第43話 『043 イノシシの補充』

『043 イノシシの補充』


 風呂が完成して、気分はすっきりした。


 オガーナも最高ですと言っていた。


 風呂に入ると、ひときわオガーナは体が筋肉があるのがわかる。


 アスリートのような肉体美。


 蜘蛛族のクモーナなどは、筋肉はない。


 むしろ細い体型をしているけども、お尻はムッチリと膨らんでいて、先っぽは尖っている。


 先端からは糸が出る構造だ。


 日本のクモと似た構造をしているようだ。


 どうやって糸が体の中で作られているかは謎である。


 しかも自在に放出できるのは蜘蛛族にしか無理だろう。


 クモールラの糸からはバスタオルが作れる。


 触った感触はふわふわ。


 ホテルのタオルのような柔らかな素材に思えた。


 もしかしたら糸には価値があるのかもしれない。


 クモールラ本人はわかっていなくて、最高級の素材の糸っぽい。


 他の蜘蛛族のクモーゼラ、クモーミン、クモーテ、クモーマリなどもいるが、みんな糸が出せるので、個性がありそうだ。


 風呂に入り、ゆっくりとしたくなる。


 ハウスイーターの家へ。


 椅子に座ると、眠くなります。


 今日は風呂に入れて充実した日になった。







 朝になった。


 森に出かけるとした。


 目的は特になくて、クモーナと牧場の付近を探索する。


 特にイノシシが欲しいか。


 けっこうなペースで食べているからで、子供が生まれているけども、食べるペースが早い。


 毎日食べると減ってしまうのだ。


 そこでイノシシを探しに行きたい。


 イノシシは最初に出会った魔物。


 牧場の付近に生息していると思う。


 クモーナはイノシシが良く出る場所を知っているらしい。


「イノシシの群れです」


「数はいる。数えると20匹はいるな。全匹を牧場へと持ち帰りたい」


「ユウタのドライフードを出すのね」


「ドライフードをイノシシの群れに投げるよ」


 イノシシの群れに遭遇。


 20匹いれば大量に確保できるチャンスです。


 ドライフードを大量に投げると地面に転がるドライフードを食べ出す。


 予定通りにドライフードを食べてくれたから、捕獲は成功だな。


 楽勝で20匹を入手し、牧場へ来るように伝える。


 そこまでは良かった。


 計画通りに来ていたのに、予定外が起きた。


「ユウタ! あれを見て」


「イノシシ、いや、巨大なイノシシだ」


「メガイノシシですね、イノシシのボスでしょう」


ーーーーーーーーーーーー


☆☆☆をもらえると


頑張れます


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