第60話 『060 ベッドを追加する』
『060 ベッドを追加する』
ドワーフ族が来て、家の確保は俺の仕事になった。
そこでハウスイーターの子供に来てもらう。
子供の家には、まだベッドは足りないからドライフードを大量に出しておこう。
子供の家も成長すれば家が大きくなると思うからだ。
たくさん食べてくれ。
「ここは、あのハウスイーターなのか!」
「ハウスイーターは森でも冒険者キラーとして有名ですが!」
「ユウタの命令に従うから安心していいです」
「ベッドが足りないんだ、増やしてほしい」
「何をしている? 床に置いたのがペットフード?」
「ハウスイーターに食べてもらう。ベッドが増える」
「変わったスキルです。見たことのないスキル。しかもハウスイーターは入ったら二度と出られない魔物だというのに」
「ここに住んでいいよ。オガーナ達はもう一つの家があるから」
「住みません」
「住みません」
「待ってユウタ。ここは魔物の家ですから、我々ドワーフは住めません」
「心配はない。俺の命令には逆らわないから。ドワーフ族の家にするように言うよ」
「本当にですか?」
「大丈夫です」
「ユウタを信じます」
「ありがとう。みんな歓迎するよ」
「食料は牧場の物を食べているのですか?」
「そうだね。牧場にはイノシシ肉があるし、マンゴーもある。川が近くにあるんで、魚も取れる。ナメタケンも栄養があり美味しいさ」
「楽しみです。なぜならドワーフは身長は低いですが、食欲は豊富なの。みんな良く食べる」
「えっ、食べるんだ。意外だな。あまり食べなく思える」
「採掘は力がいるし体力も使う。普通に食べていたら、体力がもたないのです。だから食事はいっぱいお願いします」
「わかった。調理はオガーナがするから、頼むさ」
「任せな」
「オーガ族の調理は食べたことがない」
「ふふ、こう見えて意外と繊細な調理をしますのよ。蜘蛛族も満足している」
「こう見えてとは失礼な蜘蛛だ。オーガ族は体は大きいが、調理はできるのさ」
ドワーフ族の中にはまだ牧場を信用していないから、不安になる。
それも日にちがたてば理解してくれるとは思うから、説得して住んでもらった。
直近の課題は、ベッドが足りない点。
ハウスイーターにドライフードをあげて頼みをし、近日中には部屋が増えれば課題は解消かな。
魔力でハウスイーターは家具を作るのか、ユニークスキルなのかは仕組みは俺も知らない。
ちなみにドワーフ族の新たな10人な名前は、
ドワーネ
ドワード
ドワージュ
ドワーシス
ドワーリア
ドワーキリ
ドワーチェン
ドワーミル
ドワーユ
ドワーニャ
この10人。
名前が覚えにくいな。
蜘蛛族と同じで、混乱するぞ。
顔と性格で名前を覚えるしかないか。
全員が女性であって、俺よりも若く、しかも可愛い。
可愛い理由はわからないが、身長の低い女性が好きな男もいる。
身長はみんな低くてドワーフ族の特徴は受け継いでいる。
予定として、ハウスイーターの子供の家に定住してもらおう。
牧場にとって特典なのは、彼女らは採掘ができるから、鉱石、金属を集められる利点がある。
金属を加工、錬金すれば牧場に使うことも可能となるな。
今までは木材しかなかったかけど、色々な用途はあると思う。
例えば調理の道具や食器類も作れるし、調理の幅も広がると思う夢は広がるな。
短期間で牧場の人口がまたも増えたのは歓迎したいです。
異世界転生して間もない期間にて、人口増加の速度は早いよな。
日本で読んでいた異世界ものでもハーレム要素は必ずあるけど、この増え方は早いのではと思う。
ただエルフや蜘蛛族みたいに、ハーレム化することもあり得ないわけではないのは注意がいるか。
すでにオガーナとエルフと蜘蛛族で16人の女性とハーレム化している生活になっているから、そこへ10人を追加したら、26人もの女性とハーレムになるのは、逆に苦労もある。
なぜなら全員を平等に扱う必要があるからだ。
男は牧場では俺しかいないので、とても難しいのは不平等に扱うと女性陣から不満が噴出しかねない。
女性が怒ると怖いと初めて理解できた気もする。
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