41. 毎日投稿の裏側、語ります
昨年(2024年)三月から、自分に課した課題として「毎日投稿」を続けています。
しかし、五ヵ月目となった七月、悪夢のHDD破損というアクシデントに見舞われ、計画は頓挫してしまいました。同月に復帰後は日課を守り、現在、晴れて一年間の皆勤を果たすことができました。
◆日課の土台となるもの
「毎日投稿」は一つの作品を「毎日更新」ではない分、多少気は楽です。メインで書いている長編小説のほかに、エッセイや詩集も連載していますので、そのうちどれかを投稿すればいいわけでして。
とはいえ、執筆に割ける時間や、書くペースそのものにも波があります。ストックを利用できる日はいいですが、そうでない日は白紙の原稿に向かってひたすら集中するしかありません。
幸い、アイデアのストックは事足りていますので、あとは文章をひねり出すだけです(それが一番難しいという事実はさておき)。
小説やエッセイの元ネタとなるアイデアは、普段からネタ帳ファイルに書き溜めておきます。日頃から感じたことを、そのつど書き殴っておくのです。
◆創作論・詩集
思い浮かんだアイデアが、創作に関するものなら創作論に転用、観念的なものなら詩に起こします。
・この人の論調、何か引っかかるな……そうか、理屈と言葉の綾を混同してるんだ!
→ 創作論のネタにする
・何もかも上手くいかない……つらい……この気持ちを言語化すれば楽になるかも
→ 詩にしたためる
◆エッセイ・感想文
読んだ漫画や聴いた音楽の雑感をその場で書いておくと、あとで感想としてまとめる際に役立ちます。「ライバルの台詞エモい」「イントロのギター格好いい」などの一言でも構いません。
時折「このシーンだいしゅきぃいい!!」とか、(暗黒微笑)とか、走り書きが混入したまま公開していたりしますが、気にしません。小説じゃないので! エッセイなので! と開き直ります。
◆小説(短編)
思いついたそばから草案を書いておきます。起点から終点までの大まかな流れが出来上がっているのが理想ですが、話のベースとなるキャラの関係性や、シチュエーションだけでも構いません。
すぐに原稿に起こそうと焦らなくても、寝かせておくうちに固まってきたりするので、機が熟すのを待ちましょう。
後から浮かんだアイデアを継ぎ足したり、あるいは別で取っておいた草案と融合させることで、最終的なプロットを作り上げます。
◆小説(長編)
傾向としては短編と同様です。
ただし、書き始めた後から思いつくアイデアというのはどうしても出てきます。
長編の場合、長い執筆期間中にそれらの新しい案を抱え続けるストレスが発生しやすいです。
これは私見ですが、基本的に「古い案よりも新しい案のほうが良案」です。
できることならば、新しく思いついたアイデアを活かしたい。ですが、プロットや設定は事前に固まっていますので、容易に変更が利きません。
新案を採用する場合、公開済みの内容と齟齬が生じないよう取り入れる必要があります。
自然な後付けができないのであれば、現行のまま進めるか、設定ごと大幅な改稿をするかを選ぶことになります。
当然、後者は既存の読者を混乱させかねませんので、避けるのが賢明です。
私ならば、使えそうにないアイデアは無理に使わず、短編などの別作品に流用します。
◆真野、毎日投稿辞めるってよ!
以上のような工夫をして続けてきた毎日投稿ですが、めでたく一年という区切りを迎えましたので、今月をもって終了したいと思います。
きっかけとしましては、
・毎日投稿を続けても総PVはそれほど増えない
・❤やコメントは頂けるが、★が頂けないことが多くなってきた(とくに短編)
などが挙げられます。
後者に関しては思うところがございまして、★をつけるに値しない作品と判断されたのでしょう。皆様の評価を真摯に受け止め、これからは投稿ペースを落ち着けて、クオリティのアップに努めてまいりたいと思います。
もう一つは想像ですが、★をつけたことを私の近況ノートで紹介されたくない読者様がおられるのかもしれません。今後は感謝文の簡略化も視野に入れて考えます。
もちろん、応援いただける読者様方への感謝は尽きません。たとえ★に届かなくても、その❤1つ、コメントの一言がどれだけ励みになるか……!
何より、私の創作意欲は一向に衰えてはおりません。四年目以降も、真野魚尾の作品をよろしくお願いいたします。
【只今連載中】恋と友情の痛快アクションコメディ!
『
https://kakuyomu.jp/works/16818093080062396426
【今月の最新作】〝純愛〟ショートドラマ(全3話)
『キューピッドは密やかに微笑む』
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