第32話 『032 エルフ族の胸が』
『032 エルフ族の胸が』
夜になってハウスイーターの家で寝る。
オガーナが先にベッドに入るとエルが、
「ユウタと寝るので、向こうに行け」
「私に命令するな。エルフ族は私よりも後から牧場に来た。渡しが優先だ」
「ユウタはエルフ族を好んでいる。夜はエルフ族がユウタを独占する」
「勝手なことを。ユウタは私が先に出会った。だから私のものだ」
なぜかオガーナとエルフ族で俺のことで言い争いになる。
俺は巻き込まれたくないので、先に寝る。
◇
翌朝になると、牧場の様子にまたも変化があった。
まずイノシシの子供が大きくなっていること。
昨日生まれたばかりなのに、もう大人に近い成長をした。
「もう大きくなっているな。俺のペットフードの影響か」
凄い成長であるが、オガーナもジャーキーを食べているけど、さらに身長高くなるとかあるのかな。
すでに俺よりも身長高いですから。
マンゴーランドの子供も成長していた。
小さな木だったのに、成長して俺と同じ高さまで伸びていた。
まだ子供の木はマンゴーは実っていない。
そのうち実りそうだな。
シロの山猫らは元気そうだ。
仲間が増えたからか、10匹はじゃれあったりしている。
ナメタケンはおとなしい感じだ。
まあキノコなのでじっとしているようです。
「大変ですユウタ」
「どうしたエル。深刻そうだが」
エルとエルフ族の女の子が俺に集まる。
何か変な感じするが、深刻のことでもあったみたいだ。
「はい、その、エルフ族の胸が大きくなりました!」
「ええ!」
「ほら」
「確かに大きくなったような」
「触ればわかります」
「見ればわかるよ」
「ペットフードの影響です。エルフ族が食べると胸が大きくなるのです」
「そんな効果があったのか」
「ありがとう」
「こちらこそ」
ありがとうと俺にお礼をするも、こちらこそありがとうだろう。
ペットフードは成長させる力が強いようだ。
元々エルフ族の胸は大きかったのに、さらに大きくなった。
しかしオガーナは何も言わないが。
「オガーナはどうなの?」
「私の胸は初めから大きいからな」
「自慢か」
牧場の様子を見るのは日課で、イノシシとマンゴーランドに水分を与えるのは俺の仕事だ。
たっぷりと水分補給させておく。
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