最後まで読んだら絶対にギョッとします!
夜の帰り道の不安感・安心感・心細さ。どれも身に覚えのあるもので、自分事のように感情や光景を思い浮かべながら読むことができました。
この作品で描かれていることは、いつ自分が遭遇してもおかしくない、というか、似たような状況にすでに遭遇したことのある方もいるのではないかと思います。
終盤は祈るような気持ちで読みました。
世の中には様々な事情を抱えた方がいるとはいえ、「不思議な挙動をする人」を前にして、安心しきった状態でいるというのは難しいと思います。
(ホラーにこんなことを書くのはナンセンスですが)そういう時に色々な「かもしれない」を思い浮かべることのできる知識(非オカルト)を得てみるのも良いのではないかと思いました。わからないものは、怖いですから。
(そんなことを考えてしまうくらいに現実味がありました!)