第16話

3月25日僕は合コンに行った。

男3人、どら1位の安藤とドラフト5位の鈴村と僕で

小久保さんが企画したこの合コン、アナウンサーとか可愛い子を集めたらしい。

鈴村さんは、小久保さんと面識がないが安藤が誘ったらしい。

鈴村の合コンを盛り上げているところを想像するとうまくいくかもなと期待した。

ちなみに、企画した小久保さんは彼女がいるのででない。

僕達は、少し高い店で3人で座っていると、綺麗な人が3人こちらの席に向かって歩いてきた。

「こんばんは、席座っていいですか」と白いワンピースの可愛い顔の子が言った。

「どうぞ、どうぞ、座ってください」と鈴村が言うと、3人の女性は座っていった。

鈴村の先導で、自己紹介を始めた、僕はいま、6人テーブルに右端に座っている。

僕から見て左側から、三浦さん、加納さん、前村さん。

前村さんは、白いワンピースの可愛い顔の子である。

加納さんは、青色のブラウスをきていて、優しい顔立ちでまっすぐな瞳をしている。

三浦さんも、黄色いブラウスを着ていて、明るい女の子の感じが伝わってくる。

僕達も自己紹介をして、どこ出身で、今何の職業についてるか話す。

「僕達3人ともプロ野球選手なんですよ」と鈴村が言う。

「小久保さんから聞いています、プロ野球選手初めて会いました。」と前村さんが言った。

「プロ野球選手になれるなんて3人ともすごいんですね」と三浦さんが言う。

「いやまあ、そうなんですよね身体能力が良くて」と鈴村が調子のいいことを言う。

君はドラフト5位ではないか

「お三方は、何の職業についているんですか」と鈴村が言う。

「私は、看護師をしています。」とかわいい顔の前村さんはいった。

「私は、モデルをしています。」と加納さんが言った。

「へえ、モデルさんなんですね、お綺麗ですね」とにやけた顔で安藤が言う。

「いえいえ」と加納さんが返す。

「私は、大学生で理系を学んでいます。」と三浦さんが言った。

3人が紹介が終わって、プロ野球の話になった。

「いや、こちらの安藤、実はドラ1で期待の選手なんですよね。」となぜか鈴村が安藤を売りこむ。

「え、ドラフト1位ですか。すごいですね。」と加納さんが言う。

「まあね、1軍目指してがんばってるんだ」とさわやかイケメンの安藤が言った。

「こちらの柊くんはドラフト2位で、練習試合では4割の打率を超えていたのに、

オープン戦では266と調子を落としているんだよね。」

鈴村が余計な情報をいれる。

「へぇ、打率400って、初めて聞きました。」三浦さんがいう。

「まあね」と僕は苦笑いしながら言った。

プロ野球の話は終わって、前村さんの看護師の話になる。

「注射打つの私、うまいんです。患者さんから痛くないってよく言われます。」

と前村さんの可愛いエピソードであった。

「私はモデルの仕事で俳優の角田さんにあったことがあるわよ」と加納さんがいった。

「え、まじであの俳優の角田さんにすごい」と安藤さんが言う。

「私も、前に芸能人にあったことあります。」と前村さんが対抗する。

僕は、可愛いなと思って笑ってしまう。

「あ、柊さん笑いましたね、後で注射しちゃいますよ」と僕にいたずらな目をする。

「いや、どうもすいません」と僕は謝る。

みんなが爆笑する。

「そういえば、趣味ってあるんですか」と三浦さんに質問される。

「いや、趣味は野球でして、これといった趣味がなくて」と僕が言うと、

「野球が趣味なんて熱心なんですね」と返された。

「まあね」と僕は言う。

野球選手は野球に熱心じゃないと戦力外にされるんでとは言わなかった。

「加納さんのモデルの仕事って基本的に何をしているんですか」

と安藤が言った。

「まあ、ファッション雑誌とか、服着る仕事が多いかな」と加納さんは答える。

「そうなんですね。加納さんの青色のブラウス似合ってますよ」とさわやかイケメンが

直球の感想をぶつける。

「ほんとですか、うれしいです」と少し恥ずかしがりながら加納さんは言った。

安藤は、たぶん加納さんを狙っていると今ので分かってしまった。

さわやかイケメンのくせにきざなこと言うのか。と思ったらもっとすごい人がいた。

「いや、三浦さんの服も魅力的ですよ。僕はもうあなたに惚れています。」と、鈴村が

会って少しなのにど直球のハートを投げる。

三浦さんが鈴村さんの好意に戸惑っていると

「いやいや、冗談ですよ。ちょっと驚かせようとしただけです」と鈴村が言うと

「なんだ、冗談かびっくりさせないでくださいよ」と三浦さんは、答えた。

ここは合コンなのだから、好意をよせることは間違っていないのだが、

分かりやすく好意をよせるのは相手も戸惑うのではと思っていたが。

加納さんと、どら1の安藤が楽しく2人で話していた。

そして、三浦さんと、どら5の鈴村も仲良くなっていた。

僕は、取り残されて気まずいなと思っていると、前村さんが話しかけてくれた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る