11. 参考にならない創作論
一口に創作論といっても、大きく分けて三つの方向性があります。
文章そのものに関する技術、作家としての姿勢や心構えを説くもの、そして閲覧数や評価を得るための方法論などです。
中でも、私のような
率直に言って、実績のある作者様にあやかりたい気持ちで拝読するのですが、おすすめされているどの方法も私にとっては分不相応らしく、そうそう上手く事は運びません。
紹介文やタグ、キャッチコピーをこねくり回したり、投稿時間や更新間隔の調整など、思い付く限りの方法は全部試していますが、結果は……推して知るべし、です。
自作品と人気作の露出の差、それに
とはいえ、実際に自作間でも、いくら更新を頑張ってもなしのつぶてな作品と、ある程度放置してもフォローやPVが付く作品との差は感じます。
身も蓋もないことを言えば、「この作品はPV≒広告収入を得られる」とサイト側に判断させるのが効果的なのでしょう。
ただ、その方面へ力を注ぐことは、創作者の本分ではないように思います。
私としても、文章力と宣伝力の両立は高望みだと自覚しているので、以後この手のお話は控えることにいたします。
一方で、創作論を書かれている作家様方のデータ収集、情報の分析や理論構築のハイレベルさにはいつも驚かされます。
私ごときにはとても真似できない、そもそも書いてある内容が満足に理解できない場合もしばしばです。
活用のハードルが高いからといって、参考にならないわけではありません。
一つには無理を見極めて、力を入れるべき方向性を定められます。また、自分にはなかった視点や新たな気付きを得ることもできます。
つまるところ、程度の高い低いよりも、異なる観点に触れることこそが重要であると考えます。
願わくば当創作論も、皆様にとっての他山の石となりますよう。
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