第3話『出会い』

先生の研究室は、密かに未発見大陸と呼ばれていた

それもそのはず、大学の敷地内とは思えないほど、木が多い茂った雑木林のなかに建つ、古い木造校舎に研究室を構えていたから。

ここに校舎があることすらあまり知られていない。

仮にも大学の名誉教授。その業界には名の通った人物のはずの彼がこんなボロ小屋に居所を構えているのには、理由があるそうなのだけれど、その理由を知るものは少ない。

全く手入れのされていない雑木林の木々をかき分け、校舎へと足を踏み入れた。ギシッと床が軋む。


少し大きな地震が来たら、一発で終わりなんじゃないかしら?

そう心配せざるを得ない。

軋む床を踏みしめながら、階段を登り二階へと上がる。

この校舎には、先生の研究室しかない。他の部屋は、他学部の廃材置き場も同然の具合だ。

埃臭い廊下を進み、二階奥の扉までたどり着く。

扉には『沓九』と手書きで書かれた黄ばんだ紙が貼ってある。

私は扉の前で一度深呼吸してから二度、ノックをした。

中から、どうぞという声がしたので、そっと扉を開ける。


「失礼します」


「美代くん。いらっしゃい」


私が扉から顔を覗かせると、先生は和かな笑顔で片手を上げた。

書類やら、専門書やらが乱雑に積み上げられた山。

その中央にあるソファに腰掛けているのは、ヨレヨレの寝間着を羽織りヒゲも伸ばしっぱなしになっている初老男性。

理学部の名誉教授……沓九青玄は、眠そうな目をしてパジャマのまま、紅茶を嗜んでいた。


「寝間着じゃないですか」


「ああ、今起きたばかりなんだ」


誰が見ても寝起きとわかる。

埃の匂いと紅茶の匂いが混ざって、なんとも複雑な香りが部屋中に充満している。


「家には、帰られていないんですか」


「なかなか忙しくてね」


「遠いですものね。先生のお宅」


先生の家はここから電車を乗り継いで2時間の片田舎にある立派な邸だ。


「大学の近くに引っ越してはいかかがですか?」


「いや、私はあの家が好きなんだよ。田舎ならではの空気感がね。老後は、あの家で庭の手入れでもしながら孫の面倒をみたりして、ゆったり過ごしたいんだ」


平和な老後、か。重要な学会を控えているのに呑気なものである。


「それはそうと先生。私にご用があったのでは?泉谷くんから、先生が私をお呼びだと聞いたのですが」


「そうなんだ。まぁ、座ってくれ。紅茶でいいかな?」


「おかまいなく」


先生に促されるまま、ソファに腰掛ける。

モワッと埃が舞い上がり、窓から差し込む光を反射してキラキラと光る。

……そろそろ掃除してあげよう。


「どうだい?最近の調子は」


先生にしては珍しい、ありきたりな会話の始まり方だ。

だけど私は、世間話をするためにわざわざこんな所にきたわけじゃない。


「まぁ、そこそこです」


「何か困っていることとかは?」


「特には」


「うむ」


先生は、何を聞きたいのだろう?大方、次の学会の手伝いを頼まれるものだろうと思っていたけれど。


「君は優秀だ」


「え?……ありがとうございます」


突然のお褒めの言葉に、どう反応したらいいのかわからなくなる。


「だが、君には足りないものがある。なんだと思う?」


先生は目を瞑りながら顎を撫でている。

私に足りないもの?


「そんなの、たくさんあります」


「私はね、美代くんのことは我が子のように思っているんだ」


先生は湯を沸かしながら、優しい声でそう言った。

私には、両親がいない。

物心つく前に交通事故で2人とも亡くなった。

だから、私は親の顔を覚えてもいない。


親族のいなかった私は、それ以来施設で育った。

高校三年生の頃、就職を考えていた私の前に現れたのが沓九先生だった。

沓九先生は、亡くなった父親と古い友人だったという。

そして私に、両親のことをたくさん語ってくれた。

私の父親も沓九先生と同じく数学者だったこと。

一人の女性に心を奪われて、数学の道を捨てたこと。

私の両親のことを話す先生は、懐かしそうに笑っていた。


そして先生は、私に地元の有名大学であるこの大学へ進学するよう勧めた。

私は、大学に進学するなんて考えたこともなかった。自分の境遇からも、そんなことは夢のような話だった。


先生の計らいで、特待生としてこの大学に入学し今に至る。おかげで、奨学金を受けられ、一人暮らしもできている。

大学に入学して、先生と過ごす時間も増え、私は沓九先生のことを本当の父のように慕うようになっていた。


「先生には、感謝しています。本当の娘のように接してくれて」


「私も、君のような子が本当の娘だったらどんなに嬉しいか」


先生が親だったら、どんな人生だっただろう。きっと朝から晩まで、大好きな数字の話をして、一緒にパズルを解いて……楽しい子ども時代をおくれたことだろう。


「ところで、君には恋人はいるのかね?」


「へ?」


突然の問いかけに、間抜けな声が出た。


「恋人。もしくはそういう関係になりそうな人間がいるかね?」


先生から、この類の質問をされるとは思わなかった。


「いませんけど……」


「これまでは?」


「そういう人は、一人も」


そもそも、恋愛というものに興味がなかった。


「私は恋をしたいとは思いません」


「なぜ?」


先生がカップに湯を注ぎながら首を傾げる。


「だって」


愛は人を壊す。

どんなドラマを見ても、そう感じる。

誰かを愛しさえしなければ、人として大成したであろう人物。

そういう人間を多く見た。

私の父でさえも。

母を愛し、私を産む未来を選ばなければ、先生の隣で共に研究を続けていたかもしれない。


「恋愛というのは、煩わしいものでもあるが、実に素敵なものだよ」


私の心を読んだかのように先生は言った。


「君は父親に似て、数学という分野では優秀だ。やがて世界で有数の数学者になるかもしれない。……だがね、それだけが幸福ではないと思うんだよ」


回りくどい言い方だが、先生の言いたいことはつまり…


「私に恋人を作れと言っているのですか?」


「まぁ、直球で言えばそういうことだ。理論だけではわからないことがある。実際に経験して見なければ」


意外だ。先生からそんなことを提案されるなんて。


「とは言っても先生…」


私が言葉を発しかけた時、いきなりバンッと大きな音を立てて、扉が開いた。


「この校舎怖いんだよ!こんなとこに呼び出すなよ、親父!」


乱暴に扉を開いた、その人物は大きな声で叫んだ。

私は驚いて振り返る。そこにいたのは、一人の男子学生だった。

私の存在を予想していなかったのか男子学生はハッとして、私に軽く頭を下げた。

……登場の仕方の割には、ちゃんと礼儀正しい。

服装から見て、理学部の生徒ではなさそうだ。シンプルだが、どことなく洒落た服装。堂々とした物腰から、いかにも集団の中心でクラスの人気者…みたいな印象を受ける。


「航青。いいところに来た。ささっ、こっちに座りなさい」


先生は男子学生に対して親しげに手招きし、自分の隣に座るように促す。


「なんなんだよ……」


航青……と呼ばれたその人は、文句を言いつつも素直にしたがって、先生の隣に腰掛けた。

私と向き合う形になり、沈黙が流れる。


「お前たち。ちょっとお付き合いしてみなさい」


先生が極めて軽く言い放った。


「は?」


「はぁ!?」


私たちは、ほぼ同時に同じようなリアクションをした。

状況の整理が追いつかない。

付き合う?この目の前にいる人と?

そもそもこの人は一体……。


「美代くん。こいつは沓九航青。こんなに頭は悪そうだが、私の息子だ」


「頭悪そうで悪かったな!」


軽く沓九先生の肩を殴る沓九航青。


「……先生の息子さん?」


そういえば、沓九先生は息子が一人いると言っていた。

会ったこともなかったし、名前も知らなかったが。


「航青、こちらは水本美代くん。私の教え子なんだ」


「り……理系女子なんですね」


沓九航青は苦笑いしながら、私を見た。

見飽きた反応。

他の学部から、理学部の女子はとにかく理知的でお堅いと思われているらしい。ゆえに他人から敬遠されがちなところがある。


「てか、付き合うってどういうことだよ親父!」


そうだ。その話だ。

私も問いつめたいところだ。


「なんだ、航青。どうせお前、恋人いないだろう?」


先生がティーカップを私と沓九航青の前に置いた。

最初から2つ準備していたらしい。


「いや、確かに今はいないけど、は?え?でも初対面だし。いきなりそんなこと言われても……ほら、この人も困ってるだろ!」


私を指す沓九航青。指ではなく、手のひらを上に向けているところから、なんとなく人への気遣いが見える。不思議な人だ。きっといい人なんだろう。

だが、それとこれとは話が違う。


「先生。いくらなんでも、いきなりすぎます」


私が少し口調を強めにそう言うと、先生はウインクをした。


「恋はいつだって突然に、さ」


何言ってるんだろうこの初老は。呆れてものも言えない。


「あの、私帰ります」


スッと立ち上がると、先生は慌てたように私を止めた。


「待ってくれ美代くん!航青はこう見えて、人情にはあつい奴なんだ」


「……はぁ」


「いやいやいや、ちょっと待てって親父」


息子もかなり動揺しているようですが…?


「先生には悪いんですけど。やっぱり私、恋人とかつくる気はありません。……ましてや、先生の息子さんなんて」


「私の息子だからだよ。気軽に、まずはお友達から始めればいい。何か気に入らないことがあれば私に言えばいい。私が叱ってやる」


「おいおいおい」


先生の意図は、わからないこともなかった。先生は、私に人を愛することを知って欲しいのだろう。そして、『家族』の温もりを教えたいんだろう。

そのために、最適な人物として自分の息子を選んだ。


「……」


ふと沓九航青と目があい、私はすぐにそらしてしまった。




「えっ!航青?」


泉谷くんが驚きのあまりカレーのスプーンを落とす。私は、大学の食堂で泉谷くんと一緒に昼食をとりながら先日のことを話していた。


「泉谷くん、知ってるの?」


泉谷克彦くんは、同じ理学部の同期で、専攻も一緒だ。そのため授業が被っていることが多く、よく一緒に行動している。

周りからは、付き合っているのかと誤解されることも多かった。

確かに気は合うし、共通の興味もあるが、お互いそういう気持ちはない。

大切な友達だ。


「知ってるも何も…幼馴染だよ。まぁ、学部は違うんだけどな。あいつは社会学部」


「あぁ、あの賑やかな……」


社会学部には、あまりいいイメージがない。一般教養の授業などで講義が被ることがあるが、彼らは授業中もおしゃべりがうるさく、教授の話など聞かずに遊んでばかりいる。

なんのために大学にきているのか、わからないような人が多い印象だ。

みんながみんなそうではないだろうから、一概には言えないけれど……。


「へー、航青をね……沓九先生が」


落としたカレースプーンを紙ナプキンで拭きながら、泉谷くんは何か考えているようだった。


「沓九先生も美代のこと考えて、してくれたことなのかもしれないな」


「それはそうかもしれないけれど」


「お似合いっちゃ、お似合いかもな」


「え?」


泉谷くんがスプーンでカレーをすくう。


「大事にしてくれると思うぞ」


意外だ。泉谷くんにはなんとなく『やめとけ』と言われるような気がしていた。


「いえ、まだ付き合ってるわけじゃないのよ」


「まー、でもそれを前提に会ったりしてるんだろ?」


「……二人で会うのは、今夜が初め」


「え?こ、今夜?」


泉谷くんがポカーンと口を開けている。


「今日の晩、一緒に食事してこいって……沓九先生がいつのまにかレストランを予約してて」


「わお、手厚いサポートだな」


「ああいうタイプの人と関わったことないから、何を話せばいいのか」


「気楽に行けばいいんじゃないか?もし、それで話が合わないんなら、無理に付き合う必要もないし。いくら沓九先生の引き合わせといっても最終的に決めるのは自分たちなんだからさ」


「そうよね」


「腐っても、沓九先生の息子だからな。仲良くしといて損はないと思うけど」


「……うん」


先生の息子だから。そういう気持ちで接するには少し罪悪感がある。



想像していたよりも立派なレストランだった。

ホテルの最上階で、窓際の席。綺麗な夜景が臨める。

周りでは、気位の高そうな貴婦人や紳士たちがワインを嗜んでいた。

……明らかに、私たちは浮いている。

青いワンピースに白いカーディガンというシンプルな服装で来たが、場違いじゃないだろうか?

まあ、目の前に座っている航青さんはジーパンだしなあ……。

お互い緊張気味の中、黙ってじっと座っていると、ほどなくして料理が運ばれて来た。

ボーイさんは、料理名と食材の説明をしてくれたが、結局何の料理なのかはさっぱりだった。

ちょっとおしゃれなサラダ、という印象しかない。

ふと顔を上げると、航青さんが綺麗に並べられたフォークやナイフの中から、どれを手に取るか悩んでいた。


「多分外側からかと」


「そ、そうなんですね!ありがとうございます」


ギクシャクとした雰囲気のなか、黙々と食事をする。


「こういうとこ、慣れてらっしゃるんですか?」


沈黙に耐えきれなくなったのか、航青さんが口を開いた。


「いえ、全然」


「……そうですか」


「……」


「……」


……また沈黙が続く。


「……すみません。うちの親父が勝手に」


「いえ、こちらこそ……」


いたたまれない空気。誰でもいいから助けて欲しい。今からでもいいから泉谷くんを呼ぼうか。


「えっと、美代さん?でしたっけ」


「はい」


「理学部なんですよね」


「はい。沓九先生には色々とお世話になっております」


私は軽く頭を下げる。それにつられたように彼もぺこりと頭を下げた。


「いやいや、こちらこそ親父がいつもお世話になってます」


「……」


「……」


また沈黙。さっきから、航青さんにばかり話題を振らせている。

そろそろ、こちらからも話題を振らないと……。


「えっと、航青さんはおいくつなんですか?」


おそらく、一つか二つ上だろうか?年下ではなさそうだし……。


「え?あぁ、一応ハタチです」


「二年生ですか?」


「そうです。美代さんは?」


「私もです」


「あ、同い年なんですね!しっかりしていらっしゃるから、てっきり年上かと」


航青さんの顔がパッと明るくなったような気がした。

ひょっとしたら、私のことを年上だと思っていたから緊張していたのかもしれない。


「そんな、しっかりだなんて……私は、航青さんの方が年上かと思ってましたよ」


「え!そうですか?なんか嬉しいな。俺、よく幼く見られることが多いから」


「そうなんですね。意外です」


彼は照れくさそうに頭を掻いた。笑っている顔は確かに少し幼く、まだ少年っぽさも残っている。


「美代さんは、お酒とか、よく飲まれるんですか?」


「そんなに飲まない方ですね。付き合い程度です。弱いわけじゃないんですが」


「そうなんですね。……俺、こういうレストラン慣れてなくて、この雰囲気の店ってワインとか頼むのが普通なんですかね?」


「さぁ……?わかりません。でも、なんかビールとか頼みにくいですよね。周り、みんなワイン飲んでますし」


「参ったな。俺、ワイン苦手なんですよ」


「……私もです」


そもそも、ワインなんて飲む機会がない。


「飲むっていったら大抵安い居酒屋だし……」


「そうですよね」


私が頷くと、航青さんは意外そうにこちらを見た。


「美代さんも居酒屋とか行くんですか?」


「はい。同期とよく行きます」


同期といっても私は友達が少ないから、大抵は泉谷くんとだ。


「へー、意外だな。美代さん綺麗だし、なんか深窓の令嬢タイプかと…居酒屋なんていかないと思ってました」


「全然そんなことないですよ。汚い居酒屋とかの方が逆に落ち着きます」


「わかります!汚い居酒屋いいですよね!」


航青さんの声が大きかったらしい。近くに立っていたボーイさんがゴホン、と咳払いをした。


「……お酒だったらビールですか?」


ボーイさんを気にしながら、彼がそっと小声で尋ねる。


「はい。カクテルとかワインとか、よくわからないし、ビールが一番好きです」


「ビールといえば、アテは?」


アテ?つまみのことだろうか。私は自分でメニューを選ぶことがないから大抵泉谷くんが選ぶ。

泉谷くんがよく注文するのもといえば…。


「ポン唐?」


「ポン唐!」


「ゴッホン」


嬉しそうに叫ぶ彼。再度咳払いするボーイさん。


「……俺、美代さんのこと勘違いしてました」


「え?」


朗らかに航青さんが微笑む。


「理系女子って、どうしても理論的でお高くとまってるイメージがあって。でも美代さんは、全然お高くないですね!」


無邪気な少年のような笑顔だ。


「それはそれで複雑ですね」


「あ、すみません」


「……ふふ」


私は、おかしくなって笑ってしまった。彼も恥ずかしそうに笑った。


「あの、俺が知ってる店の中で最高に汚い居酒屋あるんですけど……よかったらこの後行きませんか?」


「いいですね」


私がそう答えると、航青さんは目をキラキラと輝かせた。


「よしきた!じゃ、さっさとコース食べきっちゃいましょう!どうせ皿の割にちっちゃいもんしか出てこないし」


「航青さん。声が大きいですよ」


「あっ、やべやべ」


彼は、ボーイの方をチラッと見て、運ばれてくる皿の上の高級そうな料理を、勢いよくかきこんでいった。



レストランを出た後、私たちは航青さんのオススメの居酒屋へと向かった。

予想以上に汚い居酒屋だったが、どことなく懐かしさも感じるいい場所だった。そこで、私たちはいろんな話をした。両親は物心つく前に交通事故で亡くなったこと。沓九先生に勧められて、この大学へ進学したこと。

航青さんからは、沓九先生の家庭での様子や実家の話を聞いた。

彼の実家は電波のつながりにくい田舎で、テレビは3チャンネルしかうつらない。

でも彼はテレビが好きで、将来の夢はアナウンサーになること。

そのために、社会について勉強をしていること。

共通の知人として、泉谷くんの話もした。

幼馴染なだけあって、私の知らない彼の意外な一面を聞くことができた。


酔っ払って帰れなくなった彼を、私の部屋に連れて帰った。

彼は酔っ払うと泣き上戸になるらしい、ほとんど何を言ってるのかわからなかったが、わんわんと子どものように泣く彼を一人で電車に乗せるわけにもいかなかった。

私の家に着いたあとも、ぐすんぐすんとソファーで泣いていたが、気が付くと眠っていた。

まるで、身体だけ大きな子どもみたいで、私は彼の寝顔を見て笑った。

そして、次の日の授業は2人揃って寝坊し遅刻した。


その後も、私たちは時間さえ合えば、よく飲みに行った。

新しく見つけた汚い居酒屋の情報を交換しあった。

そしてだんだんとお互いのために時間をつくって、会うようになった。

そうして交流を深めていくうちに、私たちは徐々に惹かれあい、まんまと先生の望み通りの関係となったのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る