【２章開始】神星領域：ロスト・フォークロア ～超高性能な最新型のポンコツサポートＡＩ【エト】と一緒にテッペンをめざします！～

第47話 【掲示板回】極天至道：シュラノミチを語るスレ

今回は掲示板回で、四月四日の話になります。

ちなみに、話の中に出てくるクロさんはX・Roadのことです。

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【神領】極天至道：シュラノミチについて語るスレ総合Part３０【イベント】

　１２５　名無しの語り手

　：あー！結局、リュートと対戦できずにオレのレート越していきやがった！

　　倍率が高すぎんだよ！

　１２６　名無しの語り手

　：リュートひとりに対して待機した数万人からの抽選だもんな

　　参加したくても出来ねえよ

　１２７　名無しの語り手

　：＞＞１２６

　　分かってたことだろ？

　　全員参加じゃなくて個人を対象にした小規模イベントって告知してたし

　１２８　名無しの語り手

　：＞＞１２７

　　そうだけど、でもやっぱ惜しいだろ？

　　あれだけの報酬をぶら下げてたら

　１２９　名無しの語り手

　：ワイも対戦したかったなー

　　勝った時の報酬がでかすぎｗ

　　いま勝てば【神星の欠片】７０００個以上もある

　　ガチャ引き放題じゃんｗｗｗ

　１３０　名無しの語り手

　：＞＞１２９

　　勝てればな

　　ぶっちゃけこのルールでオレはリュートに勝てる気がしない

　　プレイヤースキルが違いすぎる

　１３１　名無しの語り手

　：＞＞１３０

　　わかる

　　煽りや野次があっても集中が乱れないし

　　エトちゃんの配信を見てればわかるけど

　　対戦相手との反応速度が段違いだよな

　　アバター操作が可視化されてるからよくわかる

　１３２　名無しの語り手

　：エトちゃんの配信かー

　　あれってリュートのチート疑惑を晴らすために始めたんだっけ？

　　クロさんも思い切ったことするよな

　１３３　名無しの語り手

　：＞＞１３２

　　たしかに

　　オーバーテクノロジーの一端とはいえ、いままで秘匿してたのに

　　公開されたときは文字通り界隈に激震が走ってたな

　１３４　名無しの語り手

　：自分の職場は開発系の仕事なんですけど

　　仕事中にいきなり『X・Roadの謎技術が無料公開されてる！』って

　　情報が飛び込んできて上から下まで混乱してましたよｗ

　　同僚が信じられなくて『エイプリルフールはもう終わったぞ！』と

　　叫んでましたねｗ

　１３５　名無しの語り手

　：草

　１３６　名無しの語り手

　：ｗｗｗ

　　オレも同じ状況なら信じられんわｗｗｗ

　１３７　名無しの語り手

　：ウチも同じようなもんだったｗ

　　いまは技術解析のために上司と同僚が配信アーカイブにかじりついてる

　　本人たちは真剣なんだが、普段ゲームしないおじさんたちが

　　かわいい女の子ＡＩの配信を真面目な顔で眺めているのを見ると

　　笑ってしまうｗ

　１３８　名無しの語り手

　：たしかにそれは笑うわｗｗｗ

　　それで＞＞１３４＞＞１３７はあの謎技術についてなにか分かったのか？

　１３９　名無しの語り手

　：１３４です

　　全然ですね。むしろ謎が深まるばかりです

　　なんであの構造で動いてるのか理解出来ない

　１４０　名無しの語り手

　：１３７だ

　　分からないというのが分かった

　　簡単に技術を配信に流すわけだ

　　絶対に真似できないって自負があるんだろうな

　１４１　名無しの語り手

　：あー

　　まあ簡単に真似できんならオーバーテクノロジーなんて呼ばれてないわな

　１４２　名無しの語り手

　：ほんと、クロさんだけ数世代未来に生きてるよなー

　１４３　ゲーマー格闘家

　：リュートに挑戦して負けたものだけど

　　なにか聞きたいことある？

　１４４　名無しの語り手

　：おっ！もしかしてリュートを追い詰めた格闘スタイルの人？

　１４５　名無しの語り手

　：派手な見た目に反して堅実な攻めをしてた人だ！

　　たしかマスターランクの中堅くらいだよね？

　　実際、対峙してリュートの印象と実力はどうだった？

　１４６　ゲーマー格闘家

　：＞＞１４５

　　そうだよー。マスター中堅でうろうろしてるもんだよー

　　あと、追い詰めたと言っても一本も取れなかったからねー

　　リュートって良い噂聞かなかったから身構えてたんだけど

　　話してみたらいい子だったよー。たぶん十五歳くらいかな？

　　思ったより若くてびっくりしたよー。

　　あと実力はー…………予想以上だった

　１４７　名無しの語り手

　：マジか…………リュートそんなに若かったのか

　　それで？実力のほうをくわしく

　１４８　ゲーマー格闘家

　：うん。一応、僕はリュートの対戦切り抜きとか見て対策をしてたんだ

　　銀色とか緋色とかの射撃・斬撃対策をねー

　　彼の反応速度や予測射撃は凄かったけど

　　長くやってるプレイヤーなら弾幕を掻い潜るなんてわけないし

　　刀を振りにくい至近距離の格闘戦に持ち込んで、途中までは押していた

　　そこまでは良かったんだけどねー

　　まさか黒色が出てくるとは思っていなかった

　１４９　名無しの語り手

　：コメントがアイエエエ！？で埋め尽くされたあれかｗｗｗ

　１５０　名無しの語り手

　：あれから形勢逆転したんだよなｗｗｗ

　　でも、ここまで隠してたリュートの手札を引き出した格闘ニキは凄いわ

　１５１　ゲーマー格闘家

　：＞＞１５０

　　ありがとねー。そこから一方的だったねー

　　彼って本当に多才だよ。銃も刀術も格闘戦もどれをとっても一級品だった

　　普通はそれ全部を修めようとすれば中途半端になるはずなのに

　　どんな鍛錬すればあんな風になるのか知りたいねー

　　武術を修めるいち個人としては興味が尽きないよー

　１５２　名無しの語り手

　：格闘ニキはリアルでも格闘ニキなのか

　　上位層ってリアルでも強い人って結構いるよね？

　　やっぱり現実でも鍛えたほうが上手くなるんかな？

　１５３　名無しの語り手

　：っていうかリュート日ごとに強くなってない？

　　初日とは別人の動きに見えるんだけど

　１５４　ゲーマー格闘家

　：＞＞１５２

　　人によるんじゃない？

　　一番強い【魔王】さまとか運動全般壊滅的って聞くし

　　＞＞１５３

　　そうだねー

　　僕も昨日までの強さを基準に考えて痛い目見たよー

　　たった一日でここまで変わるなんてタケノコかよ！って思ったねー

　　本当にどんな鍛錬してんだろ？

　１５５　名無しの語り手

　：タケノコｗｗｗ

　　まあ、あの成長速度見たらその感想は分かるわｗ

　１５６　名無しの語り手

　：にしても、リュートここまで無敗なんだよなー

　　初心者帯からだけど、それでも七十連勝以上だろ？

　　はじめはイベントを勝ち抜いて【魔王】さまに挑戦なんて

　　無謀すぎるって思ったけど、現実味を帯び始めたよなー

　　素直に感心するわ

　１５７　名無しの語り手

　：ここまで来たらリュートにはイベントを完走してほしいな

　　【魔王】さまとの試合を見たい

　　リュートが勝って喜ぶエトちゃんをもっと見れるし

　　エトちゃんかわいい…………

　１５８　名無しの語り手

　：＞＞１５７

　　欲望が漏れてんぞｗ

　　まあ、俺もエトちゃん好きだけどｗ

　　ていうか、ここの住人のほとんどがエトちゃんのファンじゃないか？ｗ

　１５９　名無しの語り手

　：エトちゃんのファンです！　　

　　初配信からずっと追ってます！

　１６０　名無しの語り手

　：同じくエトちゃんの尊き光に目を焼かれた者です

　　エトちゃんは現代に舞い降りた天使なのです

　１６１　名無しの語り手　　

　：ワイは女の子ＡＩなんて興味なかったのに…………

　　それにはまるやつらを嘲笑ってたのに…………

　　もう笑えねえよ――――エトちゃん最高！

　１６２　名無しの語り手

　：ヤバい。スレが変な方向にずれてる

　　だれか！話題を戻してくれ！

　１６３　名無しの語り手

　：他力本願すなｗ

　１６４　名無しの語り手

　：だったら格闘ニキ！

　　なにかほかに話すことないか！

　１６５　ゲーマー格闘家

　：ん？じゃあ、エトちゃんの話題になってるし言おうかなー

　　試合が終わった後、ツーショット撮ってもらったんだ

　　サインも貰ったんだよー。いいでしょー

　　画像貼っておくねー

　　http://xxxxxxxxxxxx

　　http://xxxxxxxxxxxx

　１６６　名無しの語り手

　：は？

　１６７　名無しの語り手

　：は？

　１６８　名無しの語り手

　：絶許

　１６９　名無しの語り手

　：はあああああああああああ！？

　　それはずりいぞッ！！！

　１７０　名無しの語り手

　：てめええええええ！それは許せねえええええ！

　　対戦部屋にこいやああああああ！！！

　１７１　名無しの語り手

　：なんでこの流れでその話題をした！？

　　格闘ニキ空気を読んでくれ！

　１７２　名無しの語り手

　：おい！リュートと【魔王】さまの試合日程が決まったぞ！

　　試合予定日は急だが明後日！

　　リュートが明日を勝ち切ればイベント完走だ！

　１７３　名無しの語り手

　：格闘ニキ戦えやああああ！コラああああああ！！！

　１７４　名無しの語り手

　：負けたくせになに良い思いしてんだてめええええ！！！

　１７５　ゲーマー格闘家

　：お？やる？

　　リュートに負けた鬱憤晴らしたいからかまわないよ？

　　対戦部屋つくるねー

　１７６　名無しの語り手

　：いや……リュートと【魔王】さまの試合日が決まったんだけど……

　１７７　名無しの語り手

　：そんなもんはどうでもいい！！！

　　いまは抜け駆け野郎の制裁が先だ！！！

　１７８　名無しの語り手

　：えー…………

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このあとスレは、ゲーマー格闘家と名無しの語り手たちが始めた試合の話題で盛り上がった。

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当初の予定では掲示板の後にリュウセイ視点の話を書こうとしました。

けど、予想以上に文字数が多くなったので分割することにします。

次話で格闘ニキや『黒色』の話題に触れたいと思います。

格闘ニキの戦闘シーンも書きたかったですけど、この後に続く戦闘回を考えると冗長になりそうなのでカットします。

でも、いつか格闘ニキを登場させたいですねー。