイズを警戒して前進守備になっています。
初球、外してボール。2球目もスクイズを警戒してかボール。
3球目ランナーが走った。ボールはフォークボール。バッターは上手くあてて1塁側に転がして、ファーストはホームに投げられず1塁ベースに入っているセカンドに投げる。
1点が入って、1アウト2塁となりました。」
それから、この回3点が入って
5対0で、倉田の勝利となった。
2回戦、外村対村上は8対0で外村が勝った。
ゲームの試合をよくも面白く鈴村は実況できるもんだと思った。
捜査しているのはプレイヤーなのに。
「決勝戦を始めます。外村対倉田の試合。
外村は横浜ゴールデンウルフズを選択。倉田は読売ガゼルーズを選択しました。
外村の横浜ゴールデンウルフズのスタメンは
1番 佐伯 センター
2番 川波 セカンド
3番 橋本 サード
4番 高見 レフト
5番 松田 ファースト
6番 常田 ショート
7番 黒岡 キャッチャー
8番 安藤 ライト
9番 黒沢 ピッチャー
となっています。前回と同じですね。
そして、倉田の読売ガゼルーズのスタメンは
1番 赤川 セカンド
2番 塩山 ショート
3番 柏倉 センター
4番 宮路 レフト
5番 樋上 ファースト
6番 水崎 サード
7番 橋野 ライト
8番 大塩 キャッチャー
9番 菊島 ピッチャー
となっています。さあ、この試合で勝利した人が第1回野球ゲーム優勝者となります。
優勝するための戦いどちらが勝つと思いますか柊さん。」
「うーん。横浜ゴールデンウルフズが勝利してほしいので外村さんに勝ってもらいたいですけど、倉田の作戦がいいので倉田だと思います。」
「なるほど、それでは試合を始めます。プレイボール。」
外村が先攻である。
試合が始まりどちらも乱打戦になった。
外村も倉田もゲームに慣れて、ヒットを量産していく。
ゲームが上手くなっているようだ。
「6回表、終わって7対6と外村がリード。
6回裏、外村がピッチャーを宮村に交代した。
エースを交代して果たしてどうなるか。
打順は1番赤川からの攻撃
1球目インコースのストレートを打った。ショートが逆シングルで捕るが
1塁はセーフ。ノーアウト1塁となります。
2番は塩山。バントの構え1球目高めに外した。
ランナーはスタートをしてキャッチャーは素早くセカンドに投げるがセーフ。
ノーアウト2塁となりました。
2球目、高めのスライダーをフルスイング。強振した。打球はフェンス直撃で
タイムリー2ベースヒットで1点を取りました。
7対7の同点。
3番柏倉。強打者です、ミートカーソルがおおきくなっている。
これは投げる球を考えるのが大変そうです。
1球目、フォークをふった。ミートカーソルが大きいので容易に当てることができる。
打球はセンター前に転がり、2塁ランナーはホームに帰り、1点が入った。
7対8でリードしています。
なおも、ノーアウト1塁。
4番宮路 強振で構えた高めのストレートを振った。
打球はぐんぐん伸びてレフトスタンドに入った2ランホームランです。
これで、7対10となりました。」
その後も、打線が続いて、で倉田のチーム、読売ガゼルーズが点を入れて
7対15で倉田の勝利となった。
「第1回野球ゲーム大会の優勝者は倉田です。いい試合でした。
トロフィーを授与します。」
鈴村が倉田にトロフィーを授与して第1回野球ゲーム大会が終わった。
「いや、外村惜しかったね。あそこでエース交代させなかったら勝ててたかもね。」鈴村が言った。
「交代しなくても、いずれ打たれてたよ」外村が言った。
「けど、面白かったな。野球ゲーム大会」鈴村が言った。
「倉田の操作が上手かった」村上が言った。
「なんか大会が進んでいるうちにゲームの操作がうまくなってきたんだよね」倉田が言った。
「1回戦負けだったけどおもしろかったよ。」僕が言った。
「読売ガゼルーズの柏倉のミートカーソルがでかすぎて笑った。」住田が言った。
「ああ、あれはたぶん得点圏打率でミートカーソルが大きくなったのかも、普段も大きいけど」倉田が言った。
「また、新しい企画持ってくるよ。」鈴村が言った。
ここで解散となって部屋に戻った。
部屋に戻った後、村上がきた。
「けっこういい試合したけど。外村にまけてしまった。」村上が言った。
「まあ、しょうがない強かったもん。本当に試合をしている気分だった。」僕が言った。
「ゲームってやっぱりおもしろいよな」村上が言った。
「そうだね」
「ゲームみたいに楽にホームランうてたらいいなと思うんだけど。」村上が言った。
「意外とゲームでもホームラン難しいよな」僕が言った。
「そういえば、先輩。彼女できたらしいですね」村上が言った。
「まあ、そうなんだけど。」僕が言った。
「可愛いですか。写真見せてください。」村上が言った。
「まあ、いいけど。」僕が見せると
「肌きれい。先輩やるじゃないですか」
「可愛いだろ。村上も彼女作らないとな」僕が言った。
「頑張ります。」村上が言った。
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