第70話 『070 コカトリスの牧場』

『070 コカトリスの牧場』


 守護魔物とは?


 クモーナから聞いた聞き慣れない言葉。


 名前からして守っているという意味に聞こえるけど、本当に守るなんてあるのかな。


「魔物には特定の植物などを守る魔物がいると聞いた。コカトリスが薬草を守護していたとも考えていい。コカトリスは森で見たものはいない。蜘蛛族も見ていない」


「偶然に私が伝説種を発見したことで、コカトリスと遭遇したのかな」


「エルサが薬草を発見したから、コカトリスと会えた。そう思っていいですね」


「エルフ族も見たことないと?」


「見てない、ドワーフ族もないでしょ?」


「ありません。大きな鳥だわ。これ卵を生むわね」


「鳥だから卵だね」


「牧場にいれば、そのうち卵を生むかな、俺は卵は好きだから楽しみにする」


 コカトリスは鳥の魔物に分類される。


 大きさは、ニワトリよりももっと大きくて、ダチョウと同じくらいかな。


 ダチョウは動物園で見たことあった。


 現在はおとなしくなっていて、暴れてはいなくて、卵を生むなら期待したいところ。


 卵は大好きな食材で、シンプルに卵焼きもできるし、美味しい。


 難しいかなと思った卵が入手できる期待感で楽しみが増えた。


 もちろんコカトリスが卵を生んでくれるのが前提だが。


 気になるのは点で怖いのはシロか。


 日本にいたら猫は鳥を襲うと言われるし、シロは山猫であるから、新たに来たコカトリスに攻撃をするのではと心配になる。


 シロにコカトリスを攻撃するな言っておこう。


「おいシロ、シルク、新たに来たコカトリスに攻撃をしたらダメだぞ」


 にゃ~。


 俺が言うと、にゃ~と鳴いた。


 理解したようだ。


 シロは猫だけど、俺の言うのを理解してくれるのは、きっと通じていると思いたい。


 ただコカトリスは強いから、多少の攻撃を受けても死ぬことはないが。


 オガーナにお願いするのは、新たに森を開拓する土地がいることで、大木を斧で伐採してもらう。


 重労働になるな。


 俺も手伝いを開始し、ドワーフ族のみんなも木材を運んだりしてくれ、蜘蛛族は糸を使い、雑草を取ってくれた。


 すると見る間に開拓されていき、広くなったから、柵を地面にさして、コカトリスの牧場の完成となる。


 みんなでやると速いな。


「さあ、コカトリス、ここに入りなさい」


 命令すると4匹のコカトリスは牧場に入り、牧場に魔物が増えた。


 牧場を作ってまだ数日だが、もの凄く早いペースで増えている。


 このペースで増えたら、牧場は村になるし、もっと人口が増えたら町にも発展可能だろう。


 そうなると夢が広がるな。






◇牧場


イノシシ

魔物



オーガ族

オガーナ 女



シロ

山猫 オス



シルク

山猫 メス



シロの仲間

山猫8匹



マンゴーランド

植物の魔物



ハウスイーター

家の魔物



エルフ族

エル  女

エルナ 女 着火スキル

エルサ 女 採取スキル

エルミ 女

エルカ 女 攻撃魔法



ナメタケン

キノコの魔物



蜘蛛族

クモーナ  女 蜘蛛の巣で魚取る

クモールラ 女 バスタオル

クモーゼラ 女

クモーミン 女 蜘蛛のハンモック

クモーテ  女

クモーマリ 女

クモーアル 女

クモーヤン 女

クモーケラ 女

クモーリン 女



水路



露天風呂




魔王バチ

ハチの魔物



ドワーフ族

ドワーネ  女 採掘スキル

ドワード  女 錬金術スキル

ドワージュ 女

ドワーシス 女

ドワーリア 女

ドワーキリ 女

ドワーチェン 女

ドワーミル 女

ドワーユ  女

ドワーニャ 女



コカトリス

鳥の魔物

4匹

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